【日本菓子専門学校の学園祭に行こう!】11月の世田谷区イチ押しお出かけスポット(その1)

11月の連休に開催される、「日本菓子専門学校」の学園祭(世田谷区上野毛、11月3日)を、世田谷区のイチ押しお出かけ穴場スポットとして紹介します。

日本菓子専門学校の学園祭は、テーマである「来て!見て!食べて!楽しい美味しい学園祭~笑顔と胃袋 獲得大作戦~」に象徴されるように、洋菓子/和菓子作りの体験コーナーや、各種イベント、そして大人気の販売コーナーと、大人も子供もみな大喜びのイベントが盛りだくさんです。

学園祭の体験コーナー

小さなお子さん連れから、若いカップル、お年寄りまで、学園祭は毎年大人気です!

1.日本菓子専門学校

日本菓子専門学校とは、世田谷区上野毛2丁目にある専修学校です(東急大井町線上野毛駅徒歩10分、二子玉川駅徒歩15分)。



製菓・お菓子の専門学校です。パティシエだけでなく和菓子職人・パン職人になるためのカリキュラムもございます

高田馬場の馬場にある東京製菓学校と並んで、日本を代表するパティシエ専門学校です。

製菓技術学科(2年制)と製パン技術学科(1年制)があります。


パン職人のワールドカップと呼ばれる「クープ・デュ・モンド」(2年に1度フランスのリヨンで開催)でも、これまでに多くの卒業生が受賞や入賞を果たしています(活躍する卒業生たちの詳細はこちら)。

海外でも知名度も高く、特にアジア諸国から留学生の数も増えています(詳しくは「日本に「パン留学」するアジア人たちの本音」の記事を参照ください)。

2. 学園祭

学園祭は、毎年11月の初旬に開催されます。

今年(2019年)の11月2日(土)、3日(日)、4日(月)の3日間は、文化の日が日曜日のため、3連休になりますが、その3日目が学園祭の日となります。

2019年の学園祭

当日の朝は、午前9時30分がオープンなのですが、1時間前くらいにはもう長蛇の列ができてしまうほどの人気です。

開始前の長蛇の列

特に人気なのが、パンや菓子類の販売で、これは毎年あっという間に売り切れてしまいます。

また、洋菓子や和菓子づくりの体験イベントも、それぞれ整理券が発行されますが、この整理券もすぐに配布終了となるほどの人気です。

うちの家族もこの学園祭を毎年楽しみにしており、2015年から4年連続して参加しています。


3. 昨年の学園祭の様子

以下は昨年の学園祭(第31回日菓祭 第16回パン祭り)の様子です。

学園祭パンフレット

入場の列に並んでいると、学園祭のパンフレットと入場整理券、そして体験イベントの整理券が配布されます。

体験イベントは、「洋菓子体験」(グラスペンダント、生菓子)と「和菓子体験」(芋きんとん)の3種類があり、どれも参加無料、現役の生徒さんが懇切丁寧に作り方を教えてくれます。

そして、出来上がった完成品は持ち帰ることができます。

体験イベントの整理券は一人1枚までで、入場前に整理券ごとに体験時間の希望順に予約を入れるシステムです。

洋菓子体験

以下は2015年に参加したときのグラスペンダント作りの様子です。


プレートに好きな色でイニシャルや模様を書き込むもので、小さなお子さんでも大丈夫です。

完成したグラスペンダント

生菓子

生菓子体験は、まるごとバナナロール作りです。

まるごとバナナロール作り

スポンジ生地で、バナナと生クリームを包んで完成させます。


出来上がったら、ボックスに入れて持ち帰りできます。

和菓子

和菓子体験は、芋きんとん作りです。


芋のペーストをこねて形をつくり、そこにヘラを使ってスジを入れたり、指で窪みを作って飾り付けをします。


大人でもなかなか整った形にするのは苦労します。。。(味は一緒ですが)


生徒さんの懇切丁寧な指導を受けます


「秋の山」「寒椿」「姫椿」と3種類(計4個)を作って、専用のケースに入れて完成です!

洋菓子体験/和菓子体験は、子供たちに大人気です。もちろん、大人でも楽しめます(特に和菓子体験)。

そして、学園祭のもうひとつのお目当てが、製パンと洋菓子/和菓子の数量限定販売です。

これは、本当に大人気で、入場前の整理券販売時点で半分以上が売り切れてしまうほどです。


下のメニューを見ていただくとわかる通り、プロの職人とほぼ同じレベルの学生さんが作った製パンと洋菓子が、激安で販売されるのが人気なのです。


クリスマス向け菓子として有名なシュトーレンが、なんと500円!で販売されています。

チョコブレッドも甘さが微妙に控えめでとても美味しいです。


クグロフ・キャラメルは毎年早々に売り切れてしまいます。

オーストリアの菓子のリンツァー・トルテなど本格的な洋菓子も販売されています。


クッキー類は、学内でも学生さんたちが販売して回っているので、比較的手に入れやすいですね。


これらの洋菓子/和菓子/パンはそれぞれ、製作の実演を見ることができます。

チョコレートコーティングの機械

実演が行われる実習室では、その場で試食もできます(一人訪れてもOK)ので、実演コーナーはいつでも大人気!

和菓子試食

洋菓子試食

パン試食

学園祭のイベントはこれだけではありません。

子供に大人気なのが、ゲームコーナー!

ゲームコーナー

箱の中身を当てるゲームや、玉入れゲーム、輪投げゲームなどで得点を重ねて、合計得点によって景品(和菓子、洋菓子、パンなど)をもらえるという素晴らしい企画です。

景品交換エリア

大人も子供も1等賞を目指して真剣そのもの!


下の写真は2015年の学園祭のときの1等賞の景品です。チョコレートのサッカーボールで中身はクッキー!

1等賞の景品

残念ながら1等賞は取れませんでしたが、このような豪華な景品が毎年の楽しみでもあります。

会場内には時おり、猿の衣装を着た学生さんが出没します。見つけたらスタンプをもらって3つ揃うとお菓子(クッキーの詰め合わせ)がもらえます。

おサルさん

ほかにも、喫茶店(いつも満席です)や、学生の作品のコンテストなど、イベントは盛沢山です。

学生コンテスト

学生さんのなかには、中国や台湾、韓国といったアジア諸国からの留学生が非常に多いのが印象的でした。

校内の至る所には、学生さんや卒業生、先生方の作品が展示されており、その技術の高さに驚かされます。

パンの小屋

ワット・プラケオ

ホグワーツ城

練切り十二ヶ月


学園祭のイベントは例年ほとんど変更がないので、今年もこのような楽しいイベント盛りだくさんの学園祭になるものと、今から楽しみです。

4. 【残念なお知らせ】2019年の学園祭は中止が決定

このブログを書いているときに、非常に残念なお知らせが入りました。なんと、今年の学園祭は、台風19号の影響で中止となってしまいました。

Facebookの日本菓子専門学校のページで告知がありました。


残念無念ですが、日本菓子専門学校のロケーションは、台風19号で多摩川が氾濫した場所のすぐ近辺です。周辺の水害事情も配慮した上での苦渋の判断だと思いますが、当日の水害状況を考えると止むを得ないかと思います。

多摩川氾濫翌日の学校の周辺道路

台風による多摩川氾濫の水害は、報道されているより深刻なもので、現地では今でも片付け作業に追われています。被災されたみなさまには心からお見舞い申し上げます。

学園祭はまた来年(2020年)に楽しみに待ちたいと思います。

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