【スター・ウォーズ】エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』☆ネタバレ注意の最速レビュー

早速観て来ました、【スター・ウォーズ】エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』!

『スター・ウォーズ』42年間の歴史を締めくくる、最終エピソードに相応しい、なかなか見事にまとめられた作品でしたよ!


もちろん、100点満点ではありません。
たぶん70点くらい。。。
そもそも期待度の異常に高いスターウォーズに100点満点は有り得ないので。


いろいろ言いたいことが山ほどありますが、私が映画にのめり込んだのが、まさに42年前の当時中学1年生のときに、新宿の映画館で観た『スターウォーズ』だったので、その意味でも今日のエピソード9は感無量でした。。。

1. 観終わった感想

以下言いたい放題ですが。。。

良かった点
・ストーリー展開がスピーディーで違和感もなく分かりやすい
・レイを演じるデイジー・リドリーがエピソード8よりもシュッとなってカッコよかった
・レイとカイロ・レンのライトセーバーファイティングが素晴らしい
・カイロ・レンを初めて「ベン」と呼んでキスするシーンが泣ける
・「私の名前はレイ・スカイウォーカー」というラストのセリフが痺れた
・ラストで登場するイエローのライトセーバーがカッコいい

残念だった点
・フォースの力で死人も生き返るようになってしまったのはどうかと
・ストームトルーパーの生い立ちを考えると簡単に撃ち殺されるのが気の毒
・キャラの濃い新しい悪役が出てこなかった
・ストーリーが勧善懲悪過ぎて人物描写が単調
・白人と黒人は男女ともキャラが揃ったのに、アジア人は相変わらず女性(ローズ)のみ
・過去のキャラ全登場サービスのなかでヨーダが出て来なかった

まだまだきりがないですが。。。こんなところです。

2. スターウォーズのディズニー化

当然、ディズニー買収前のルーカスフィルム時代のスターウォーズのほうが良かったのですが、それは、世界の多くのスターウォーズファンのなかでは決して少なくない意見だと思います。

ディズニーになってから、アジア人(ローズ)、黒人(フィン、ジャナ)、ヒスパニック(ポー・ダメロン)と一気に登場人物が国際化したのですが、エピソード9では、結局アジア人男性がキャラクターとして登場することはありませんでした。

Star Wars Disney Musicalより引用

前作エピソード8で気の毒なほど散々叩かれたローズは、エピソード9では、役割の重要度がぐっと下がってしまったのは仕方ないとしても、できればイケメンのアジア人男性を登場させて活躍するような場面が欲しかったです。。。

また、登場する新キャラクター(一輪車のドロイドD-O、C3POの回路を操作できるバブ・フリック)が、ポーグのようにどれも可愛らしく、これはディズニーのキャラクター商魂が逞しいと感心してしまいました。

D-O(スパイスより引用)

新キャラのボー・ダメロンのお相手となるゾーリはまあまあかな。。。

ゾーリ(スパイスより引用)

エピソード9では、「俺たちはチームだ」「皆が力を合わせて戦えば勝てる」というメッセージが再三に渡って強調され、子供の教育的にも良い内容に仕上がっていますが、あまりに勧善懲悪的で、ジョンウェインの西部劇を彷彿させるような単調なメッセージになっているのもディズニーの影響かと思います。

映画でも、馬に乗って戦場を駆ける西部劇を彷彿させるシーンがありましたね。。。

そういう意味で、スターウォーズは決して大人が喜ぶような登場人物のひねった描写は一切ありません。超ストレートです。

帝国軍側の裏切者(ハックス将軍)の動機もアホらしいほど単純なら、その最期もあっけないほど単純です。もう少しひねりがあっても良かったのでは。。。

まあ、監督がJ・J・エイブラムスでは、あまりそこに期待しても仕方ないですね。。。『アルマゲドン』(1998年)の脚本や、『SUPER8/スーパーエイト』(2011) の監督・脚本ですから(苦笑)

基本的に昨今のハリウッドの興行成績狙いの映画に、味わい深い作品は皆無です(断言)。

まあ、スターウォーズはスタートレックのような世界観とは別の映画ですからね。。。

~~~~~(2020年2月18日 追記)~~~~~~
J・J・エイブラムス監督が、海外ドラマの傑作サイコスリラー「キャッスルロック」(スティーブンキング脚本)の製作総指揮だったことをつい最近知りました。。。

「キャッスルロック」の登場人物描写の深さ、深淵で宗教観に溢れた世界観は、「スカイウォーカーの夜明け」とは似ても似つかないもので、同じ監督の作品とはにわかに信じ難いほどです。

J・J・エイブラムス監督、恐るべき才能ですね。。。
~~~~~(追記おわり)~~~~~~

そして、登場人物すべてに共通するのですが、現在の映像加工技術をもってすれば、映画に映し出されている登場人物の顔から背景の景色まで、すべてが「フェイク」と言っても過言ではないと思います。

違和感を感じたのが、主人公のデイジー・リドリーの顔があまりにも整い過ぎていて、先日キャンペーンで来日したときのTV出演の生の顔とは全然違うことに気付いたからです。

Yahooニュースより引用

そして同じことが、ボー・ダメロン役のオスカー・アイザックとフィン役のジョン・ボイエガにも当てはまります。

それだけではなく、デジタル再生させたキャリー・フィッシャーはともかく、マーク・ハミルもハリソン・フォードも、あの老齢では必ずある顔のシミやくすみが一切デジタル処理で除去されているのにも気付きました。

まあ映画は所詮作り物なので良い悪いはあると思いますが、私は違和感を感じました。

(去年の『ボヘミアン・ラプソディー』でも、フレディ・マーキュリーの歌声ではないと瞬時にわかってそれを問題提起したらSNSでボコボコに叩かれましたが)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」100人の意見とクイーンへの想い

スターウォーズに限りませんが、現在のハリウッド供給の大作映画は、観客はバーチャルな世界を観させられているのです。何とも興ざめな現実ですが、現在の映画の映像と音声はすべて幻影といって良いでしょう。

また、反乱軍がすべてにおいて完全に正しいというのは、トランプ政権のアメリカ合衆国を象徴しているようで、こちらはちょっと興醒めしてしまいました。

(Pinterestより)

まあ、いろいろネガティブなことを書いても仕方ないので、良い点を挙げると、2時間20分という尺の長さからすると、スピーディーな話の展開にも関わらず破綻しない脚色は見事だと思います。

ある村の祭りを「42年に一度お祝いする祭りに出くわしてラッキーだ」というくだりは、なかなか冴えたジョークだと感心しました(それ以外にあまり気の利いたセリフはなかったのですが。。。)

そして、何と言っても、ライトセーバーのファイティングは誰が何と言おうと、映画史上最高にカッコいいシーンなのです!

しかし『スカイウォーカーの夜明け』で一番良かったのは、映画を観ながら、過去の8作に思いを馳せて、何かこみ上げるものを感じたことでした。

3. スカイウォーカーの夜明け

観る前の予想では、

・レイの母親は、キーラではないのか?
・カイロ・レンは最後には死ぬだろう
・ダース・モールが蘇って登場する?

でしたが、カイロ・レンの死以外はすべて外れてしまいました。

ストーリーの途中で、レイがシスに諭されて、ダークサイドに堕ちそうになるシーンがありましたが、私の読みでは、

レイがライトセーバーで自分を刺して自殺して、それを見たシスが「嘘だー!」と取り乱して、そこにカイロ・レンが登場してシスを倒して、レイをフォースの力で蘇らせて、身代わりに自分は息絶える

だと読んでいました(ディアボロス的ですが)。

実際は違っていましたが、「レイをフォースの力で蘇らせて、身代わりに自分は息絶える」は読み通りでした。

レイがパルパティーンの孫だったというのが意外でしたが、エピソード8では、カイロ・レンがレイの生い立ちをどうやって知ったのか、ちょっと良くわかりませんでした。

レイはそもそも、怒りを秘めていたことで、ダークサイドに堕ちる可能性が果たしてどれほどあったのでしょうか?パドメを救いたいというアナキンがダークサイドに堕ちたのと違って、この点はイマイチ説得力に欠ける部分でした。

カイロ・レンが死ぬ直前に、レイが「ベン」と呼び掛けるシーンがありましたが、これは、インディ・ジョーンズ最後の聖戦で、インディ・ジョーンズの父親が「インディアナ」と呼んで、命を救うシーンを彷彿とさせる感動のシーンでした。

カイロ・レンが、父親殺しの汚名を拭い去って、晴れ晴れしく死にゆくシーンは実に上手く出来ていると思いました。


エンドロールを観ていて気付いたこと2点。。。

まず、登場人物のクレジットの最初が、ハリソン・フォードではなく、キャリー・フィッシャーだったこと。

しかも、ハリソン・フォードはクレジットに出て来なかった!?私が見逃しただけかもしれませんが、出てないとすれば謎です。

そして、後半のほうでは、ディズニーの経営陣のみならず、現場のディレクターから何から何まで、Product Managerとかもう現場の隅々まで限りない人のクレジットが出てきました。これって、想像するに、「俺も載せてくれ!」という現場のわがままを「最後だからな~」と言って容認した結果でしょうか?こんなに長いクレジットって観たことありませんでした。

以上どうでも良い話ですが。。。

4. スターウォーズ全シリーズを振り返って

何と言っても最高傑作は、1977年の「スターウォーズ」エピソード4であることは古今東西未来永劫変わることはないと思います。
「スターウォーズ」エピソード4

しかし、個人的には、映画としての最高傑作は、アナキンが登場したスターウォーズ エピソード1『ファント・メナス』(1999年)です。

エピソード1『ファント・メナス』

ベン・ハーを彷彿とさせるポッドレース、ナタリー・ポートマン演じる魅力的なキャラのパドメ(アミダラ女王)、史上最高の悪役ダース・モールとダブルブレードというアイデアなど、エピソード1は、映画鑑賞のあやゆる醍醐味が詰まった超名作でした。

ダース・モール(スターウォーズ公式サイトより引用)

個人的には、ジャージャー・ピンクスのキャラもそれほど嫌いではなかったです。。。

次に最高傑作だったのは、「スターウォーズ」エピソード3(2005年)でした。

エピソード3『シスの復讐』

ジェダイの騎士であるアナキンが、恐怖や不安からフォースの暗黒面に引きずり込まれる過程は、実に見応えがありました。

まさかアナキンがメイス・ウィンドゥを斬るとは驚きでしたし、パルパティーンが実はシスだったとか、シスの風貌の理由とか、ダース・ベイダーの黒いマスクの理由だとか、とにかくすべてがジグソーパズルのようにピタリとはまる見事なプロットでした。

正直なところ、エピソード1~3(中期)やエピソード4~6(初期)やと比較すると、エピソード7~9(後期)の映画としての完成度は遥かに劣るのですが、エピソード7~9の特筆すべきは、アダム・ドライバー扮するカイロ・レンという強烈な個性を持った悪役の存在感だったと思います。

その意味では、アダム・ドライバーは、スターウォーズ後期3部作シリーズの最大の立役者ではないでしょうか?

カイロ=レン(スターウォーズ公式サイトより引用)

エピソード7~9シリーズの最も気に入らない点のひとつが、ストームトルーパーが実は、無理矢理に捕虜にされた人間だったという点です。

フィンは、まさにそのために殺戮の毎日を送っていて良心の呵責に耐えられずに、帝国軍を裏切って反乱軍に寝返ったわけですが、あれだけテクノロジーが進化した時代にあって、ドロイドの兵隊がなぜロボットではなく生身の人間なのでしょうか??

ストームトルーパーが実は捕虜だったというのは、AI全盛の現代においては、子供でさえも納得できない滑稽な設定だったと思います。

私の個人的なお気に入りキャラクターは、1位 ダース・モール 2位 アナキン(ダース・ベイダー)3位 カイロ・レン(ベン・ソロ)4位 グリーヴァス将軍 5位 メイス・ウィンドゥ、そして番外はエリート・プレトリアン・ガード(強そうな武器持っているのに全然弱いし、親分のスノークの警護なのに全く役立たずが笑えた)です。

グリーヴァス将軍(スターウォーズ公式サイトより引用)

エリート・プレトリアン・ガード(スターウォーズ公式サイトより引用)

逆に気に食わない登場人物のトップは、エピソード8であっけなくレイとレンに倒されてしまった弱々しいスノークです。悪役なのに何たるざまか。。。

スノーク(スターウォーズ公式サイトより引用)

スター・ウォーズはやっぱり悪役が主役なのです!

5. 有村昆さんのYouTube

映画評論家でもある有村昆さんの「【スター・ウォーズ】エピソード9・スカイウォーカーの夜明けをネタバレなしの最速レビュー!」

これは必見です!


ちなみに有森昆さんは、私と娘がいつもお世話になっている東京セイバーズの代表でもあります。

6. おわりに

エピソード10~12も製作される予定だそうなので、まだまだこれからもスターウォーズは楽しみですね。

あ、最後に。。。私は二子玉川の109シネマズで鑑賞したのですが、ライトセーバー持ってコスプレしていた人はほんの僅かでした

私も最初はライトセーバーひっさげて観に行こうとして妻に強烈に思い留めさせられて、結果的には正解でした(笑)
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