[稲城クロス] 2022年の実走レースはシクロクロスで幕開け!前回と同じくMTBで参戦

今日は第6回 Champion System 稲城クロスというシクロクロスレースに参戦してきました。


シクロクロスとは、オフロードの自転車競技の一種で、コース上ところどころに人工の障害物(柵、急斜面、砂地、階段など)が設けられ、バイクから降りて自転車を押す、担ぐ、ランニングするという、いわゆる自転車の障害物競走のようなレースです。

シクロクロスは、昨年秋に開催された幕張クロス2021に続き2戦目、今回もMTBでの出走となりました。

多摩川河川敷に設営された特設コース(ミドルコース:1.15km)を30分間周回して順位を競います。

レースはカテゴリごとに分かれており、私が参加したC4Aは48人が出走。

前回のレースでは周回遅れで悔しい思いをしたので、今日は何としてでもトップと同じ周回で完走を目指します。

降雪の影響が心配されましたが、コースコンディションは泥や水溜まりはあるものの、まずまずの状態、最高気温10℃で快晴という絶好のレース日和に恵まれました。

MTBは最後尾からのスタートです。

号砲と同時に全員がひしめき合いながら狭いコースに殺到、前回と違って積極的に前に出ました。

しかしシクロクロスバイクの皆さんは速い!

周回を重ねるごとに順位を落とし、何度も転倒、ついに3周回目でほぼドンケツとなってしまいました。。。

「MTBがんばれー!」

という沿道の応援が力になって、トップ選手がフィニッシュする前にかろうじて4周回目に突入。

しかし。。。

4周回目は完全に一人旅となってしまいました。

それでも、何とか完走を果たしました。

結果は。。。出走者43人中41位というほぼドンケツ。

それでも、目標の4周回を走り切って、完走できたのはメチャクチャ嬉しかったです。

1. シクロクロスとは

シクロクロスとは、オフロードで行われる自転車競技です。

コース上ところどころに人工の障害物(柵、急斜面、砂地、階段など)が設けられ、バイクから降りて自転車を押す、担ぐ、ランニングするという、いわゆる自転車の障害物競走のようなレースです。

シクロクロスレース(出典:幕張クロス

以下Wikiより引用します。

シクロクロスの起源はロードレース選手の冬季トレーニングの一環として始まり、現在ではヨーロッパ、とくにベルギーのフランデレン地域、オランダ、チェコで盛んに行われている。

競技は1周が3 - 4キロメートルの不整地の周回路で行われるが、始めに競技時間が規定され、周回数が競技中に決定される。

1周目のラップタイムで規定された競技時間を除算して周回数が定められ、この周回数を最初に消化した選手が勝者となる。

競技時間はロードレースに比べると短く、30分から1時間である。

コースには人工の障害物(柵、階段など)が設けられ、必ず下車して自転車を担がなければならない部分が作られている。

(引用おわり)

シクロクロス用の自転車は、ドロップハンドルで、ロードバイクに似ていますが、オフロードで走れるようにいろいろな箇所が異なっています。

シクロクロス専用バイク(出典:TREK)

まず、ブレーキは、制動性の高く、水や泥に強いディスクブレーキが選ばれています。

また、フレームの形状も、肩に担ぎやすいように、フレームの前三角が大きく開いた設計になっています。

そして、未舗装の路面をしっかりとグリップできるように、35㎜程の太めのブロックタイヤが採用されています。空気圧は2〜4気圧と低いため、リム打ちパンク防止と重量面のメリットから、チューブラータイヤが主流となっています。

形状はロードバイクに似ていますが、性能やパーツはMTBとの共通点が多いですね。

シクロクロスバイクを持っていない私は、レンタルできる店がないか探しましたが見つからず。。。

結局今回もMTBでの出場となりました。

2. 稲城クロス

第6回 Champion System 稲城クロス(通称稲城クロス)は、東京都稲城市の多摩川河川敷で行うシクロクロスレース。主催はChampion System Japan。ビギナーを中心とした自転車を楽しむ普及イベントとして、2月と10月に開催しており、今回が6回目の開催となります。


開催場所は、ローディの聖地である尾根幹にも近い、稲城北緑地公園に隣接した河川敷(住所は東京都稲城市東長沼6)です。



以下は2020年の稲城クロス(同じC4A)のYouTubeです。

20201011 稲城クロスC4A 最後尾スタートから1桁順位になるまで

【コース】

多摩川河川敷の特設コース(常設ではない)なので、前回の幕張クロスのような激坂や大きなアップダウン区間はありません。

会場図

細かいデコボコのある曲がりくねったコースがずっと続いているようなイメージです。

シクロクロスのコースらしく、シケインもあるし、周回ごとに30段くらの階段をバイクを担いで上らなくてはなりません。

稲城クロスコース

エントリー時の定員は以下のとおり。

[C3/U17]50人
[C4]100人
[CM2/U15]50人
[CM3]50人
[CL2]15人
[CL3]15人
[CK1]15人
[CK2]15人
[CK3]15人
[超初心者]15人
[CX最速店長&社長選手権]50人

私がエントリーしたのは、前回と同じC4A(午前10:00スタート)です。

3. レース当日

自宅からレース開催地までは、車で30分ほどの場所だったので、試走時間(8:20-8:55)に間に合うように出発。

今回は、コロナ対策もあって、当日の受付はナシ、事前に郵送で送られてきたゼッケンを指定の場所に張り付けるだけです(計測チップもなし)。


当日受付がないというのは、レースの運営が非常に簡素化されて、密も避けることができるので素晴らしいと思いました。

4. 試走

時間もないので、早速コースに出て試走(以下は試走したときの動画です)


スタート直後は長いストレート、ここはコース幅も広い


その後曲がりくねったコースが続くが、幅は狭く、しかもドロドロにぬかるんでタイヤが滑りやすい。。。



一部は水溜まりになっている箇所も。。。


大会本部前のシケイン


そして階段


試走後は早くもバイクが泥だらけに。


トイレは、稲城北緑地公園の常設トイレがすぐ近くにあったので便利でした。

試走を終えて、ゼッケンをピンでウェアに取り付けたりしているうちに、出走時刻が迫ってきました。

5. レース

スタート位置は、ゼッケン順に前から並びます。

私はNo. 33、しかしMTBは最後尾からのスタートというルールです。

C4Aでは、MTBで走る選手は私以外にもう一人だけでした。


午前10:00、C4Aがスタート

5.1 1周回目(08:05)

以下は1周回目の動画です。

1周回目

スタートから積極的に前に出ようとしますが、渋滞もあってなかなか思うようにはいきません。

同じMTBの34番に付いて行くつもりでしたが、途中で先を越されます。

あとは抜きつ抜かれつ。。。最後尾の攻防ですが 笑

途中まではモタつくこともなかったのですが、1周回目の終盤のコーナーでコントロールを失い、あわや転倒という事態に。

再発進でスピードが遅れた瞬間、3人のライダー(39, 24, 41)に追い抜かれてしまいました。。。

以下がそのシーンです。


ほんの一瞬のミスが致命的ですね。。。

シケインを超えて、大会本部前の迷路のようなポイント(ここでバイクをポールにぶつけてしまいました)を超え、階段を超えて、2周回目に突入です。

ラップは8分05秒

相当踏んでいるにも関わらずかなりツライ。。。MTBは重いし持ちにくいので階段を上るのも大変。

(写真提供:Kazutaka Inoueさん

しかし、何よりも、ここまで大きな転倒や落車がないのが幸いです。

5.2 2周回目(07:50)

以下は2周回目の動画です。

2周回目

2周回目からは、序盤に1人抜かれた以外は、完全な一人旅となってしまいました。。。

そして、2周回目でついに派手に転倒!

前後に誰もいなかったので、順位は変わらず。気を取り直してバイクにまたがって進みます。。。

珍しいMTBだからなのか、もしくはドンケツに近いからか、沿道からは

「MTB頑張れー!」

という声援をたくさんもらい、大いに励みになりました。

(写真提供:NOBさん

本部前を通るときに、

「このレースは4周回に決まりました!」

とのアナウンスが聞こえたような。。。とにかくトップ選手に追い付かれてしまったらそこでレースは終わってしまうので、必死になって漕ぎ続けました。

5.3 3周回目(08:10)

以下は3周回目の動画です。

3周回目

3周回目になると、とにかく息が上がってしまいツラかったのを覚えています。

そして、レースパンツのクッション部分がサドルに引っ掛かってしまって元に戻せないのと、胸の心拍計ベルトが衝撃で腹までずり落ちてしまったのが気になって仕方ありませんでした。。。

レースパンツの引っ掛かりは、仕方なく途中でバイクを止めて元に戻しました。。。

幸いなことに、晴天で気温もまずまずでコースコンディションが徐々に良くなってきたように思えました(若しくはコースに慣れてきたのか)。

水溜まりのあるコーナーでもたついているところを、対面を過ぎていくライダーが目に入りました。

少し遅れて41番が徐々に差を縮めてきています。。。大きなプレッシャーに。

そして。。。

階段を上り、下りスロープを抜けて再び本部前を通り過ぎるところで、スロープ上部に数名のライダーが見えました。

会場アナウンスが入り、トップ争いをしている選手が4周回を終えてゴールに近づいていることがわかりました。

あの選手に追い抜かれたら、そこでレースは終わってしまう。

がむしゃらに漕いでゴールゲートを目指し、何とかトップ選手がゴールする前に4周回目に突入することができました!

5.4 4周回目(07:53)


4周回目に入って、41番の姿が見えなくなりました、というか、後ろにはもう誰もいません。

どうやら41番は4周回目直前でトップの選手に追い抜かれてしまったようです。

そして。。。

主催者のゼッケンをつけた選手が私の後ろを走って、各セクションのスタッフに声をかけていきます。

私がゴールしないと次のカテゴリーに進めないと思うと、気合を入れてスピードを上げるしかありません。

心拍数はおそらく180を超えている感じですが、構っていられない。

そして。。。

あろうことか、例の水溜まりのコーナーで派手に転倒、右脚が水浸しになってしまいました!

そのときの映像です


それでも、急いで体制を立て直してまたひたすらゴールを目指します。

そして。。。

ようやくゴール!

ドンケツでのゴールでしたが、無事に4周回を走り切ることができたので良かったです。

いや。。。キツかった、でも、楽しかった!

あとで心拍数の記録を確認したところ。。。


平均171、最大185と、なかなか高い心拍数でした(途中心拍計がずり落ちて計測できない区間アリ)。

休憩後、次のC4Bのレースを少しだけ観戦。


なかなかの迫力ですね!


コロナ対策で原則無観客なので、荷物をまとめて早々に退散、駐車場に戻りました。


C4Aのレースのリザルトが早速ネットに公開されたということでチェックしてみると。。。


出走者43人中40位(完走者では42人中40位)というほぼドンケツ。

4ラップでタイムは32分41秒でした(トップとの差は7分37秒、ほぼ1周回遅れのタイム)。

6. まとめ

こうして二度目のシクロクロスレースも無事に終了。


MTBはかつてないほどドロドロ状態に。。。


昨年末にケルヒャーの高圧洗浄器を入手したので、いくら泥だらけになっても問題はありません。
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レース結果はアレですが、天気にも恵まれて、大きな転倒も怪我もなく、無事に完走できてホッとしています。

また、レース運営の方々、サポートしてくださった方々、応援を送ってくださった方々には心から感謝です。

このコロナ禍での開催にも関わらず、降雪のあとのコース整備などを含めて極めてスムースな運営でした。

稲城クロスは私のようなシクロクロス初心者も楽しめる本当に素晴らしい大会でした。また次回も出ようと思います。

シクロクロス、やはり一度は専用のバイクで走ってみたいものですが、家庭内超級山岳が。。。I want to ride my bicycle♬(by フレディ)涙

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