[デッサンカリキュラム #15 - 耳(3)] 短く丁寧なハッチングは深いトーンを生む

  今日の絵画教室は、デッサンカリキュラムの第15回目 - 「耳」(最終回)です。


前回、前々回に引き続き、ダビデ像の耳の石膏のデッサンです。


仕上げ段階ですが、耳が飛び出している立体感と雰囲気を再現できるか?

1.

耳のデッサンは今日で3回目、以下はこれまでの進捗です。

1回目 - 耳が額にのめり込んでいて立体感がありません。



2回目 - 少しづつ立体感が出てきましたが、ハッチングが荒く、細部も未完成


3回目の今日は、何としても耳たぶが飛び出している立体感と、影もしっかりと描いておどろおどろしい雰囲気を出したい。


最初に、耳たぶの部分など気に入らない部分を練りケシで消して、大幅にやり直し。


やり直したら俄然良くなった 笑


特にこの部分、幾重にも立体感が出てきた


耳たぶは平面的でまだ改善の余地あり


全体的にハッチングが雑で縦の線が目立つので、きめ細かく縦横斜めにHでハッチングをかけました


地面との接点もしっかりと黒く塗りつぶし


明るい箇所は練りケシをチョイと使ってダイナミックレンジを広く


金具の部分は先生にずいぶん助けてもらいました 笑


影の濃い部分はBを使って、残りはHでひたすら縦横斜めにハッチング


耳にも練りケシでス――ッと筋を入れたら立体感がより一層目立つように


耳たぶも暗い部分を加えたらふっくらと改善


ようやくOKが出ました!


2. 3回の振り返り

ふたたびこれまでの進捗を比較。

1回目

2回目

3回目


3回目でずいぶん完成度が上がりました!今回は自分的にも満足です。

しかし今日もまたハッチングの盛大な「カリカリカリカリ。。。」をやってしまい、再三注意を受けてしまいました 笑

せっかちでなるべく早く仕上げたいと焦ると、ハッチングが雑で深いトーンがでないんでよね。。。

辛抱強く指導してくださる先生に感謝です。

[絵画教室に通い始めました] デッサンカリキュラムを開始、現代アート作品を描く日を夢見て 

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