[ブルーレイの読み込みができない場合には] 故障したディーガを格安で修復する方法

我が家の2台のパナソニックのディーガ(DMR-BW200とDMR-BWT510)が、最近相次いでブルーレイディスクの読み込みができなくなってしまいました。

どちらもかなり古い機種(BW200は2006年製、BWT510は2011年製)で、保証も切れていたのですが、修理に出すことなく、BW200は1,700円、BWT510は2,300円と、いずれも格安のコストで修復することができました。


同じように困っている方に参考になるように、格安で修復した方法を記します。

1. 読み込みできないDIGAの症状

1.1 DMR-BW200

DMR-BW200は2006年製なので、もう14年も前の製品です。地上デジタル放送が開始されたのが2003年なので、かなり初期のブルーレイレコーダーです。



ブルーレイディスクを挿入すると、読み込みを試みるときの「ゴリッゴリッ」というメカ音がします。正常だと10秒くらいで本体パネルのディスクアイコンが点滅から点灯に変わってディスクの読み込みが完了するのですが、30秒くらい「ゴリッゴリッ」という音が続いたあとに、読み込みエラーとなってしまいます。

9年前にBWT510を購入するまでは頻繁に使っていたので、実質使用期間は5年間くらいでしょうか。

1.2 DMR-BWT510

DMR-BWT510は2011年製です。読み込みを試みるときの「コンコンッ」という乾いたメカ音がします(BW200よりもメカ音は静かです)。

しかし、ブルーレイディスクの読み込みができなくなってからは、「コンコンッ」という乾いたメカ音ではなく、「コリッコリッ」という断続的なメカ音を発生して、ディスクの読み込みシーク自体がうまく開始できていないようでした。

本体のパネルにはNoREADのエラーメッセージが出てしまいます。

NoREADのエラーメッセージ

9年前に購入してからは、ずっとメインシステムで頻繁に使っていました。市販のブルーレイディスクの再生だけでなく、録画した番組をBD-R/RWにコピーするのにも相当使いました。

2. 純正のDIGA専用レンズクリーニングディスク

ブルーレイディスクの読み込みができなくなる原因に、ピックアップレンズの汚れ(タバコの煙やほこりなどの影響)があります。

私が最初に試したのは、ELECOM製のBlu-Rayマルチ対応のレンズクリーニングディスクでした。

ELECOM製のレンズクリーニングディスク

クリーナーは湿式となっており、クリーニングブラシエリアに専用のクリーニングリキッドを垂らして使用します。


しかし。。。何度クリーニングをやっても読み込みできるように回復しません。。。

そこで、ネットでいろいろ検索してみると、パナソニック純正のDIGA専用レンズクリーニングディスクというものを見つけました(価格コムのクチコミ掲示板を参考にしました)。

パナソニック純正のDIGA専用レンズクリーニングディスク



メーカーの商品ページには、
  • パナソニック「ディーガ」専用設計
  • 「ディーガ」がクリーニングモードに入る唯一のレンズクリーナー
  • ディーガのレンズ構造に合わせた5段クロスを採用
とDIGA専用に設計されているようで期待できます。

こちらもクリーナーは湿式となっており、クリーニングブラシエリアに専用のクリーニングリキッドを使います。


裏の記録面には、中央の穴の近くにブラシの突起があるので、そこにリキッドを塗布します。


半信半疑で試したところ、見事に!BW200のほうはブルーレイディスクの読み込みができるようになりました!

修復に要したのはクリーナー購入代(1,702円)だけでした。

DIGAには、パナソニック純正のDIGA専用レンズクリーニングディスクが一番効果的なんですね。

しかし、残念ながらBWT510のほうは、純正のDIGA専用レンズクリーニングディスクでも回復しませんでした。

3. サービスモードの故障診断

BWT510のほうは、純正のDIGA専用レンズクリーニングディスクでも回復しなかったため、サービスモードに入って故障診断を行うことにしました。

参考にしたサイトはこちらです。

BWT510の本体の電源をOFFにした状態で、リモコンで5+9+赤ボタンを同時に5秒間押します。すると、ブルーレイレコーダーはサービスモードに入ります。

パネルには70RETと表示されます。

サイトの説明によると、カーソル右で80SRVと表示されるはずなのですが、なぜか81AIG→82TSR→83SDIと意味不明な表示が続きます。。。


仕方なくサービスモードでの診断は諦めました。

4. 直接レンズを拭く

次に、本体を分解して直接レンズを拭いてみることにしました。

そのためには製品を分解することになりますが、そうなると、パナソニックのサポートセンターでも修理の保証ができなくなる恐れがあり、最悪の場合はジャンクとなってしまいます。

まあ、ジャンクになってしまったらヤフオクにでも出品しようということで、分解することに。

BWT510を分解するのは非常に簡単です。本体左右の黒いネジ1本ずつと、背面の3本のシルバーのネジ3本(いずれもプラスネジ)、計5本のネジを外して、上面を後方にスライドさせると分解できます。

本体左側に収納されている黒いプラスチックのボックスがBDドライブです。BDドライブは回路基板とは2本のケーブル(写真の赤い部分)で繋がっています。


2本のケーブルのうち赤いケーブルはSATAケーブル、白いケーブルは電源関係のケーブルです。いずれもコネクタは手で少し力を入れれば抜き差しができるものです。パソコンの自作経験がある方であれば、その感覚は良くわかると思います。

まず、赤いケーブルを先に抜きます。上ではなく右側に向かってゴリゴリと引き抜く要領です。ロックはされていないので、左右に振りながらやや力を入れて抜きます。

赤いケーブルが抜けたら、次は白いケーブルを抜きます。こちらも同じくゴリゴリという感じで抜きます。


4本のネジを外して、ブルーレイレコーダ本体からBDドライブを外しました。


ただし、このままではレンズがトレイの下に隠れてしまってクリーニングができません。。。

そこで、BDドライブの上蓋を4本のネジを外して開放し、再びブルーレイレコーダ本体に接続して、電源コードを入れて、ディスクの取り出しボダンを押してトレイを前面に引き出した状態にしてレンズを露出させました。


この状態で電源コードを抜きます。

HDDの精密機器なので、電源コードをブチッと抜くのは非常に危険で、最悪HDDまで故障してしまうのですが、個人的な経験からすると、DIGAは突然の電源カットにもかなり故障に耐えるよう設計されていると思います(それに対してソニーのブルーレイレコーダーは結構弱い印象があります)。

レンズが2個並列に並んでいますが、それぞれCD/DVD用のレンズとブルーレイ用のレンズです。


ブルーレイのレンズをアルコールをつけた綿棒で優しく拭き取ります。あくまでも表面を撫でるように。。。

ネットには、これで読み込みができるようになったとの記事があったのですが、残念ながら、綿棒で直接クリーニングしても、読み込みは回復できませんでした。

5. レーザー出力の調整

次に試したのが、ブルーレイのレンズから出るレーザー出力の調整です。こちらのサイトを参考にしました。

レーザー調整ねじの場所は機種によって若干異なりますが、ほとんどの場合レンズの近くにあるということで探してみました。

。。。が、どこにもそれらしき調整ネジが見当たりません。

レーザー横の金属の薄い保護カバーを外してみました。

保護カバーを外したところ

しかし、ここにも調整ネジらしきものは見当たりません。。。結局調整ネジは諦めました。

6. ブルーレイドライブの交換

ブルーレイドライブの故障の可能性が高いということで、ブルーレイドライブ(BDドライブ)を交換することにしました。

BDドライブの交換となると、本体をパナソニックに送って交換修理をお願いすると、25,000円くらいかかるようです。

9年前のブルーレイレコーダー(購入価格は47,800円)の修理に25,000円はちょっと出費が大き過ぎますね。

いろいろ調べたところ、ブルーレイレコーダーに使われているBDドライブは、パソコンのパーツと同じように、標準的なインタフェースの汎用品が使われているようなので、互換性のあるBDドライブを購入して自分で交換すれば、比較的安価に直せるようです。

もしくは専門の修理業者にお願いすることもできるようです(こちらのサイトを参照)。だいたい15,000円くらいのようです。

レコーダーに使用されているBDドライブの型番は、こちらのサイトを参考にしました。

BWT510のドライブユニットはVXY2135というモデルということがわかりました。

こちらのサイトによると、「BWT510のBDドライブの型式はVXY2135(メーカーの部品番号はVUAR1016)」のようです。



ドライブユニット名 VXY2135

本商品は、製品本体ではなく、製品本体の内部に組み込まれているBDドライブユニットになります。

DIGA の一部の機種 に適合する BDドライブユニットです。

※主な適合機種は下記になります。
●DMR-BZT710  ●DMR-BZT810
●DMR-BZT815  ●DMR-BZT9000
●DMR-BZT910  ●DMR-BRT210
●DMR-BWT510  

Yahoo!ショッピングでは13,960円で販売されています。

また、ヤフオクでの過去30日間での平均落札価格は、12,535円でした(aucfanより)。

平均落札価格は12,535円

VXY2135を購入すれば、自分で交換して修復できることがわかりました。

しかし、12,000円~13,000円の出費もちょっと大き過ぎます。

修復にかかる費用は徹底的に切り詰めたいですよね。。。

7. ヤフオクでジャンク品を入手して換装

そこで、以下の手段を取ることにしました。

VXY2135は、BWT510だけでなく、同時期に発売された他機種のDIGAのブルーレイレコーダーにも使われています。

ということは。。。

対応機種のなかで最も価格の安いのは、1チューナーのみ搭載HDD500GBのBRT210という機種です。

つまり

ヤフオクで(BWT510より安価な)BRT210のジャンク品を落札して、そのBDドライブをBWT510に換装すれば一番安上がりに済むのでは?

と考えました。

ただし、出品されているBRT210のジャンク品に入っているBDドライブが果たして故障していないものかどうかの保証はありません。。。あくまでリスク覚悟の手段です。

そして、先日、条件に合いそうなジャンク品をヤフオクで見つけて、3,533円で落札しました。

Panasonic パナソニック HDD ブルーレイディスクレコーダー DMR-BRT210

■商品説明
通電確認済みです。その他の確認はリモコンが無いため、動作確認ができていません。なのでジャンクで出品します。

送料1,200円を含めると、合計4,733円でBDドライブを入手したことになります。

落札商品は、落札の翌々日に到着。

早速、おそるおそる電源を入れてみました。通電確認済みということなので、電源は入るはずです。

が、パネルにPLEASE WAITの表示がいつまで待っても消えずに先に進みません。。。

やがて。。。

 BRT210ジャンク品

おおお!ついにHELLOと立ち上がりました!

ジャンク品は、HDDドライブが故障していて読み込み不能のようです。

トレイ開ボタンを押すと、ブルーレイディスクのトレイが出てきました。トレイに市販のブルーレイディスクを挿入して、おそるおそる再生を押してみます。

果たしてBDドライブは故障していないでしょうか??

何だか正常に読み込んでいるようなメカ音が聞こえてきます!

すると。。。


「著作権違反です」

は?

挿入したディスクは正規ルートで新品購入した「プラネットアース」国内版(リージョン1)、いつもチェックディスク用に活用しているものです。


にも拘わらず著作権違反とは??

ディスクを交換して、今度は以前に録画ダビングしたBD-Rディスクを試してみましたが、いつまで経っても再生が始まりません。。。

国内のデジタル放送を録画したBDAVにも対応してないのでしょうか。。。

ならばということで、BRT210ジャンク品での再生を諦めて、分解してBDドライブを取り外し、故障しているBWT510に換装してみました。

今度こそうまく動きますように。。。!

BDドライブを換装したBWT510を起動して、再び「プラネットアース」のブルーレイディスクを挿入、緊張しながら再生ボタンを押したところ。。。


ジャーン!見事に映りました!!!

バンザーイ!!

BDドライブ換装作戦は大成功です!!

これでBWT510のほうもめでたくブルーレイの読み込みが正常にできるようになりました。

正常に動作するBDドライブを抜き取ったDMR-BRT210は、ヤフオクで処分しましょうということで、ジャンク扱いで出品することに。

こちらは、2,422円で無事に落札されました。

2,422円が落札価格で入金されたので、BDドライブの換装で故障したディーガを修復するのに要した総費用は、

3,533円(購入価格)+1,200円(送料)- 2,422円(売却価格)= 2,311円

と、交換用のBDドライブを別途購入するよりも遥かに格安で修復することができました。

8. まとめ

以上、ブルーレイの読み込みができない場合の処置について手順をまとめます。

1. 市販のレンズクリーニングディスクを試してみる
↓(ダメなら)
2. パナソニック純正のDIGA専用レンズクリーニングディスクを試してみる
↓(ダメなら)
3. サービスモードに入って故障診断を行う
↓(ダメなら)
4. 本体を分解してレンズを直接拭く
↓(ダメなら)
5. レーザー出力の調整ネジをいじる
↓(ダメなら)
6. ブルーレイドライブ(BDドライブ)を交換する

となります。

ブルーレイドライブ(BDドライブ)の交換については、

A. パナソニックのサービスセンターに依頼する (25,000円コース)
B. 民間の専門業者に依頼する(15,000円コース)
C. ブルーレイドライブ(BDドライブ)を購入して自分で換装する(12,000円コース)
D. 互換性のあるジャンク品を落札して、自分で換装する(最安2,000円コース)

です。

もちろん、Dは、ジャンク品のBDドライブが正常に動く保証はないので、そのリスクは覚悟する必要があります。また、ジャンク品落札と、換装後に再度出品という二度手間がかかるため、なかなか面倒です。

どの方法が一番良いかはケースバイケースだと思いますので、それぞれ状況によって判断して一番良い方法を選べばよいと思います。

ブルーレイの読み込みができなくなってしまったというだけで、古い機種を処分してしまうのは勿体ないので、是非、修復して末永く使えるようになればと思います。

コメント

  1. ありがとうございます!大変参考になりました!

    返信削除
    返信
    1. 参考にしていただければ何よりです!

      削除

コメントを投稿