第7回ハセツネ30Kを完走しました

4月12日(日)に開催された第7回ハセツネ30Kを無事に完走することができました。




初めてのトレラン大会。当初は上位1,000人に与えられる秋のハセツネカップの出場優先権を狙い、先月のトラックトーキョーの試走会にも参加(試走会のブログはこちらです)、しかし前日にブルべ300kmを走ることにしたため、目標を完走に切り替えました。


前日のブルべ300kmのブログはこちらです。

ブルべから帰宅したのが夜中の1時、3時間ほど仮眠をして起床、朝5時半の電車に乗って現地に向かいました。

300km自転車を漕いだあとの身体の状態はもちろん足腰に相当疲労が貯まっていましたが、心配していた四頭筋や腸脛靭帯の痛みはそれほどでもなかったので、あとは現地で様子を見て、調子が悪ければリタイヤしようと考えていました。

南武線はガラガラに空いていたので溝ノ口から立川までは座って眠ることができました。立川から武蔵五日市は今度はランナーだらけの満員電車でした。。。

武蔵五日市駅には朝7時に到着。ここから約30分徒歩で秋川リバーティオに向かいます。

武蔵五日市駅前

昨日の雨とはガラッと変わって天気は最高です!

駅前にはハセツネ開催の横断幕

会場で受付後、着替えやゼッケン着用、靴に計測チップをくくりつけて準備します。ちなみにトイレは激混み、私はなぜかこの日はトイレは全然行かずに大丈夫でした。

コースマップはハセツネ攻略マップを携行。試走会でも役に立ったスグレモノです。

獣人発行の戦略マップ


スタート地点にはすでに列が

8時30分のスタートの合図を待ちます。私はずっと後ろの最後尾に近い位置まで下がりました。

スタート直前

そういえば途中リタイヤはどうすればよいのか。。。近くの係員に方に質問したところ、「現地のスタッフにリタイヤする旨を伝えてください」とのことでした。これで一安心。

さて前のほうでなんか盛り上がっていますがマイクの調子が悪くてよく聴こえません。。。そしてなんとなくスタート。。。 (´д`)

最初のロード上りです

最初はロードを10kmほど走ります。恐る恐る走ってみたのですが、足腰は結構大丈夫そうです。。。!よし、これならしばらくは行けそうです。

しかし驚いたのが、女性ランナーがとっても多いことです。しかもみなウェアがオシャレ!耐久系レースでこんなに女性が多いのは見たことがありません。トレランは女性にブームなのですね。

最後尾に近い組からのスタートなので、周囲のペースもゆっくりです。最初はたぶんキロ6分30秒くらいのペースでしょうか。。。のんびりという雰囲気で進みます。

やがて5km地点を通過。もう残り25kmか。。。とブルべ300kmで距離感覚を完全に喪失した頭で考えます。

足腰のダメージは予想よりはるかに大丈夫そうです。。。!もしかしたら完走まで行けるかもしれない、と思いました。

心拍数が150より上がらないよう、常にSUUNTO腕時計を確認。

少しペースを上げてキロ6分くらいの感覚で走りました。すると、あっと言う間に10km地点手前まで来てしまいました。距離でいうともう残り三分の二です。スタートしてまだ1時間しか経過していません。。。

もちろんこのあとのトレイルコースでたっぷり時間がかかることは試走会で経験済みですが、とにかくあとたったの20kmか!とそのとき思えてしまったことが、完走につながったのかもしれません。

そして。。。トレイルの登山口で大渋滞が始まりました!これは予想以上にひどい渋滞です。。。

登山口前の大渋滞

汗が冷えて寒くなったのでウィンドブレーカーを着込みますが、それでもかなり寒いです。。。とくに日陰は。

待っている間、周囲のランナーたちと雑談。ハセツネを過去に走った経験者が多いので、いろいろ参考になる話を聞くことができました。去年とのルートの違いや、後半の走り方の計画の話など。。。秋のハセツネカップはこの大会で優先権を取れなくてもクリック合戦で行けることもこのとき初めて知りました。

しかし長い待ち時間です。。。補給食をとったりして暇をつぶしますが、睡眠不足でブルべの疲れも出てきて、陽のあたる場所に来ると猛烈な睡魔が襲ってきて困りました。。。

ようやく登山口に到着

あまりに体が冷えたのでここでは空いていたトイレに立ち寄りました。渋滞はなんと50分も待ちました。出走からすでに2時間が経過していますが、いよいよトレイルの開始です!

いきなりぬかるみでグチャグチャの道を進みます。靴が汚れないように気を使いながら。。。前を歩くカップルは防水仕様の重そうなシューズでぬかるみをものともせず進んでいきます。。。

やがて間隔も広くなり、走りやすくなってきました。あとは自分のペースに合わせてひたすらトレイルを続けるのみです。



後半にバテてしまうのを避けるため、決して無理をせず、心拍数を150以下に抑えて進みます。なんだか周囲のランナーは息も荒く、それに比べると私は楽に登れているようです。声をかけて追い抜いていきます。

上りが終わると今度は下り。下りの走りは混んでいてなかなかスピードが出せませんが、抑え気味に走っている分にはちょうどよいくらいのペースです。

下り坂を走ります

トレランの上りはブルべの峠越えの感覚にとてもよく似ています。ブルべでは自転車のギアをトップローにして徒歩よりも遅いスピードでひたすらゆっくりただし止まらずに進めるのですが、トレランの上りも、決して力まず、あとどのくらいとか余計なことは考えず、ただ黙々とほとんど何も考えずに脚を進めるのが良いようです。

市道分岐付近です

ここから激坂が開始



ようやく15kmポストまでやってきました。ここまでがキツイ。。。でもこのあとは比較的ラクになることを知っているので気持ち的には余裕があります。

コースのポイントポイントに誘導員の方がいらして、声をかけて励ましてくれます。私もできるだけ御礼を返しながら進みます。事前にはトレランは道に迷うのではと心配してコースマップもしっかりと予習しましたが、これだけ参加人数が多く、しかも誘導員の方がいてくれればルートに迷う心配は全くありませんでした。

私は相変わらず手持ちのコンデジで写真を撮りまくっていますが、写真撮っているランナーはあまり見かけません。。。 (´д`)

そうしてようやく第一関門に到着!時刻は12:17。関門が13:00クローズだったので思った以上にぎりぎりになってしまいました。第二関門が心配です。。。

第一関門の篠窪峠

第一関門から先は長い下りのロードが始まります。前回の試走会でも唯一快走できた区間で自信がありましたが、今日は脚が相当に重く感じ、思ったように疾走できません。。。

それでも、周囲をよそにガンガン飛ばします!

みなさん抑え気味に走っているようで、どんどん追い抜きます。10人、20人、30人。。。

そしてついに50人追い抜いたところで一息入れて歩きにしました。心拍数は最大でも160くらい。あまり上がりません。

途中の民家で沿道で応援してくれる人たちがいてとても励まされました!それに応えるように、全速力で疾走すると、「オオオ!速いね~」と褒め言葉をかけてくれて、いよいよ嬉しくなってしまいました。。。やがて疲れ果てて沿道の応援の人がいなくなった地点でまた徒歩に  (´д`)

SUUNTOで距離を確認したところ、あれ?15.68kmでずっと止まっています。。。

たぶんGPS PODの充電が切れたのでしょう。ブルべから帰宅して3時間しか充電時間がなかったのでこれは止むを得ませんでした。

やがて自然水が沸き出ているポイントに到着。リュックを降ろして水を補給します。しかしこれが実は失敗でした。。。

というのは、今まで美味しかったポカリスエットが水で薄まってしまい、まずく感じるようになってしまったからです。水の補給は余計でした。

森久保分岐からは今度はロードの上り坂が始まります、それも結構キツイ。試走会ではここも頑張って走りましたが、今日は。。。

なななんと。。。

全員のんびりと歩いているではないですか。。。!なかには雑談しながら歩いているおじさんや若い子たちも。おかげで私も堂々と歩いて登れて超ラッキーです!!

うーーむトレランは真面目に走るとロードのマラソンよりも過酷ですが、後ろの遅い組だとピクニック気分も味わえるというマラソンとは違うダイナミックレンジの広さがあるのですね。トレランは奥が深いです ^_^

上り坂が続きます

上り坂をてくてく歩いてゆくと、やがて登山道の入り口に辿り着きます。試走会のときと違って、激坂を上ってゆくランナーの行列が遠くからでも確認できました。

激坂

まだまだ続く

キツイ坂が

まだまだ

続きます

もう少し

ようやく上り切りました

写真ばかり撮って余裕のようですが、実はこのときが一番つらかったです。やはり下り坂で脚を使い切った上に激坂上りで、もうフラフラになっていました。体も寒くなってきました。

下りのトレイルは頭がもうろうとして走ることができません。。。この時点でついに沿道に腰を下ろして休むことにしました。

どんどん体が冷えてきます。。。マズイ。。。

そこで体を動かすためにも立ちあがって先を行くことにしました。ここからは基本下り基調なので、幸いなことに山を下るにつれだんだん暖かくなってきました。

すると。。。全く予期していなかったのですが、あっさりと第二関門の入山峠に到着してしまいました。時刻は14:17。関門が14:30クローズだったのでここも結構時間ギリギリでした。

第二関門の入山峠

ここまで来ればもう完走が見えてきました!あとは筋肉の痙攣や肉離れといった歩行困難な状況を避けるためぺーすを落とします。

遠くに見えるのは採石所でしょうか

神社までの長い石段を上ります

しばしお参り

山桜が綺麗でした


今熊山の山頂

今熊神社(?)

神社の横を抜けて再びトレイルに。。。下り基調なのでもう厳しいところはありません。やがて変電所前に出ると、誘導員の方が、「あと少しですよ!」と応援してくれます。有難いです。。。

変電所から少し走ると再び上りのロードに。。。ここはもちろん徒歩です! (´д`)

街並みが見えてきてゴールが近いことがわかります。あと少し、あと少し。。。

そしてようやくゴール。。。タイムは6時間15分28秒でした。


ゴール!!

トレラン初完走!

ちゃんと最後まで走れた。。。ブルべ300kmのあとにも関わらず。思い切って出場して本当に良かったです。

ゴール後に参加賞の五日市特産の野菜「のらぼう菜」を受け取ります。

ゴール後に完走証を発行してもらいました。順位は出走者1,653人中1,396位。ハセツネカップ優先権の1,000位以内には全く届かなかったどころか、ほぼ最後尾グループでした、が、完走できただけで満足です。

着替えのテントでは、すぐあとを走っていた60代のベテランの方の面白いトークにすっかり魅了されてしまいました。その方は山を専門にされているにも関わらず、横浜マラソンの立ち上げに参画されたり、各地のマラソン大会やトレラン大会にも出場のお声がかかりまくって大忙しのようでした。なんでも元記者をやられていたとか。。。しかし人の元気さと年齢は関係ないということを痛感。さすがです。。。

トライアスロンとブルべをやっていると話をしたら、ではウルトラマラソンに出てはどうかと勧められてしまいました。。。(( ;゚Д゚))

またの再会を楽しみにと御礼をしてテントを後にします。

着替えたあとは、出店のラーメンをいただきました。これが美味い!!スープまで全部すすりました。
完走後のラーメン!

まだ飽き足らず、隣の出店のうどんもゲット。こちらも熱くて超々美味しい!!スープまで軽く平らげました。

こうして私の初トレランは無事に終了しました。

帰りの電車のなかで足腰がかなり痛くなり、帰宅してお風呂に入ったあとには、行きつけの整骨院でマッサージをしてもらいました。診察時間外でしたが。。。整骨院の先生方にも日頃の治療で感謝です。

トレランは自然にも触れあえるし、コースの変化もダイナミックで楽しいし、しかしなんといってもキツイところとユルイところの差が激しいです  (´д`) 

もちろん本気でトレランを走っている人にとっては歩いたり途中で休んだりするわけはないので、想像を絶する過酷なスポーツであることは間違いないはずです。個人的には最初から最後までずっとキツイ状態が続くフルマラソンよりも、変化のあるトレランのほうが好みです。^_^

秋のハセツネカップは24時間制限でまた次元の違うキツい大会のようです。果たして、クリック合戦に勝ち残れるかもわかりませんが、機会があればまたトレラン大会に出てみたいと思いました。

コースマップ

高低差

以下はSUUNTOの記録です。

http://www.movescount.com/moves/move58931388



平均心拍数 139bpm
消費カロリー 3,171kcal

試走会のときの平均心拍数が155bpmだったので、比較するとかなり余裕があったことがわかります。実際、試走会のときは終わったあとの足腰のダメージが半端ではなく、しばらく階段の上り下りができなかったほどでした。

ところで、ハセツネとう名前の由来を知って、長谷川恒男という登山家の本を読んでみました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4122031370

登山家の信じがたい世界に衝撃を受けました。日常生活に飽き足らなくなり命を賭けた登山に取り憑かれた男たちの物語。人間の能力は凄まじくもあり、愚かでもあり、何の気なしに読んだ本でしたが、強烈な印象が残りました。

私はごく普通の人間で良かったです。 ^_^

(2018/11/03追記)
reliveというアプリを使って走行記録からルートを動画再現しました。



(おわり)



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