[ベトナム旅行記その3 - ハノイ近郊の村めぐり] 刺繍のクアットドン、シルクのヴァンフック、陶器のバッチャン

前回の投稿 [ベトナム旅行記その2 - ハロン湾] の続きです。

滞在5日目はタクシーを1日チャーターしてハノイ近郊の村(クアットドン村、ヴァンフック村、バッチャン村)を訪れました。


大小2000の奇岩が織りなす景観のなかで、ゆったり豪華なクルーズ船で1泊2日の旅を堪能しました。

以下は旅行記その3(ハノイ近郊の村めぐり)です。

1. 4日目

ハロン湾での1泊2日のクルーズ船での旅を終えて、ハノイ市街に戻りました。

[ベトナム旅行記その2 - ハロン湾] クルーズ船宿泊でちょっと豪華な周遊の旅

午後2:41ホテルにチェックイン一息ついてからハノイ市街に繰り出すことに

4.1 ベトナム刺繍

刺繍教室で教えている妻のお目当ては、ベトナム刺繍です。

ベトナムの刺繍については、【ハノイ通信】芸術の秋!/ベトナム刺しゅう文化に触れてみよう」のサイトに詳しく紹介されています。

ベトナム女性博物館


解説はベトナム語


まあ展示だけでも楽しめます


婚礼用の衣装、地域色の濃いアオザイ、などなど


山岳民族には独自の刺しゅう文化があるそうです

凝った模様


女性の社会活動家たち


ベトナムでは女性の活動が盛んだったんですね


再び旧市街のカオスな通りへ


通りを堂々と渡るのにも慣れてきた 笑


Grabで刺繍の専門店エリアへ


どの店もギャラリーのよう


お目当ての店クオック・スー(QUOC SU)に到着


クオック・スーは、13歳から刺しゅう技術を学び、数々の賞を受賞しているグエン・クオック・スー(Nguyen Quoc Su)氏が率いる1958年創業の伝統刺しゅう店です。

これ全部刺繍だそうです


あ、クルーズ船のなかにあったのと同じデザインだ


姉妹店のほうが素材が豊富ということで、姉妹店へGo!


どこを切り取っても絵になる


珍しく日本料理屋(TAKO SAMA)を発見


ビアードパパも


QUOC SUの姉妹店に到着、が、閉まってた。。。


近くのショップを物色


妻曰く、観光客向けのデザインが大半だと


どの店も入口は狭いけど奥が長くてギッシリ


いったん刺繍ショップ巡りは中断し、トレインストリートで列車通過を待ちながら夕食することにしました

4.2 トレインストリート

トレインストリートは2日目にも訪れましたが、このときはハノイ駅の南側のスポットでした。

【トレインストリート(南側)】


今回は、ハノイ駅の北側のスポットに向かいます。

【トレインストリート(北側)】


商店街を抜けて


午後7:30に立ち入り可能なスポットに到着


しかし。。。午後8:00まで線路内には立ち入りできず、係員のおばさんいわく列車の通過は午後9:15だそう


両脇の店に入れないかと店の入口を探しますが、なぜか見つけられず

ウロウロしてると呼び子に声をかけられて、2階席を案内されたり、シクロに乗せられて遠くに行かされそうになったり。。。


仕方ないので30分待つことに


そうこうしているうちに、若いお兄ちゃんが声かけてきて「オレに付いてこい」ということで、ダメ元で付いて行くと。。。


なんと、線路内の店(Ga Dung Duong)に案内してくれました!


あれほど強硬に通り抜けを制止していた制服のおばちゃんは見て見ぬそぶり、一体どういうシステムになっているのか。。。笑


席についてさっそく夕食をオーダー


焼きソバと揚げ春巻き、そしてビール


隣の席のカップルに話しかけたら、彼らはアメリカ(フロリダのタンパ)から来たとのこと。

40代後半くらいに見えましたが、子供が3人成人したんで悠々自適で1ヶ月の旅行中だそうです、羨ましい。。。

どこが良かったか聞いたら、サパで民家に1週間滞在したのが一番楽しかったそうです。

サパは、ハノイから約250kmの山間部にある少数民族が住む村で、欧米人には特に人気の観光地(欧米人の70%が訪問するという噂も)です。

サパ(出典:ウォーキングハノイ

いろいろ話してすっかり仲良くなり、連絡先も交換。

ところで列車の通過時刻は21:15と聞いたのですが、いつ来ることやら。。。


まだ来そうもないので、線路沿いに歩いてみました


雰囲気は先日の南側スポットと同じですが、イルミネーションが華やかな印象




カフェの並ぶ通りの終端まで行ったら、警察のホイッスルが鳴って、ちょうど列車がこちらに向かってくるのが見えました。。。午後9:15じゃなかったのか 笑


慌てて店に戻り、列車の通過を待ちます

そして。。。午後8:10 列車が通過


やはり迫力ありますね!


ストリートトレインに大満足、Grabで車を呼んでホテルに戻りました


明日はタクシーを1日チャーターしてハノイ近郊の村(クアットドン村、ヴァンフック村、バッチャン村)を訪れる予定です。

2. 5日目

5.1 ベトナム軍事歴史博物館

朝7:00起床、早朝ジョギングに起きれず 笑


8:00、タクシー到着、運転手のズン(Doung)さん、英語がちょっとアレだけど1日よろしくどうぞ~


近郊の村に出発する前に、ベトナム軍事歴史博物館に立ち寄り


朝8:00にはどこも開いているのがスゴイ


こちらが正門


ベトナムは1000年にわたる民族解放の苦難と勝利の歴史なんですね


19世紀初期の武器展示など


ライフル銃や手りゅう弾


フランスからの独立戦争時代


平日朝早いせいか館内はガラガラ


南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)の武器


日本語の応援幕が


「南ベトナムの人民を断固支持!共同の敵アメリカ帝国主義と斗う日本・ベトナム」(1964年)とあります


南ベトナムを社会主義から解放するはずのアメリカの軍事介入だったのに。。。


ベトナム戦争時代の残虐行為




フランスからの独立戦争時代の爆弾


70というのはディエンビエンフー戦勝70周年記念のこと(たぶん)


当時の自転車



時間がなかったので屋外展示?の戦車や戦闘機は見れませんでした


短い時間でしたがいろいろと勉強になりました

5.2 クアットドン(Quat Dong)

クアットドンはハノイ市内から車で南に約1時間の「刺繍村」と呼ばれる村です。

ネット情報によると、現在は小さな工房がいくつか残っているだけとのことですが、果たしてどんな感じなのか?

ハノイから国道を鉄道沿いに進みます。


雨が降ってきた、バイクはすかさずレインコートを装着


途中でハノイ行きの列車に遭遇


その線路を超えて脇道に


いくつか小さな工房が


そのひとつにお邪魔しました


妻がGoogle翻訳で「私も刺繍をやっています」と伝えたら、喜んでいろいろ案内してくれることに


奥には数々の作品が


ホーチミン自画像、モナ・リザ、これすべて刺繍です


精巧だわ~


この工房は今の主人で5代目だそうです


息子さん(現在はオーストラリアに留学中)、跡継ぎかな


刺繍村は、コロナの影響で大変だったそうで、今では村全体で刺繍で生計を立てているのは30人くらいに減ってしまったそうです。

奥からも作品を出してくれました


妻曰く「写真見るだけで刺繍糸の色を選択できる芸術性が高い」とのこと、なるほど。。。


おばあさんが刺繍している作品、完成までは2人がかりで6か月かかるそうです


ここにもクルーズ船と同じデザイン画(QUOC SUの作品)が


これも良いな~


いろいろ悩んで、ハロン湾のデザインの作品を購入($20USD)


御礼を言って、他の工房も訪ねました


何とか文化を守り続けてほしいものです


1000km先のホーチミンまで続く線路


雨も止んで、次の目的地に向かいます

5.3 ヴァンフック(Van Phuc)

ヴァンフックはハノイ市内から車で南西に約30分の、シルク織物関係の工房が集まる村です。


村の入り口


傘の装飾が華やかです


何十というシルクの店舗がひしめき合う


アオザイから子供服まで何でもある


平日なんで観光客は少ない


店にぶらりと立ち寄り


アオザイは綺麗なんだけど、着る機会がないね


コレ欲しそうだが。。。結局見送り 笑


店を出たらどしゃ降りのスコール!


織物の工房見学


ちょうど昼休み(シエスタ)の時間だったので実演は見れませんでした


ヴァンフック村のあとは、イオンモールでランチ


メチャクチャ広い


レストランフロア、店が多過ぎて迷う


フードコート近くの CHA CA HANG SONという店を何となく選択


メニューは CHA CA(チャーカー)のみ、調べたらハノイの郷土料理でした


白身魚(ナマズ)を揚げ焼きにしたものに、ディルやネギ、ピーナッツやライスヌードルなどと合わせて食べる料理です。


店員さんが調理してくれました


酸味スープも到着、こちらは疲れた胃にスーッと染み入りました


CHA CA(チャーカー)は繊細で実に美味かったです(妻の評価ではベトナム滞在中の食事ベストでした)


美味しゅうございました!

5.4 バッチャン(Bat Trang)

バッチャンはハノイ市内から南東に約10kmの、陶器の村です。


バッチャン陶芸博物館、グッゲンハイム美術館に似てる


館内はたくさんの陶芸品が


貿易に使われた舟


工程を再現した人形


窯の再現


地震のないベトナムならではの陳列だ


彩色の陶芸品も



これも価値があるもの(らしい)


人形も精巧


陶芸の教養に欠けるワタシでも楽しめました 笑








黄河とハノイ市街を臨む


博物館内のお土産店




こちらは最高級品を扱う店舗だそうです


豪華絢爛


豪邸に住む大富豪の御用達かな


車で焼き物市場に


日本語ガイドブックに掲載されている店(Delicious Ceramics)を訪ねました


日系人の経営かな?


デザインが日本的でカワイイ


ガイドブックに掲載されている別の店(Bat Chang Convervation)へ


が、なかなか見つけられず、地元の人にも聞いたら


ようやく辿り着けた!


どうやら住所表記が67から68に変わったそうです、そりゃわからんわ 笑


店内は圧倒的な品揃え


しかも一級品の素材しか扱っていないそう


店のおばさんは英語が達者、日本人も良く来るとのこと





上の階の工房も見せてもらいました


5階建てに工房や作品がギッシリ


車で博物館内の土産店に戻り


お茶碗やセット数点を購入


時刻は午後5:30、閉店の時間なのでハノイに戻ります


運転手のズンさん、Google翻訳でやり取りしたら、甥っ子さんが日本に留学中とのこと。

その場でその甥っ子さんに電話して繋げてくれました。

ズンさん自身は日本に行ったことがないそうで、来ることがあったらぜひ連絡を!と、WhatsAppで繋がりました。

旧市街地の喧騒に戻って来た


運転手のズンさんとはここでお別れ


ズンさん1日ガイドしてくれてありがとうございました!また日本かベトナムで会いましょう!

5.5 帰国

空港へのタクシーの時間まで余裕があったので、最後に大教会へ


大教会の前のコン・カフェでお茶


帰りにお土産のコーヒーをゲット


タクシーで空港に到着、ベトナムで最後の食事を済ませました


Bun Bo Nam Bo ブンボーナンボー(牛肉のビーフン)



帰りの便は夜23:35ハノイ発、翌朝06:45成田着

こうしてベトナム4泊6日の旅は無事に終了。妻も私も大満足。

天気にも恵まれ、いろいろラッキーもあったし、何と言っても現地のベトナムの人たちに暖かい歓迎を受けたのは忘れられない思い出となりました。

もう少しベトナム語を覚えておけばよかったので、8月のベトナム旅行に向けてしっかり準備を進めようと思います。

[ベトナム旅行記その1 - ハノイ] 混沌過ぎる旧市街をバイクタクシーで巡る

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