[水彩画カリキュラム #3 - グリザイユ(2)] 角錐角柱相貫体(透明水彩)


今日は、水彩画カリキュラムの第3回目 - 「グリザイユ」です。


「グリザイユ」とは、限られた数色の彩度の低い色だけで描く画法のことです。

今回のモチーフは、角錐角柱相貫体の石膏。角錐に長方形のブロックが突き刺さったような形で、これをグリザイユで描きます。

前回仕上げたエスキース(小下地)の構図を参考に、透明水彩でパネルのデッサンです。

1. 角錐角柱相貫体

角錐角柱相貫体の石膏


これを透明水彩のグリザイユ(プルシャンブルーとバーントアンバーの2色のみを使います)でモノトーンで描きます。

ちなみに生徒さんのサンプルはこんな感じ


前回のエスキースを見ながら、パネルに鉛筆で薄く構図を描きます


まずはいつもの16分割


エスキースを忠実に模写すれば構図は難なく決まるはず


決まるはず。。。が、四角柱が三角錐に突き刺さる位置が激しくずれてしまう。。。


四角柱を太く修正してみました


それでもダメ。。。エスキースを忠実に模写ではなく、モチーフを見てデッサンしなければ上手くいきません。

先生にエスキースを取り上げられて、そのおかげで何とかリカバリー 笑


意外にスンナリとできました!


やや四角柱の右側が垂れてしまっている


微調整


左側はOK


練り消しで余計な線をほぼ消去


太い線は消して2Hでうすーく残しました


さあ、いよいよ透明水彩画でデッサンです!


いろいろ準備


グリザイユは2色(群青と深いこげ茶)のみ


太い刷毛で地面を塗ります


一度塗ったらドライヤーで乾かします


重ね塗りして濃くします、水彩画は鉛筆と違ってあっという間に塗れますね


またドライヤー


今度は上部を薄く塗ります、細かい部分は小さな刷毛で


影を追加


角錐角柱を塗ったらやや茶色過ぎ、しかも影がダメダメに 笑


青を混ぜて影も修正、2時間弱で完成


OK出たのでイニシャルを入れて完成!


これで透明水彩の基本を無事に終了、次回は不透明水彩(ガッシュ)でパプリカを描きます。

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