[富士スバルライン入口近くの観光スポット Part I] FUJI GATEWAY、富士山科学研究所、生物多様性センター

今日は富士スバルライン近辺にある以下の観光スポットを訪れました。

船津胎内樹型
生物多様性センター
FUJI GATEWAY
富士山科学研究所


今回の河口湖訪問は高速バスにロードバイクを輪行してきたのですが、久しぶりにロードバイクで走ったせいで、膝がやられてしまいました。



富士山山麓は、どこへ行くにもアップダウンの連続で、ロードバイクではかなりキツイ。。。

そこで、今日は電動アシスト付き自転車を利用して、富士スバルライン近辺の観光スポット巡りをすることに 笑


エコモードならフル充電で36kmも走行が可能


以下、それぞれの観光スポットを紹介します。

1. 船津胎内樹型

朝5時の気温はグッと涼しく、今日もメチャクチャ良い天気!

三つ峠山方面


富士山もこのとおりバッチリ



しかし、午前9時ごろになると雲が出てきました


朝食を済ませてまず向かったのは、船津胎内樹型


富士スバルライン入口の交差点からすぐの場所です

船津胎内樹型は、山梨県南都留郡富士河口湖町にある溶岩樹形である。国の天然記念物に指定されている。世界遺産の富士山-信仰の対象と芸術の源泉に含まれる。総延長20m。船津胎内は一般公開されており、胎内巡りをすることができる。胎内には富士山の祭神である木花開耶姫が祀られている(Wikiより引用)。


あれ、受付に誰もいない?


待っている間に展示コーナーを見て回る






父の胎内と母の胎内があるんですね







総勢100名くらいの大勢の小学生の団体が!


団体を受け入れるので大忙しの様子なので、またの機会に訪問することに

2. 生物多様性センター

次に訪れたのが、環境省生物多様性センター




こちらも富士スバルラインの交差点からほんの数分の距離


立派な建物です





センター周辺は自然観察ができる散策路が整備されています


建物内部も驚くほど充実しています


展示室






なんだか、北海道の十勝で訪れた「ねんりん」を思い出しました。





鹿とクマの剥製は手でやさしく触れることもできます



恐竜の骨まで


こんな充実した施設が近くにあったとは。。。運営を委託されているボランティアの方にお話を伺うと、1998年に設立されたそうです。


以下は近辺の環境学習施設の一覧

・環境省生物多様性センター(ココ)
・山梨県富士山科学研究所(次に行くところ)
・山梨県立富士山世界遺産センター(河口湖ICの近くにありますね)
・河口湖フィールドセンター(さきほど訪れた船津胎内樹型)
・野鳥の森公園(おとといのライドで通りました)
・なるさわ富士山博物館(車で18分、ちょっと遠い)
・宝の山ふれあいの里・ネイチャーセンター(都留市なので遠い)

結構いろいろありますね


周辺の散策路をハイキングすることに


配布マップはないので、Google Mapを頼りに




蜘蛛の巣が日光に反射してキレイ






ツキノワグマがたまに出没して大騒ぎになるそうです


ボードウォーク


溶岩模型、樹木が溶岩で焼けた跡が空洞になったものです






環境科学研究所の駐車場に出た







道路を左に進むと、再び散策路の入り口に





この袋を逆さまに吊るしたものは、コウモリの寝床だそうです



水飲み場もある


休憩できるベンチも


やがて宮川に


宮川(みやかわ)は、山梨県富士吉田市を流れる川で、相模川(桂川)の支流である。富士山の北から流れ出て、山のすそ野と吉田の盆地を流れる。一級水系相模川水系に属し、一級河川としての指定区間は10.0キロメートルである(Wikiより引用)


この先は富士北麓公園、少年野球のアナウンスが聞こえてきました


立派なダム?でも水は流れていない






再び散策路に戻って





生物多様性センターの建物に戻りました


こんな素晴らしい穴場施設があったとは。。。娘たちが小さいころに連れて来たかった


3. FUJI GATEWAY

ランチタイムが近づいてどこかで食事を。。。ということで、富士スバルランド内のレストランに行くことに。


富士スバルラインの交差点から富士スバルランドまではバイクで5分くらい


おや。。。シルバンズの看板があるけど店がない?


乗用車は止まっているが


どうやらシルバンズは昨年営業を終了したようです、知らなかった。。。

同じ建物がリニューアルオープンされていて、FUJI GATEWAYという名前になっていました!


奥が富士スバルランドの入り口



館内に入ってビックリ!


ピザのかまど


ビール醸造所もある



各種地元のワインも取り揃え


清涼飲料水も。。。塩サイダー(281円)を注文



ギークスティルという地元の蒸留所のジンなど


セレクトショップも併設、Onのシューズも



おしゃれ感ハンパない



e-bikeはツアー用



デッキを抜けるとパラソルと青空が!



食事ができます(営業は午後4時ごろまで)



フライドポテト&フムス(780円)を注文


さきほどの塩サイダーとあわせて美味しくいただきました


外に出て芝生を歩きます


ここでもドーナツやドリンクを販売中




スバルランド内のアトラクションナイトウォークの横には、オバケを画面で取り込むARゲームイベントも営業中でした


いやー FUJI GATEWAYすごいな


富士観光開発と西湖にオフィスを移した芸能プロダクションのアミューズの共同企画だそうです


また来よう



4. 富士山科学研究所

次に向かったのは富士山科学研究所。

富士スバルライン交差点からロードバイクで5分ほど


交差点を船津胎内樹型とは反対側に進みます


ラッキーなことに、今日は森のガイドウォークが開催中


こちらも生物多様性センターに負けないくらい立派な建物です





施設入口に掲示している富士山プロフィールから以下抜粋

・標高: 3776m
・山頂の平均気温: マイナス18.4℃(1月)、6.2℃(8月)
・山頂の最低気温:マイナス38.0℃(1966年)
・山頂の最高気温:17.8℃(1942年)
・瞬間最大風速:91.0m/s(1966年)

なかなか過酷な自然環境ですね。。。

以下は施設内のパンフレットから一部抜粋、富士山の噴火についてです。

 

想定火口範囲が拡大しており、これまでの想定より溶岩流が早く到達する地域があります。

たとえば、県富士吉田合同庁舎付近には、これまでの「12時間以上」から「2時間~3時間」に修正されました。

また、こちらのパンフレットでは、避難基本計画についての概要が紹介されています。


 


もうひとつ、富士山火山ガイドマップという小冊子です。


1次避難ゾーン、2次避難ゾーン、3次避難ゾーンのマップと、噴火警戒レベルについて詳細な説明が掲載されています。


富士スバルライン料金所は、ちょうど2次避難ゾーン(すぐに避難が必要)と3次避難ゾーン(火口位置によっては避難が必要)の境界でした。


いろいろ事前知識を予習したうえで。。。ガイドウォークは13:00の部に当日参加しました。


地元のボランティアの方に案内していただきます。なんとマンツーマン!


上のガイドマップに沿って進みます。


色とりどりの花は、ゴールデンウィーク前後の季節が一番多く、真夏の現在はあまり見ることはできません。


この青木ヶ原樹海一帯はアカマツ(赤松)の木が中心ですが、これは枝を上に上にと伸ばす特徴があって、下のほうは枝がほとんどありません。


富士山の過去の噴火と溶岩について。

剣丸尾溶岩噴火溶岩流というものが、山頂から富士吉田まで流れたそうです。


過去の多くの噴火口を地図に描くと、南北に線状に集中しているのは、それが以下のプレートの境目だから。


最後の大きな噴火は、「宝永の噴火」(1707年)、このときは南側(静岡県側)が噴火したんですね。

富士山の三大噴火
・延歴噴火(800~802年)
・貞観噴火(864~866年)
・宝永噴火(1707年)

次の噴火が果たして富士山の南側なのか、それとも北側(山梨県側)なのか、予測することは困難なのだそうです。

いずれにせよ、関東地域の風向きが基本北東なので、都心側にも火山灰などは降り注ぐ可能性がありそうです。

こちらの穴は、溶岩流(溶岩で樹木が焼けた)の跡。奥まで貫通しているのが見えますね


玄武岩といって、わずかに磁力を持っています(磁石が若干狂う原因)


西湖と精進湖と本栖湖が同じ標高なのは、元は同じ湖だったから!


河口湖、山中湖、精進湖って水深わずか15m前後なんですね。。。

次はバードウォッチングエリア、水辺に鳥が数羽ほど集まっていました。

ちなみに鳴き声が美しい3大野鳥は、ウグイス、コマドリ、そしてオオルリだそうです。

オオルリは渡り鳥で、この近辺でも良く見ることができるそうです。

オオルリ(Wikipediaより)

ちなみにコマドリは亜高山帯(北アルプスの前山である有明山や鍋冠山など、標高1,600から2,400mの地域)でしか見られません。

コマドリ(Wikipediaより)

「クロモジ」高級楊枝に使われるそうです


「コナラ」どんぐりの木ですね


コナラの葉の根元にはしっかりとした葉柄があります


「マルバアオダモ」何に使われる木材でしょうか?というクイズ。

スポーツというヒントをもらって、野球のバットと正解しました 笑


「ネズ」トゲトゲの葉っぱを家の中に入れてネズミを寄せ付けないように使ったとか


「ミズナラ」、さきほどの「コナラ」と違って、葉柄がありません。


「アセビ」(馬酔木)は、有毒成分を含んでいてそれを食べた馬が酔って足が萎えるからそういう名前になったそうです



ちなみに、森林浴で気持ちが安らぐのは、植物が自衛のために発散するフィトンチッドという成分によるものだそうです。


虫や他の植物には有害な成分のフィトンチッドが、人間にはプラスの作用に働くというのは興味深いですね。

他にも、通称リスのエビフライと呼ばれている、リスに食べられた赤松の松ぼっくりの残りカスも見せてもらいました。

最後に、小さな赤い苔、硫黄苔という植物ですが、良く見るとリップのようで「モンローリップ」と呼ばれています。


いろいろ面白いですね!

60分のウォーキングガイドはあっという間に終了。

ガイドウォークの方の丁寧な解説のおかげでいろいろ勉強になりました。本当にありがとうございました!

5. 高速バスで帰宅

いろいろ観光スポット巡りを終えて、15:28発の高速バスで東京に戻ります。


電動アシスト付き自転車からロードバイクに乗り換えて、富士スバルラインの交差点から、標高差250mほどをずーーっとダウンヒル!

15分ほどであっという間に富士急ハイランドバスターミナルに到着。

急いでバイクをバラして輪行袋に収納。バスの時刻にギリギリで間に合いました。。。ふぅ


帰りは快適な高速バスの旅、途中渋滞でしたが、中井インターチェンジでかき揚げうどんを食しました


夕焼けを堪能してのんびりと過ごします


夏休み日曜日の夕方なので、2時間ほど遅れて到着。お疲れさまでした!


こうして高速バスにロードバイクを輪行しての河口湖への2泊3日の滞在を終えました。

当初は東京の酷暑を逃れて避暑地でゆっくり読書でもしようと考えていましたが、東京にいるより激しく活動してしまい、読書どころではなかった 笑

東京は暑い夏がまだまだ続きそうなので、また行こうと思います。

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