【ブログ初心者のための】Googleアナリティクスの使い方③ - スクロール量

Googleアナリティクスを導入して3か月、前回は検索クエリについて書きました。

今回のテーマは「スクロール量」です。


「スクロール量」とは、読了率、すなわち、ユーザーがページを閲覧するときに、ブラウザをスクロールさせてページ全体のどれくらいの割合を閲覧したかを示す指標です。

スクロール量(こちらのサイトより引用)

アナリティクスでは、特定のページのアクセス量についてのデータは取得できますが、ユーザーが果たしてページのどの部分まで読み進んだかは取得できません。

そこで、Googleタグマネージャというツールを使って事前にスクロール量の定義を行い、アナリティクスでスクロール量を「イベント」として取得できるように設定します。

1. Googleタグマネージャ


Googleタグマネージャという便利なツールがあります。

タグマネージャを導入すると、ページのどこまでスクロールされたかや、どんなリンクがクリックされたのかなどを記録できるようになるので非常に便利です。

タグマネージャをインストールするためには、Googleマーケティングプラットフォームのサイトにログインします。

Googleマーケティングプラットフォーム

【Googleタグマネージャ】スクロール量を取得して記事がどこまで読まれたかを調べる方法!」の記事を参考に、タグマネージャを導入して、ページのどこまでスクロールされたかを測定できるように設定しておきます。

Googleタグマネージャ

具体的には、Googleタグマネージャで新規に設定したイベント(スクロール量)が検知されると、紐づけしたGoogleアナリティクスのトラッキングID(自分のブログサイト)にスクロールイベントを送信します。

「スクロール量」とは、ページの全体をブラウザのスクロールでどこまで読まれたかの割合を示す指標です。

値は自由に設定できますが、一般的には、10%, 25%, 50%, 75%, 90%の5つを設定すれば十分でしょう(完全にスクロールされる100%というのは、末尾のリンクまで到達するという稀なケースなので割愛しました)。

トリガー(スクロール量)を実行するのがタグ(ユニバーサルアナリティクス)という関係です。

タグマネージャで発行されたコードをBloggerのHTMLに追加します。コードはタグマネージャの「管理」>「Googleタグマネージャをインストール」からいつでも確認できます。

タグマネージャが発行するコード

このコードを追加するときには、若干修正が必要となります。詳細は「BloggerにGoogleタグマネージャを導入」のサイトに説明がありますが、1か所だけ'&l='を'&l='に置き換えます。

タグマネージャ上で無事にスクロール量のイベントが設定されると、タグマネージャの管理ページで以下のように「公開中のバージョン」という項目が登録されます。

タグマネージャで公開

これで準備は完了です。

2. アナリティクスでスクロール量を確認


Googleタグマネージャでスクロール量の設定を終えたあとは、しばらくアクセスが発生するまで待ちます。

ユーザーからのアクセスによるスクロール量のデータが発生したら、アナリティクスに行き、「行動」>「イベント」>「上位のイベント」を見ると、以下のような指標が確認できます。

アナリティクスで上位のイベントを確認

すべてのページにおける、スクロール量のイベント発生件数と割合が表示されています。上の例では、例えば、ページスクロールで90%までの割合、つまり訪問者でページの最後まで読んでくれた人の割合は、全体では8.2%だった、ということがわかります。

ページ全体の平均だけでなく、特定のページのスクロール量を知りたい場合は、

「プライマリディメンション」を「ページタイトル」に変更
「セカンダリディメンション」を「行動」>「イベントアクション」に変更

として、ページタイトルでソートします。表示ページが多過ぎる場合は、検索にキーワードを入力してページタイトルを絞ると更に見やすい画面となります。

スクロール量を指標としたページ毎の結果

スクロール量90%の割合が低いページ(記事)は、長たらしくてユーザーが最後まで読まずに途中で離脱しているので、何らかの改善策(記事を複数に分ける、簡潔に書き直す、離脱をしないように導線を再検討する)が必要ということになります。


3.「モニオの部屋」の分析



「モニオの部屋」のスクロール量を分析すると、90%が全体の8.2%と低いことがわかります。平均セッション時間の短さとも関連しますが、記事が(必要以上に)長過ぎるのが原因と思われます。

個別のページを分析すると、例えば、「究極のクレジットカード選び【2018年12月版】」という記事(文字数8,819と結構長い)では、スクロール量10%が40人であるのに対して、スクロール量90%が23人と、訪問者の57.5%が記事の最後まで読み通しているので、良いページと言えます。

一方、「ヘッドフォン・イヤフォンのバランスケーブル接続」という記事(文字数9,168と結構長い)では、スクロール量10%が22人であるのに対して、スクロール量90%が0人と、記事の最後まで読み通している訪問者がいないので、改善すべきページと言えます。

「ヘッドフォン・イヤフォンのバランスケーブル接続」は、累計で35,000PVという人気記事ですが、投稿が2015年3月なので、内容が古くなり、多くの訪問者は新しい内容が乏しいことから離脱してしまったものと思われます。

「モニオの部屋」のスクロール量

「モニオの部屋」のメインページは、スクロール量10%が101人であるのに対して、スクロール量90%が48人と、訪問者の47.5%が記事の最後まで読み通しています。

一般的には、スクロール量90%が全体の50%であれば合格と思われます。

このように、スクロール量を個別のページごとに分析すると、その記事に対する訪問者の反応がよりきめ細かく分析することができるため、ブログ改善の効果的なツールとなります。

以上、【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方③ - スクロール量でした。

【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方。。。以下のとおり順次連載記事にしています。

【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方① - 直帰率と平均ページ滞在時間 【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方② - 検索クエリ 【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方③ - スクロール量 【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方④ - アフィリエイト 【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方⑤ - カスタムレポート

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