ディーガに録画した番組をiPhoneに転送して外出先で見る

ディーガに録画した番組をiPhoneに転送して外出先で見る方法についてまとめてみました。

私の自宅のディーガは2011年製の古い機種なので、てっきりiPhoneへの番組持ち出しには対応していないと思っていたのですが、実は自動アップデートでいつの間にか機能追加されていました。

iPhoneのほうはMedia Link Player for DTVというアプリが快適そのもので、いつでもどこでも番組を楽しむことができるようになりました。



これまでいろいろな試行錯誤にも関わらず自宅のディーガに録音した番組をiPhoneに転送する方法がわからなかったのですが、ひょんなことであっさりと解決してしまいました。

自宅のディーガは2011年秋に購入したBWT510というかなり古いモデルです。持ち出し番組には対応しているのですが、当時の持ち出し機能であるSDカードへの書き出ししかできないモデルでした。
Panasonic ブルーレイDIGA DMR-BWT510

記憶では、SDカードへ書き出して番組を再生するためには、ごく一部のスマホや防水TVしか対応していなかったと思います。その後の新モデルでは持ち出し機能が拡充して、USBやネットワーク経由での持ち出しができるようになったので、iPhoneへ持ち出すためには新機種を買うしかないかと諦めていました。

ところが、改めて確認してみたところ、なんと驚くことに、BWT510にネットワーク経由での持ち出し機能がいつの間にか追加されていました!

2011年の購入時に添付されていた取り扱い説明書にはネットワーク経由での持ち出し機能の記述がないので、おそらくその後の自動アップデートで追加されたのではと思います。

ホームページの取り扱い説明書を確認してみたところ、こちらにはネットワーク経由での持ち出し機能の記述がしっかりと記述されていました。

取扱説明書(操作編)p.111

念のためにPanasonicの過去のファームウェアダウンロード情報を確認してみましたが、持ち出し機能に関しての記述は見当たりません。


これほどの大きな機能アップに関してなぜどこにも記述がないのでしょうか。。。

価格.comのこちらの投稿には、2013年8月にすでに持ち出し機能ができたとありますので、2012~2013年あたりに機能追加がされたと思われます。

ちなみにPanasonicはメディアクセスという自社開発の番組持ち出しアプリを2014年にリリースしています。

メディアアクセス

これは対応製品のディーガなら、録画番組を外でスマホで見られるというもので、アプリ時代は無料となっています。しかし、このアプリの「番組持ち出し」機能に対応するディーガ製品は、最新モデルのごく少数に限られており、いわば新製品を売るための商材という扱いになっています。


これが、「ディーガの番組をiPhoneに持ち出すためには、最新のディーガを購入するしかない」という誤解に繋がっている気がします。

こうしてみると、古いディーガのBWT510が、iPhoneへの番組持ち出し機能ができるようになったのをPanasonicが敢えて明言していないのは、新しい機種の販売への影響を考えて控えているのではないかと邪推したくなります。

では早速試してみることにします。

まずは持ち出し番組の作成ですが、番組予約の詳細設定で持ち出し番組の作成を指定するか、すでに録画された番組から持ち出し番組を作成することも可能です。

持ち出し番組の設定を選択

予約録画であれば、詳細設定から持ち出し番組の設定を選びます。

持ち出し番組の設定(SD/USB経由)

初期設定では持ち出し方法が「SD/USB経由」となっているので、これを「ネットワーク経由」に変更します。


持ち出し番組の設定(ネットワーク経由)

これで持ち出し番組の作成の準備が整いました。予約録画であれば、録画中に通常の録画とあわせて持ち出し番組が自動的に作成されます。

一方、既に録画された番組から持ち出し番組を作成する場合、作成に要する時間はその番組の時間と同じだけかかります。しかも、作成中の画面はその番組が再生されているのでほかの操作や視聴も一切できないので注意が必要です。

無事に持ち出し番組がディーガのHDD内に作成されたら、次はiPhoneの設定となります。

iOSで使える持ち出し番組対応のアプリは有名なものでMedia Link Player for DTVDiXIM Digital TVの2つがあります(TwonkyBeamというものがありましたが、2016年で開発終了となりました)。どちらもDTCP-IP対応のアプリです。

(1) Media Link Player for DTV
Media Link Player

Media Link Player for DTVは無償版もありますが、無償版では1分間しか見れません。動作確認用の試用版なので、正規に使うには1,000円で購入する必要があります。持ち出し再生に関して動作確認済みの機器にBWT510も含まれているので安心です。iPhoneは4s以降であればすべて対応しています。

Media Link Player for DTVの特徴としては、録画番組のチャプタースキップができる、倍速再生機能、一括持ち出し機能、などが特徴です。

(2) DiXIM Digital TV
DiXIM Digital TV

DiXIM Digital TVも正規版は960円です。こちらも持ち出し再生に関して動作確認済みの機器にBWT510も含まれています(ただしリモートアクセスでの録画番組の再生はNGのようです)。15秒~120秒から間隔を設定してスキップ機能などが入っています。

どちらも持ち出し番組の再生に関しては問題ないので、あとは使い勝手と好みかと思います。私は、レスポンスの良さとインタフェースが気に入って、Media Link Player for DTVを選びました。

Media Link Player for DTV

インストール後に起動すると、最初に操作方法のガイダンスの画面が出てきます。

録画番組の持ち出し

番組を持ち出しするには、リストの番組を右にスライドすると転送が始まります。この操作はちょっと直感的ではないので、このガイダンスを読まないと戸惑うかもしれません。

持ち出し番組の退避

持ち出し番組の退避とは、持ち出し番組が増えてiPhoneの容量が圧迫してきたときに、iTunesを使ってパソコンに持ち出し番組を移動できる機能です。

この機能は地味ですが非常に素晴らしいものだと思います。

よく、レコーダーに録画した番組で、消去してしまうか保存しておくか迷うものがあります。これまではブルーレイディスクにコピーするか、外付けHDDに移動するか、NASに保存するか、いずれにせよかなりの容量を必要としていました。

Media Link Player for DTVの初期設定が終わると、次にネットワーク環境にあるサーバーを探しにいきます。

サーバーリスト

BWT510もしっかり見つけてリストに表示されています。BWT510を選択するとさらに詳細なメニューが表示されます。



このリストの最下段にある「持ち出し番組」を選択すると、持ち出しができる番組のリストが表示されます。

持ち出し番組は基本、見終わったら消す内容が多いと思いますが、保存しておきたい場合には、この持ち出し番組の退避を使ってPCに転送することができるのです。

持ち出し番組の転送画面

持ち出し画面の転送画面では、いくつかのオプションを選べます。そのまま持ち出すだけであれば、「持ち出しする」を選べば良いのですが、毎日(毎週)同じ時間帯に放送される番組を持ち出す場合は、あらかじめ持ち出し予約をセットしておくことができます。

持ち出し画面の転送中は、リスト内にある緑色のドーナツ状の円がだんだん進行するので確認できます。テレビ東京のワールドビジネスサテライト(約55分の番組)をWiFi転送してみたところ、だいたい2分くらいで転送できました。これなら朝の忙しい時間でもバッチリです。

持ち出し番組転送後の画面

持ち出し番組の転送が完了すると、サムネイルが地デジ/BSから変わって、番組のサムネイルに変わります。

注意点としては、持ち出し番組の転送時には、必ずディーガの電源をオフ(スタンバイ)状態にしておくことです。電源がオンになっているとかなりの確率で転送に失敗するようです。

持ち出し番組は元の録画を圧縮して転送するのですが、サイズはだいたい1時間で1GBくらいです。iPhoneの容量が64GB以上であれば問題ないですが、32GB以下の場合は持ち出しが増えると容量オーバーになってしまうので気を付ける必要があります。

持ち出し機器の一覧

iPhoneで視聴した感想ですが、画質や音質は全く問題なし、サクサク動くのも気持ちよいです。おそらく画像フォーマットはHDフォーマットでもある720p(AVC)だと思います。

2か国語放送を持ち出す場合は注意が必要です。私はNHK BSで放送されるNFL(アメフト)の試合を持ち出してみたのですが、何も設定をしないと主音声(日本語)だけとなり、再生側では副音声(英語)への切り替えができません。

副音声で持ち出すためには、持ち出し番組を作成する直前のディーガの状態を、副音声再生に設定しておく必要があります。ディーガの初期設定を副音声のみを録画するようにしておけば確実ですが、そうしなくても、録画時には持ち出し番組を作成しないで、録画が終了したあとに、再生画面で(TV側ではなく)ディーガ側で副音声出力切り替えをしておいて、持ち出し番組を作成する操作をすれば、副音声での持ち出し番組を作成することができます。

また、ダビング10であれば問題ないのですが、WOWOWやブルーレイディスクに録画したものをHDDに戻した場合のように、1回きりのダビングしかできない番組の持ち出し番組を作成すると、当然ですが、オリジナルのフルHDの番組は永久に消えてしまいますので注意が必要です。

Media Link Player for DTVを使う上で注意点は、何らかの原因でアプリがサーバーを検出できなくなる場合や、持ち出し番組の転送の途中でエラーが出てしまう場合は、「戻る」ボタンで操作をやり直すのではなく、アプリを一度終了させる(iPhoneの操作では画面を上にスワイプさせる)から、改めて再起動して操作するほうが良いということです。

いろいろ書きましたが、Media Link Player for DTVは本当に素晴らしいソフトウェアです。こんなに便利ならばもっと早く知っていれば良かった、1,000円の出費に充分見合うだけのアプリだと思います。

(Media Link Player for DTVのホームページより)

ひと昔前ではiPhoneにTV番組を転送するなんてトランスコードやらいろいろトリッキーなことをやったりと相当ハードルが高かったのですが、わずか1,000円の出費だけでこれほど簡単にできるようになってしまうとは。。。いい世の中になったものです。

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