[デッサンカリキュラム #14 - 耳(2)] 明暗分布に立ち返って形態を修正

  今日の絵画教室は、デッサンカリキュラムの第14回目 - 「耳」(2/3)です。


前回に引き続き、ダビデ像の耳の石膏のデッサンです。


立体感を引き出して、なおかつ耳の石膏のおどろおどろしい雰囲気を影を利用して上手く演出できるか?

1.

前回は以下の状況で終わりましたが、耳がボードから手前に立体的に浮き出している雰囲気が欠けています。


ふっくらとした耳たぶになっていないし、中央部の耳の穴の周囲の突起部も未完成ですね。


いろいろと修正箇所が多く、気に入らない場所ばかりが目立つ。。。


まずは思い切って練りケシで気に入らない箇所を消してしまいました!


形態模写に立ち返ります


以下参考までに耳の名称


耳の穴近辺は全部やり直し


が、何度書き込んでも中央の三角形の箇所(耳輪脚)の突起した雰囲気が出せません。。。


一方、耳輪(上部の厚い外周)の厚みや立体感は、線を鮮明にしたら改善しました


再び突起部、思い切って右側に大きく位置移動


すると。。。何となく耳輪脚が前に出てきました


耳垂には陰影を書き込んで立体感が出てきました


再び耳輪脚、先生に手助けしていただき、何となくつまめるような感じになりました


全体的に白く浮き上がり過ぎているので、耳の内側を塗りつぶしたところ、さらに立体感が!


影も増やせておどろおどろしい雰囲気に


今日はこれにて終了



2回で仕上げられなかったのが残念ですが、次回の3回目で完成度を上げることに。

形態をつかむのに困ったら、再度、明暗分布を捉えるプロセスに戻るのが重要ということでした。

あまり局所の形だけに拘らずに、まずは基本の明暗分布に立ち返るのが大切ということを学びました。

[絵画教室に通い始めました] デッサンカリキュラムを開始、現代アート作品を描く日を夢見て 

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