実家を整理していたら、大量の万年筆が出てきました
日常生活で使うことのない万年筆ですが、次女が興味津々に
次女と一緒にショップに持っていって使い方を教えてもらいました
1. 万年筆
実家の整理をしていたら、父が生前に愛用していた大量の万年筆が発掘されました
パイロット70周年記念の箱も出てきました
交換用のカートリッジも見つかりましたが、いろいろ装着しても書けるようになりません
万年筆を初めて見る次女が興味津々で、自分で使ってみたいと
ネットで調べたところ、万年筆の使い方はメーカーや機種によっていろいろ違いがあるようなので、まとめてショップに持って行って相談することにしました
2. 伊東屋
次女と一緒に二子玉川にある伊藤屋に持っていきました
店舗にはさまざまなブランドの万年筆がギッシリと!
「万年筆のいろは」という小冊子をいただきました
万年筆にはインクを入れる方法として「カートリッジ式」と「ピストン吸入式」とがあり、両方ができる「両用式」もあります
「吸入式」は、ペン先をインクの中に入れ、尻軸を時計回りにまわしながら、インクを吸い上げます
固まったインクを落とすには、水かぬるま湯に長時間つけておいて、水分をふきとります
以下は13本の万年筆の製品紹介です
3. モンブラン (MONTBLANC)
高級万年筆ブランドの最高峰に君臨する「モンブラン」はドイツのメーカーです
ペン先は14金、ピストン吸入式
3.2. Meisterstück 146
ペン先は14金、ピストン吸入式
4. パイロット (PILOT)
日本を代表する文房具ブランドの「パイロット」は万年筆のラインナップも豊富です。
4.1. Custom Art Craft
ペン先は18金、カートリッジ式
ペン先は14金、ピストン吸入式
4.3. Custom 742
ペン先は14金、ピストン吸入式
4.4. 75 Anniversary
ペン先は14金、ピストン吸入式
5. ペリカン (PELIKAN)
おそらく日本ではもっとも有名なドイツの万年筆ブランド「ペリカン」
5.1. Classic M200 マーブルグリーン
ペン先は18金、ピストン吸入式
6. ウォーターマン (WATERMAN)
世界で初めて「毛細管現象」を応用した万年筆を発明し、現代万年筆の礎を築いたウォーターマンは、フランスのメーカーです
6.1. P021
ペン先は18金、カートリッジ式
7. セーラー (SAILOR)
「セーラー万年筆」は腕利きの職人集団がつくる高品質な万年筆と多彩なペン先で、「プラチナ万年筆」「パイロット」と並んで国内三大ブランドとして不動の地位を築いています。
7.1. PROFIT LIGHT
ペン先は14金、注入式
8. シェーファー (SHEAFFER)
シェーファーは、アメリカを代表する老舗筆記具ブランドの一つで、万年筆の世界ではパイロットやモンブランと並び、独自の存在感があります。
8.1. Sterling Silver
ペン先は純度92.5%の銀、カートリッジ式
15本のうち、次女は
- モンブラン Meisterstück 146
- パイロット Custom Art Craft
- ペリカンClassic M200 マーブルグリーン
- ウォーターマン P021
の4本をチョイス
モンブランのMeisterstück 149は、市販価格が¥160,600と高額ですが、ピストン吸入部が割れてしまっているので、修理に¥20,000前後かかるとのことで、すぐには使えません。
9. 万年筆の国内市場
学生時代に、父親から進学/入学祝いにモンブランの万年筆をプレゼントしてもらいました。
その万年筆は確かMeisterstück 149だった記憶があるのですが、どこかにしまったのか、現在紛失中です。
下の写真のような立派なインク瓶も持っていました。
過去30年、日本の万年筆市場は1990年代以降縮小傾向でしたが、近年は趣味やギフト需要で一定の回復を見せています。
国内市場規模は2000年代後半に約100億円規模に縮小後、安定推移。主要メーカーはパイロット(45%)、プラチナ(25%)、セーラー(20%)が中心で、3社で大半を占めます。
利用者層は高年齢層中心から、近年は若年層や女性への広がりも見られます。オンラインやSNSでの情報発信が新たな需要創出に寄与しているそうです。
国内ではガラスペンなども静かに人気が出てきているようなので、ひょっとしたら万年筆もブームになるかもしれませんね。
万年筆は、他の筆記用具と違って筆圧をかけなくても書けるのがポイントです。
また、ペン先の弾力によって、インクの濃淡が表現でき、味わいのある文字が書けるのが特徴です。
たまには万年筆で、直筆の手紙でも書いて知り合いに送ってみましょうか?
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