今日は、デッサンカリキュラムの第30回目 - 「ミロのヴィーナス」(7)です。
実に7回目のレッスン、今日でようやく完成の見通しです。
1. ミロのヴィーナス
前回は鎖骨の段差、上まぶたのひさし裏などを修正しました。
今日はこの状態からスタート
7回目となると、もう修正し尽くした感があるのですが。。。先生からは以下の指摘を。
1. 耳の描写が甘くなっている
2. 鎖骨の感じが出ていない
ということで、まずは、耳の輪郭と上のウェーブをやり直しすることに。
なんだか気に入らないので練り消しを使って大部分を消去
一部を中途半端に残しても描きづらいと思い、一気に全部を消去しました!
すると。。。先生から「全部を消去するのは絶対にやってはいけません!」
デッサンで「全消し」はご法度ということでした。。。
ということで、今日も復旧作業から 笑
耳の輪郭と上のウェーブもやり直し
ビフォー
アフター
我ながらナイスリカバリーでは?
先生からは、「復旧作業早かったですね!」とお褒め(?)の言葉を
次は前回に引き続き鎖骨の描写。
石膏像の見た目には鎖骨は全然目立たないので、一体どうやって描写したら良いのか皆目見当がつかない。。。
先生からのアドバイスは、濃淡をつけて鎖骨の存在を表現してください、と。
そして、首回りも筋をもっとはっきりさせて、首が重い頭を支えているように、と。
首の描写は非常に大切で、甘いと、人物画は全然ダメになってしまうということです。
確かに、言われて見れば、左右ともにのっぺりとし過ぎているような気もします。
そこで、やや誇張気味に鎖骨があるだろうという場所の前後に濃淡を加えてみました。
なかなか良い感じになったのでは?
実際の石膏像にはこんな濃淡はありません
先生からは「見違えるほど良くなりました」と!
あとは、首筋と顔の側面の濃淡にメリハリを加えます。
首筋は3Bでさらに塗りつぶし
右の肩から下をハッチング
石膏の小さなボツボツが埋没しているので再現
ヘアバンドの部分のトーンを抑えます
これでどうでしょうか?
正直もうこれ以上ヘタに手をつけたくない
ミロのヴィーナスのデッサンは、突き詰めると永遠に作業が続いてしまう。。。
下の写真を比較するとわかるのですが、見る角度がほんの少しでも変わると、表情も激変するので模写が大変なんです
そして。。。先生からよ~うやく合格が!
ああ、やっと合格した。
今日で7回目なので、4時間x7回で合計28時間をミロのヴィーナスに費やしたことに 笑
以下1回目から7回目までの変遷です。
4回目終了時点のデッサン - 全体をハッチング
5回目終了時点のデッサン - 髪の毛のカクカク感の追加と顎の輪郭を修正
6回目終了時点のデッサン - 上まぶたのひさし裏
7回目(本日)終了時点のデッサン - 鎖骨の段差
こうやって比較してみると、5回目以降はほとんど変わっていないように見えますね 笑
石膏像と比較してもまずまずの仕上がりでは?
今日のノートです
ミロのヴィーナスが完成したので、これでデッサンカリキュラム全15作品はすべて完了。
2. デッサンカリキュラム全15作品
昨年12月から週一のペースで通い始めた絵画教室、8か月(受講30回)を要して以下の全15作品が仕上がりました!
8. かぶ
9. 足(2回)
10. 棒を持つ手- その1(2回)
13. 布を持つ手(4回)
14. 大顔面(2回)
15. ミロのヴィーナス(7回)
無限に広がる絵画の世界のまだ序の口ですが。。。
ちなみに、美大受験を描いたアニメ『ブルーピリオド』を次女と一緒に観ています(Netflixで見放題)が、これがなかなか面白い!
デッサンカリキュラムを終えると、次のステージは水彩カリキュラムです。
水彩画は一体どのような世界なのか。。。興味は尽きません。
[デッサンカリキュラム #26 - ミロのヴィーナス(3)] 首や髪の毛の明暗分布の仕上げ [デッサンカリキュラム #25 - ミロのヴィーナス(2)] 顔の輪郭と目鼻を修正 [デッサンカリキュラム #24 - ミロのヴィーナス(1)] 満を持してデッサンカリキュラム最終モチーフに挑む [絵画教室に通い始めました] デッサンカリキュラムを開始、現代アート作品を描く日を夢見て
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