[虫歯治療で白い歯を保険適用] 虫歯の予防と治療、そして「詰め物」「被せ物」のグレード選択

トゥース!!

いきなり虫歯の話で恐縮ですが、最近久しぶりに歯医者に行って虫歯を治療してもらいました。


歯を磨くときにズキっと痛むようになってしまい、どうやら虫歯ができてしまったようです。

歯医者で細かくチェックしてもらったところ、過去に治療済みの場所にも被せものの下にも虫歯が進行している場所も見つかりました。

結局、数か所を治療してもらい、白い被せものをしてもらったのですが、保険適用が拡大されていて、銀歯ではなく白いプラスチック製の被せものをつけてもらいました。

最近の虫歯治療事情を、普段の歯のケアとあわせてまとめてみました。

1. 電動歯ブラシ

私の愛用している電動歯ブラシは、フィリップスの電動歯ブラシ ソニッケアー フレックスケアープラス【紫外線除菌器付】HX6972/10というモデルです。

2014年にAmazonのタイムセールで9900円で購入しました。もう6年以上も愛用しています。

フィリップスのソニッケアー フレックスケアープラス



ソニッケアーは新しいモデルも含めて20,000円~30,000円と高額になっていて、このモデルも今では32,800円です。

「紫外線除菌器付」という点がユニークで、ブラス部だけをボックスの中にセットしてボタンを押すと、紫外線が照射されて除菌ができるという仕組みです。

電動歯ブラシはブラウンや国産も含めていろいろなモデルが発売されていますが、なんでもフィリップスは、電動歯ブラシに関する特許を持っていて、他メーカーよりはるかに効率的な回転周波数(か振動数?)で磨けるようになっているそうです。

購入してから充電ができなくなるトラブルがありました。無償保証期間の2年を若干過ぎていましたが、取り計らいで無償修理をしてもらいました。

2. 口腔洗浄器

私は歯間がとても狭くて、普通の歯間ブラシでは入らず、GUMのようなデンタルフロスもあっという間に切れてしまうので、ケアが大変でした。

そこで何か良い方法はないものかと探していたところ、見つけたのがパナソニックのDoltzというジェットウォッシャー(口腔洗浄器)EW-DJ10-Wです。


パナソニックのジェットウォッシャーDoltz



このジェットウォッシャー口腔洗浄器は、タンク内の水をジェット噴射にして口腔内、特に歯間の詰まった汚れを洗い飛ばすものです。

ジェット噴射はなかなかの勢いがあり、歯茎のマッサージにもなって慣れるとなかなか気持ち良いものです。

歯ブラシの後にこのジェットウォッシャーをやってみると、残っていた汚れカスが結構出てくるので、改めて歯ブラシだけでは汚れを落とせないことが良くわかります。

本体はコンパクトな造りなのですが、タンク容量が小さく、約40秒でタンクの水がカラになってしまいます。

また、乾電池式なので、電池の交換作業がやや面倒ではあります。

そして、洗面所でこれを使うと、よほどうまく使わないと周囲が水浸しになってしまいます。

しばらく愛用していたのですが、これだけで食べカスを完全に除去することはできず、結局、歯間ブラシの代替にはならず、やがて使用頻度も減ってしまいました。

3. デンタルフロス

前述のとおり、GUMのような市販のデンタルフロスはどれもすぐに切れてしまうので困っていたところ、歯医者から紹介してもらったジーシーのルシェロフロッサーという製品が大当たりでした。


ジーシーのルシェロフロッサー




ジーシーのルシェロフロッサーは、従来のデンタルフロスの扱いにくさを見事に解消した製品で、ヘッド部に専用のフロスヘッドを取り付けて、歯ブラシのような感覚で歯間をフロスできるものです。

フロスヘッドの取付け角度を調整することによって、手入れしにく奥歯のcなどにも容易に届きます。

何といっても、手が汚れないし、鏡をみて悪戦苦闘する必要もなく、しっかりと歯間をブラッシングすることができます。

値段も手頃で、本当に素晴らしい製品なのですが、不思議なことに、街のドラッグストアで販売されているのを見たことがありません。

毎日の歯磨きと一緒に、このルシェロフロッサーを欠かさずやっておけば、歯のケアは十分ではないでしょうか?

4. 歯科検診

私の住んでいる世田谷区では、成人の歯科検診を200円で行ってもらえます(40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳を迎える方)。私も2015年の年末に検診を受けました。

成人歯科検診票

私は子供のころから虫歯が多く、上の検診票にあるとおり、ほとんどすべての歯が何らかの治療を受けたものになっています。

歯の種類と番号(ドクター天野の歯科治療室より引用)

ちなみに、虫歯の治療に行くたびに、歯医者には「もっとちゃんと歯間ブラシを使ってマッサージしないと、歯茎が炎症を起こしますよ」と注意されました。

歯間をしっかり磨かなければならないのは良くわかっていたのですが、前述のとおり、フロスが入らないほど狭く磨きにくかったので、どうしても疎かになっています。


上のレントゲン写真でもわかる通り、奥歯はほぼすべて虫歯のせいで銀歯になっており、一部の前歯を除いてほぼ全滅状態です。。。

上の奥歯の一番奥にある親知らずは、左右とも20代後半に抜歯してもらったのですが、数年前(2016年)には、下の歯に隠れていた水平に埋まっている親知らず(水平埋伏智歯)が痛みを併発して、分割抜去といってバラバラに砕く方法で抜歯してもらいました。

そのときに運悪く、患部のかさぶたが剥がれてドライソケットという症状になってしまい、1か月近く悶絶するほどの痛みに苦しむことになりました。

ドライソケットの痛みというのは、普段何もしていなくても強烈に襲ってきて、ロキソニンやボルタレンという鎮痛剤を服用していても夜も眠れないほどの痛みで、日常生活に支障をきたすほどの深刻なものでした。

そのときのドライソケットの痛みがあまりに強烈だったので、それ以来歯医者に通う気にならず、虫歯治療の必要はあったものの、歯医者を敬遠し続けてしまいました。

その間、治療しなかった虫歯が徐々に進行してしまい、歯磨きのときに沁みる痛みを伴うようになったため、今回の歯医者通いとなりました。

5. 虫歯の治療

さて、今回の虫歯の治療は、上の右4第一小臼歯(右側の手前から4番目の歯)です。


この歯は、以前の虫歯治療で神経を抜いているのですが、どうやら歯間に挟まったゴミから虫歯が進行してしまい、かなり深い場所までやられてしまっているようです。

歯の内部構造は、以下のふくだ歯科のサイトの図を引用します。


歯の内部にある神経と血管は、歯髄(しずい)とよばれています。歯髄は顎骨の中の神経や血管とつながっています。歯髄は除去されると再生しないので、血液の循環が無くなり歯がもろくなるといわれています。

このため、虫歯治療はできるだけ歯髄=神経を除去しないで行うのが望ましいのですが、虫歯の進行が進んで穴が歯髄まで達してしまっていると、神経を除去しなければなりません。

今回、被せてあった銀歯を削り取ってみたところ、神経と「交通している」状態だそうです。

「交通」というのは、専門用語で、虫歯が歯の中心部の神経まで進行していることを意味します。そのままでは雑菌が虫歯の穴を通って歯の付け根まで浸食してしまいます。

そのため、神経を抜いた空洞の穴を、一度薬でクリーニング処置をして、そこに薬を注入し、穴を塞ぐ処置が必要となります。

以下、田中歯科医院のサイトからの図を引用します。

虫歯の治療

今回は虫歯を除去する際には、既に神経を抜いている場所なので麻酔なしで行いました。

まず、虫歯を削って除去します。そして、根管内を細長い棒器具を使って清掃・消毒します。

穴は12mmくらいの長さがあるそうで、その棒器具を使ってグリグリと清掃するのです。

歯の中心は根管という中空になっているのですね、フムフム。

消毒後に、充填剤と薬を注入して、被せものをすれば完了です。

今回の虫歯(右4第一小臼歯)以外にも、別の個所(下の右側の手前から3番目の歯)にも、虫歯が発見されました。


こちらの虫歯は、詰め物の下にうっすらと確認できたもので、詰め物を外して実際に虫歯だったことが確認されました。

上の虫歯と同様、歯の間のゴミが原因で進行したものでした。

この虫歯は、神経を取っていない箇所だったので、治療には麻酔注射をしてもらいました。

麻酔注射をすると、治療で痛いことは全くなかったのですが、麻酔がしばらく効いた状態で食事をすると、口の中の筋肉が弛んでいるので、自分で口の中を何か所も噛んでしまい後で痛い思いをしてしまいました。

6. 保険治療で「白い歯」がOKに

その被せものですが、これまでは保険適用のため銀歯だったのですが、法改正により、今回、白いプラスチックの義歯を保険適用でつけることができました。

どういうことでしょうか?

義歯の種類も最近は多様化しており、保険適用と適用外も含めるとさまざまな種類から選ぶことができます。

保険の制度は2年毎に大きな改正があります。

歯科では、金属アルレギーやレアメタル消費の問題などから、銀歯をなくす方向への改正がよく見られますが、2020年の改正でも保険でできる白い歯の適用範囲が拡大されたのです(「2020年4月】保険でできる白い歯の範囲が拡大されました」より引用)。

病院では、ナビックガイド(NAVIC GUIDE)という補綴物・審美・矯正提案システムをタブレットで閲覧させてもらって、希望の詰めものを選択しました。


一覧には、「詰め物」と「被せ物」と2つに大別されています。

「詰め物」が歯の一部を詰めるのに対して、「被せ物」は歯全体を覆うように被せます。

材質に要求される強度が異なり、強い強度が要求される「詰め物」のほうが、ある程度全体で強度を持たせることができる「被せ物」よりも、保険適用が狭くなります。

「被せ物」では、「CAD/CAM冠」という白いプラスチックの歯が保険適用で、約6000円の自己負担で利用することができます。

CAD/CAM冠

CAD/CAM冠とは、文字通り、CAD/CAMシステムを使って設計・製造されるためその名前がついたとのことです。

従来の保険治療では小臼歯や大臼歯は銀歯(パラジウム冠)でしかかぶせられなかったのが、CAD/CAM冠の保険適用に伴い保険でも白い歯が入れられるようになったことは、患者の立場からは嬉しいことです(ダイヤモンドオンライン「保険治療で「白い歯」もOKに、その条件とは」より一部引用)。

パラジウム冠

CAD/CAM冠の治療の流れは以下となります。

①むし歯になった箇所を削っていき、支台を形成します。
②印象材で型を取ります。
③上の歯と下の歯のかみ合わせを取ります。
④出来上がった被せ物をセットして余分なセメントを除去します。
⑤出来上がった被せ物のかみ合わせを調整して完成です。

CAD/CAM冠の治療の流れ(ナビックガイドより)

「被せ物」はCAD/CAM冠以外にも、「ジルコニア・セラミック冠」(130,000円!)を筆頭にいろいろな材質のものが揃っています。

「詰め物」の一覧

かみ合わせを取る作業は、従来と同じで、少しヒヤッとした型を治療する歯に合わせて型を取る方法です。

これに対して、型を取るのをすべて3Dのカメラで行う方法があります。

今回通院した歯医者では、この3Dカメラの方法でした。

一方、「詰め物」のほうは、従来の銀歯ではない白い歯を選択しようとすると、保険適用ではなく、相変わらず自費となってしまいます。

「詰め物」の銀歯(メタルインレー)は、パラジウム合金で自己負担は2,000円~で適用できますが、白い歯の最も廉価なハイブリッドセラミックインレー(セラミックとプラスチックの複合材)でも、保険適用外なので、20,000円~と高額となります。

メタルインレー

ハイブリッドセラミックインレー

歯医者で提示されたタブレットでの価格表では、ハイブリッドセラミックインレーは、35000円(税別)となっていました。

ハイブリッドセラミックインレーの治療の流れは以下となります。

①むし歯になっている部分を最小限削ります。
②削った部分の型を取ります。
③上の歯と下の歯のかみ合わせを取ります。
④出来上がるまで仮の詰め物をし、出来上がったら詰め物を接着剤で取り付けます。
⑤かみ合わせを調整して完成です。

ハイブリッドセラミックインレーの治療の流れ(ナビックガイドより)

「詰め物」の白い歯は、ハイブリッドセラミックインレー以外にも以下のとおり様々なグレードの商品から選択することができます。


「詰め物」の白い歯の一覧

セラミックやジルコニア(人口ダイヤ)の「詰め物」は、耐久性などにも優れていますが、その分値段も高くなります。

私は、今回の虫歯箇所(右4第一小臼歯)には、「被せ物」のCAD/CAM冠を、そして別の個所(右下)に発見された虫歯には、「詰め物」として、これまでのメタルインレーを削り取って、ハイブリッドセラミックインレーを施工してもらいました。



国が「被せ物」「詰め物」に従来の銀歯から白いプラスチックなどの素材に保険適用を拡大している背景には、銀歯(金銀パラジウム合金)の高騰があるようです。

特にパラジウムは産出国が南アフリカ、ロシアなど数力国しかなく、産出量も限定されており、市場規模も小さいことから、投機規模によって簡単に価格が上昇します。

7. 虫歯治療の費用

私は今回3か所の虫歯を治療してもらいましたが、これまでに計7回歯医者に通いました。

第1回目(初診、検査、画像診断など):4,650円
第2回目(全体検診):1,120円
第3回目(右上の虫歯治療):1,100円
第4回目(上の虫歯型取り):1,530円
第5回目(下の虫歯治療、型取り):3,050円
第6回目(右下「詰め物」):38,500円
第7回目(右上「被せ物」、左下の虫歯治療):19,700円
第8回目(左下「被せ物」、型取り):38,500円
第9回目(左下「被せ物」):26,660円

合計で134,810円です。

いやはや、歯は一生の友人(髪よりも)、大切にしないとですね!

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