【ワカケホンセイインコ育成日記】飛べなくなった野鳥のインコを飼うことに

ひょんなことがきっかけで、我が家でインコを飼うことになりました。

インコはワカケホンセイインコという、中型の緑色のインコです。

ワカケホンセイインコ

ワカケホンセイインコの寿命は、約30年と長いので、犬や猫よりも長い付き合いになるかもしれません。

鳥を飼うのは初めてで、わからないことだらけのインコ飼育、しかも野鳥で羽に怪我のある個体ですが、これも何かの縁、しっかりと面倒を見ようと思います!

1. ワカケホンセイインコとの出会い

先月、家の近くの路上でカラスに襲われていたインコを助けました。

保護したインコは「ワカケホンセイインコ」という外来種で、ペットとして飼われていたインコが野生化したものです。

インコは、羽をやられており、自力で飛ぶことができなかったのですが、外来種の野鳥ということで、動物病院や自治体では診察してもらうことができませんでした。このときのことはブログ記事にしました。

【野鳥を保護したときには】怪我したワカケホンセイインコの面倒はどうすべきか

しばらくは自宅で面倒を見ていたのですが、知り合いから、「田園調布動物病院」という良いところがあるよと教えてもらいました。「田園調布動物病院」は、外来種の野鳥でも診察を受け付けてくれるということで朗報です!

田園調布動物病院

田園調布動物病院は、東京都大田区田園調布の環八沿いにあります。
最寄り駅は、東急東横線、東急目蒲線 田園調布駅下車、東口より徒歩14分ですが、病院には専用駐車場が3台分あります。

病院は、以前「マツコの知らない世界」でTVでも紹介されたそうです。

電話で事情を説明し、予約を入れて、早速インコを診察してもらいに自家用車にインコを鳥かごを載せて伺いました。

まずは「野生動物診断カルテ」という用紙に記入して受付を済ませます。

野生動物診断カルテ

診察の順番が来たら、鳥かごに入れたインコを持って、診察室に入りました。

担当の獣医の先生は、とても親切丁寧に説明をしてくださって感謝です!

まずは外観検査。

どうやらこのインコの右羽の怪我は、外傷の様子からみてカラスに襲われたのが原因ではなく、飛行中に何かの障害物に衝突したか、高い場所から落下したときのものとのことです。

羽を損傷して動けなくなったところをカラスに襲われたのでしょう。

骨の様子を詳しく調べるために、レントゲン検査をすることになりました。

で、そのレントゲン結果が以下の通りです。

レントゲン結果

レントゲン写真の左側の骨は右側の翼ですが、尺骨という細い骨に亀裂が。。。

さらに重症なのが、写真中央部の上腕骨ですが、完全に骨折しており、骨同士が分離してしまっているのがわかります。上腕骨の開放骨折ということで、骨折した骨が皮膚から飛び出している状態です。

やはりかなりの重症でした。。。

獣医さんによると、おそらく飛べるように回復するのは難しいのではないか、とのこと。

一方、カラスにかじられたと思われる頭部の傷は、既に傷口が塞がっているとこのことで、こちらは心配ないでしょうとのことでした。

上腕骨の開放骨折は、傷口が開いている状態なので、そこからバイ菌などが入ってしまうと致命的になるとのことで、インコはしばらく入院させて、病院が面倒を見てくれることになりました。

ちなみに、入院費は、病院側がすべて負担してくださるということでした(恐らく、自治体からの補助金が適用されると思われます)。

入院期間は1ヶ月ほどの予定に。

入院期間中は、病院への問い合わせ電話などは一切禁止。また、入院中に何らかの原因で、インコが死んでしまっても、病院からの連絡などは行わないということでした。

また、仮に飛べるように回復した場合でも、野生に戻すことはできないので、退院後は、責任をもって飼育することが前提となります。

こうして、インコは田園調布動物病院に入院することとなりました。

2. 入院と退院

インコが入院してから1ヶ月余り経過した先日、田園調布動物病院から連絡が入りました。

インコの治療が完了したので、引き取りに来てほしいとのこと。

そして、希望があれば、実費払いでウィルス検査と血液検査も併せて退院前に実施してくれるとのことだったので、検査をお願いしました。

再び田園調布動物病院にインコを引き取りに伺いました。

1ヶ月の入院治療の結果、開放骨折の部位は縫合手術を施して、傷は塞がりました。

しかし、骨は結合しておらず、羽ばたいても飛べない状態は変わらず、おそらく二度と飛べるようにはならないとのことでした。

また、入院中に、羽かじりのために、骨折した右羽をすっかりかじってしまい、痛々しいほどに羽をむしってしまっていました。

羽かじりの跡

羽かじりは、インコには良くあることなのですが、やはり野鳥にとってはストレスが大きかったのでしょう。くちばし部分も止まり木にこすりつける癖がひどくなって、摩耗していました。

カラスにかじられた頭の怪我は、少し良くなっていましたが、羽毛はまだ生え揃ってはいませんでした。

ウィルス検査と血液検査の結果は異常なし、これで一安心です。

ウィルス検査結果

血液検査結果

で、どうやらこのインコは年齢不詳、性別はメスらしいということで、卵を産むかもしれないとのことでした!

病院の診察券を作ってもらい、1ヶ月の間お世話になった病院の方々に御礼を伝えて、インコを車に載せました。

インコを車に

インコが無事に帰宅して、これから家で飼うことに決まり、妻と子供たちは大喜び!

名前はインコの英語名 Parakeetから、パラちゃんと呼ぶことにしました。

3. 新しい鳥かご

インコが入院中に、鳥に詳しい友人に教えてもらった大きな鳥かご(幅47.5×奥行き36×高さ91cm)をアマゾンで購入、準備しておきました。



鳥かごは、簡単に組み立てできる中国製の製品で、5,280円となかなかのお買い得品でした。

組み立てキット

組み立て自体は30分ほどで完成、同梱していた説明書を参考に試行錯誤しながら組み立てましたが、それほど難しくはありませんでした。

完成した鳥かご

帰宅して早速新しい鳥かごに入れてあげました。


新し鳥かごは、入院中に入っていたものよりも遥かに大きいので、これならインコもゆったりとくつろげる(はず)。

羽かじりの対策についてネットでいろいろ調べたのですが、大抵の場合は、インコが退屈するのが原因のようで、野鳥のインコで尚且つ怪我をして飛べない今回の状況にはあまり参考になりません。

取り敢えず、羽の代わりにかじれるおもちゃをということで、「クルクルかじりんガー」という製品を購入、止まり木に設置しました。

グルグルかじりんガー



設置してしばらく様子を見ましたが、噛んだり遊んだりする様子はありません。。。興味を惹くまでは時間がかかりそうです。

ペットとして飼われているセキセイインコや文鳥とは違って、野鳥のインコなので、飼い主になつくどころか、警戒心が非常に強く、鳥かごに近寄っただけで、神経質に遠くに移動してしまいます。

しばらくは、ストレスを与えないように、静かな環境に置いたほうが良いだろうと、鳥かごは2階の個室に置いて、夜は部屋の扉を閉めて真っ暗にした環境で育てることにします。

拙宅は、全館空調なので、真冬でも部屋の中は常に暖かいので南国生まれのワカケホンセイインコにとっては過ごしやすい環境のはず。

病院の獣医さんのアドバイス通り、好物のミカンやリンゴはあまり与え過ぎると消化不要になってしまうので、基本は市販のペレットをエサにします。

水は毎日交換して新鮮な水が飲めるように注意します。

こうして、インコと一緒に暮らす生活が始まりました。

4. 脱走、行方不明に!

病院からインコを引き取った翌日、さっそく事件が発生(笑)

なんと、外出中に鳥かごから(おそらくくちばしで入り口を開けて)鳥かごの外に脱走、そのまま姿が見えなくなってしまいました!

鳥かごには上下8か所に大小の入り口があるのですが、どれも開けっ放しの状態になっていません。。。おそらく上下にスライドできる小さな入り口から逃げ出したものと推測されます。この入り口はロックが少し緩い状態でした。

小さな入り口

幸いにも、鳥かごは個室のなかで、部屋は閉め切っていたため、個室の外には出ていないはず、部屋のなかの捜索を始めました。

あちらこちらに糞の跡が見つかりました。あと少量の羽毛も。

しかし。。。

部屋のなかをいくら探してもインコは見つかりません。一体どこへ隠れてしまったのでしょうか??

なかなか見つからないので、部屋のなかの荷物を一度全部部屋の外に出してみることに。。。

すると。。。

棚の一番下の段の奥に、なにやら影が。

なにやら影が

この一番下の段の奥です。

棚の一番下の段

懐中電灯で照らしてみると。。。いました!

パラちゃん発見

よくもまあこんな狭いところに隠れていたもんです(苦笑)

たったの一日で鳥かごのロックを開けられるようになってしまうとは、インコって相当賢いですね。

再び脱出できないように、鳥かごの8か所の入り口には、クリップでロックを施しました。

5. 日光浴

週末の天気の良い日に、バルコニーで日光浴をさせてやりました。


バルコニーの隅々までトコトコ歩いて(逃げ場所がないか)チェックしています。


くちばしの先端が削れてしまっているのが良くわかりますね。


窓のサッシ部分によじ登り、せわしなく動いていました。



観葉植物のベンジャミンの鉢を置いてみたところ、よじ登って姿を隠しました。ここが一番居心地が良いようでした。

ベンジャミンの茂みのなかに

上の写真、パラちゃんがどこにいるかわかりますか?よーく見ると中央の緑の茂みのなかに黒い眼が。。。

黒い眼が

ところで、ワカケホンセイインコは、物凄い大きな鳴き声を発します。下の動画は、日光浴を終えて鳥かごに戻そうと、バルコニーの隅に追い詰めたときの様子です。

ワカケホンセイインコの鳴き声(ダミ声)

神経を逆撫でするような強烈なダミ声ですよね。。。カラスに襲われて助けたときも、この声でずっと鳴いていました。

同じく、こちらは鳥かごに指を近づけたときの様子です。同じようなダミ声で鳴いています。


この声のうるささが、ワカケホンセイインコが、騒音被害になっている原因なのです。。。

しかし、鳥かごをバルコニーに出して日光浴させているときには、全く別の鳴き声で鳴くのですが、こちらはとても透き通った「ピヨピヨ」という耳に心地良い鳴き声です。

ワカケホンセイインコの鳴き声(透き通った声)

この声で鳴いているときは仲間を呼んでいるのかもしれません。

6. これから

インコの本を読むと、非常に人なつこい性格と書いてありますが、ウチにやってきたワカケホンセイインコは、元は野鳥だったこともあり、そう簡単になつきそうもありません。

ワカケホンセイインコの寿命は、約30年とペットとしては非常に長いので、これからゆっくりと付き合って、お互いに良く知り合いにならないとですね。。。

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コメント

  1. 部屋の中で脱走。そして部屋の中の荷物を全部外に出す大捜査。一生懸命、一生懸命パラちゃんのお世話をされる姿に感動しました。
    飛べなくなったワカケホンセイインコちゃんを助けてくださってありがとうございますと、私自身も感謝の思いでいます。
    今は野鳥をみてくれるところが中々ないですが、よい病院で診察してもらえてよかったです♡



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    1. kotyouranfulさん、暖かい応援メッセージを有難うございます。
      インコを助ける機会に偶然巡り合ったのは私にとっても幸せな出来事でした。
      お世話はまだまだ慣れないことばかりですが、少しでもインコにとって居心地の良い環境で育ててあげられればと思います。

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