[水彩画カリキュラム #5 - 金属カップ(1)] グリザイユと下書き、そして下色づくり


今日は、水彩画カリキュラムの第5回目 - 「金属カップ」1回目です。


前回は金属カップのデッサンを仕上げました。


今回は同じ金属カップの水彩画を描きます。

1. 金属カップ

水彩画のモチーフは、金属カップだけでなく周囲の布も加わります


金属カップはスマホで撮影するとボウル型で底面が狭く見えるのですが、実際は下の写真のように鍋型の形をしています。

2. 水張り

次に水張りの作業です


水彩画カリキュラム#1のときのノートの手順に従って進めます


水を張ったパッドにB4のワトソン紙を浸してクニャクニャに柔らかくします

(写真忘れました)

次に紙を木製パネルに乗せて、4辺を水張りテープで固定


乾くのを待ちます


乾いたら、しっかりと指で固めてテープの隙間の空気を抜きます

3. グリザイユ

まずはグリザイユ(下絵)から


16等分に折り目をつけます


デスケレでモチーフの位置を確認


構図を取ります


前回までのデッサンで慣れていたこともあり、30分ほどで仕上がりました


完成したグリザイユは奥に貼り付けて、水張り後の紙に下書きを始めます


鉛筆はHを使います(Bだと紙が汚れてしまう)


取っ手部分に苦労します


スケール棒で前後左右のバランスをチェック


容器の歪みを修正


カップの開口部が大きすぎるので修正


イイ感じになりました


苦労した取っ手部分


影の位置がおかしい

ビフォー

カップに映る影の位置と合わせました

アフター

カップ内部の反射も描き込む


カップの淵を2重線に


取っ手の影


背景の布は難しい


グリザイユは2時間ほどで完成

4. 下色

いよいよ水彩画の作業に進みます


まずは下色づくり、画面全体を塗って色と色の隙間をなくす作業です


好みの色なら何でも良いということで、紫と茶色を混ぜて色を作って、薄ーく全体を塗ります


ドライヤーで乾かします


次に、茶色の絵の具と細い筆を使って鉛筆の下地の線をなぞります、神経使う。。。


暗い部分は塗りつぶし


布の影も塗りつぶし


今日はここまで


次回は仕上げに入ります。

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