[ヴィキングル・オラフソンのJ.S.バッハ作品集にハマる] オルガン・ソナタ 第4番 第2楽章ほか


ヴィキングル・オラフソンの弾く「オルガン・ソナタ 第4番 ホ短調 BWV528 - 第2楽章」に最近すっかり魅了されています。


この作品は、ヴィキングル・オラフソンの『いざ来たれ、異教徒の救い主よ~J.S.バッハ作品集』というアルバムに収録されています。




J.S.バッハのピアノ作品はこれまでほとんど聴き尽くしたと思っていたのですが、このオルガン・ソナタはノーマークでした。

これほど美しい曲がまだ残っていたとは。。。

1. オルガン・ソナタ 第4番 ホ短調 BWV528 - 第2楽章

まずはこちらの演奏でぜひお聴きください


ヴィキングル・オラフソンは、今世界が最も注目するピアニストの1人で、「アイスランドのグレン・グールド」(ニューヨーク・タイムズ紙)とも称されています。

メジャーなコンクールの受賞歴もないのに、名門グラモフォンと契約していることからも、その人気と実力は折り紙付きですね。

以下は本アルバムの演奏です


何というか、人生のドラマが凝縮されているような美しい曲ですね。。。

オラフソンの演奏は、グールドのような唯一無二の個性というよりも、あまり有名ではない曲にも暖かさとドラマ性を与えているのが特徴です。

オルガン・ソナタ第4番の演奏は、ストラダル(August Stradal 1860-1930)という人の編曲版のようです。

楽譜が簡単に入手できるのであれば、是非弾いてみたい。

また、このアルバムには、個人的に気に入っている『コラール前奏曲《我、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ》へ短調BWV639』と、『幻想曲とフーガ BWV904』も収録されてます。

ちなみに、このアルバムを聴くようになったのは、Amazon Musicでバロック音楽のプレイリストをかけていたら偶然に選曲されたのがきっかけでした。

最近リリースされたオラフソンのゴルドベルグ変奏曲は、速弾きのテクニックもさることながら、曲の解釈のユニークさに関してもグールド盤以来久しぶりの衝撃の1枚でした。

2. J.S.バッハのピアノ曲ベスト10

何でもランキングにしてしまう性分なので、これを機に、勝手に選んだJ.S.バッハのピアノ曲ベスト10を選んでみました。

これを全部聴かずに死ねるか 笑

1. 『音楽の捧げもの』BWV1079から6声のリチェルカーレ 

古今東西全てのピアノ曲の頂点に君臨するバッハの最高傑作かつ人類の至宝(決してメジャー曲ではないが)。6声ポリフォニーの神々しいまでの深淵な響きは、それ自体が小宇宙を構成している

Asaf Kleinman - Ricercar a 6

2. 『フーガの技法』BWV1080からコントラプンクトゥス 11

こちらも4声のポリフォニー進行でじわじわと盛り上がる知られざる超名曲。速いテンポの演奏とスローな演奏で全然印象が変わるのも不思議(下のMacGregorは超スロー)

Joanna MacGregor - Contrapunctus XI

3. 半音階的幻想曲とフーガ BWV903

何の説明も必要ない超メジャー曲。煌びやかな前半部と、徐々に壮大な展開を魅せる後半のフーガの対比が素晴らしい

András Schiff - Chromatic Fantasy and Fugue

4. オルガン・ソナタ 第4番 ホ短調 BWV528 - 第2楽章

本ブログでピックアップした作品。オラフソンの演奏は限りなくロマンティックで美しい

Víkingur Ólafsson – Organ Sonata Nr. 4

5. コラール前奏曲《我、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ》へ短調 BWV639

しっとりとした抒情的な名曲。これを聴くといつも神への信仰心が芽生えます

Stanislav Bunin - Ich Ruf Zu Dir, Herr Jesu Christ

6. 『フランス組曲第4番 BWV815 エア

メジャー調で徹底的に明るいノリノリバッハも魅力的。このエアは特にいつも元気をもらえる曲のひとつ

András Schiff - French Suite No.4 Air

7. 『ゴルドベルグ変奏曲』BWV988 第14曲 

傑作ぞろいのゴルドベルグ変奏曲のなかでも疾走感がスゴイ名曲。演奏にも超絶技巧力が試されます

Glenn Gould - Goldberg Variations: 14

8. 『イギリス組曲』第2番 , BWV 806 アルマンド

こちらは溌剌とした脈動感が特徴の名曲。技巧的には(バッハにしては)比較的弾きやすいのも魅力

Yulianna Avdeeva - English Suite No. 2 Allemande

9. 幻想曲とフーガ BWV904

数年前にハマった渋い隠れ名曲、前半のサビのメロディーからの展開が印象深い

Alfred Brendel - Fantasia and Fugue

10. パルティータ第3番BWV827 スケルツォ

地味な曲揃いのパルティータのなかでも、この曲は存在感が半端ない。グールドの演奏だとなおさらのこと

Glenn Gould - Partita No.3


以上、かなりマニアックな選曲になってしまいましたが、どれも人類の財産だと思います。


(2023年12月3日 追記)
偶然にも、このオラフソンのブログ記事を投稿したタイミングで、本人が来日していることを知りました。

来日公演を聴く機会に恵まれた人は幸運でしたね!

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