[クロッキーのデモンストレーション] 自由通りギャラリー(目黒区)で実演を観覧

先日、クロッキーのデモンストレーションを観に行きました。


1. クロッキーとは

クロッキーとは、短時間(5分とか10分)の模写のことで、人物画の複雑な形状を単純な形に置き換えたり、対象の重要な要素を素早く捉えたりする技術が求められます。


横浜の絵画教室「アトリエ21」の3人の講師の先生(上田耕造、岡田高弘、広田稔)のクロッキーは特に著名です。

クロッキーの実演はYouTubeでも観ることができます。

ライブ配信 アーカイブス】横浜#アトリエ21
クロッキーデモンストレーション2020ライブ

先日図書館で借りてきた絵画の書籍の1冊「デッサンの教科書」は、偶然にも上田耕造先生の著書でした。



今回のデモンストレーションは、その3人+1人(佐藤陽也)の講師が、それぞれ15分の持ち時間でクロッキーの実演を観覧できるというイベントでした。


開催場所は、自由通りギャラリー(東京都目黒区八雲5-14-18 2F)、自宅から自転車で20分ほどで到着。


ギャラリーには、クロッキー作品が展示されていました。どれも素晴らしい。。。


2. デモンストレーション

早速デモンストレーションがスタート。1人15分勝負です。

主に木炭を使うというのも初めて知りました。他には墨汁。

広田稔先生の作品


岡田高弘先生の作品


上田耕造先生の作品


佐藤陽也先生の作品


用紙のサイズは60号とかなり大きいです


床に並べて即時公開


4人の先生それぞれ個性的な作品で、クロッキーの世界の奥深さを実感。

1人の先生がクロッキーを描いている間に、他の先生が手法などをわかりやすく解説してくださるのですが、それがメチャクチャ目から鱗でした!

以下は主な解説ポイントです
  • 敢えて捨てるところ、拾うところで、描き手の価値観が反映される
  • ガーゼで木炭をこすることによって紙の透明感が出る
  • 練りゴムは消す材料ではなくて、白く描く材料
  • 横顔を描くときは、耳の位置が重要、首がおかしいときの原因はだいたいが耳の位置が違う
  • 人体と背景を同時に描き始めるというのも斬新でした。
  • 大きい道具だと大きく捉えることができる
  • 周囲を塗ることで白が浮かび上がる
  • 線は引かずに密度の濃い薄いで境界を表現する
  • 線とは何か?線の起源は陣地、ストレスを感じてしまう。
  • 多めに木炭を乗せて、消しながら明るいところを描く
  • 間違ってもいいから全体のバランスを見てから細部に取り掛かる
  • 余白のバランスが重要
  • 良い偶然を呼び込むのは勇気がいるが、ビクついて恐る恐るやっていてはダメ
  • 画面のバランスのためには、何をしたいか、ではなく、何が求められているか
いつかはクロッキーも描けるようになりたいですが、果たしてそこまで行き着くか。。。

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