[ショパン ピアノソナタ第3番を弾く] 練習奮闘記:第4楽章75小節までなんとか到達しました

 

年明けからショパン ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 第4楽章の練習を始めています。



映画「羊と鋼の森」(2018年)を観て、ヒロインの佐倉和音(上白石萌音)が弾いていたショパン ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調の第4楽章が、頭から離れなくなったのがきっかけでした。


佐倉和音(上白石萌音)

このシーンです。

羊と鋼の森

ショパン ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調の第4楽章については、以前のブログ記事に書きました。

練習を始めて4カ月、独学でようやく75小節(楽譜の3ページ目の冒頭)まで到達したので、練習奮闘記を残しておきます。

1. YouTubeの練習記録

下の演奏は、YouTubeにアップした私の演奏です(2021年4月25日 更新)。

ショパン ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 第4楽章(1-75小節)

間違えだらけのヒドイ演奏で、テンポも遅いです。

ペダルの踏み方はド下手だし、スケールはバラバラでまったくスムースじゃありません。

自分で言うのもヘンですが、腕に余計な力が入り過ぎですね。

表現はのっぺらだし、メロディも歌っていない。。。

が、何とか75小節まで辿り着きました!

こうして下手なりにも憧れの名曲が弾けるようになるのは、ピアノを弾く醍醐味でもあります。

2. 演奏の動画編集

この映像、実は結構な手間をかけて編集しています。

私の電子ピアノは古い型なので、USBへの演奏の保存はMIDI形式しか対応していません。

そこで、演奏を保存したMIDIファイルを、まずはVirtualMIDISynch MIDI ConverterというフリーソフトでMP3に変換します。

VirtualMIDISynch MIDI Converteで
MIDIからMP3に変換

次に変換したMP3ファイルと、iPhoneで録画したMP4映像ファイルをVideoStudioというソフトで合成します(合成するときに、時間軸で同期タイミングが合うように微調整が必要)。

VideoStudioでMP4(映像)とMP3(音声)を合成

必要なシーンを切り出したのち、さらに、頭の動きが映り込んでしまったところをサイズ変更するため、動画をスケーリングで拡大させてFXでクリップを変形させます。

FXでクリップを変形

変形させるためには、画面枠の外まで動画を引き延ばす必要があります。ここはちょっと直感と違うので難しいところです。

これでようやく、YouTubeにアップできるMP4動画が完成します。

本当はこんな面倒な編集など行わずに、iPhoneに電子ピアノからの外部アナログ音声入力をオーディオ変換ケーブルを介して繋いでビデオ撮影できれば済むのですが、下の写真のように繋いでも録音できないんですよね。。。


もしやり方をご存知の方がいたら教えてください(笑)

3. ピアノソナタ第3番ロ短調 第4楽章

導入部の序奏からしてカッコイイです。

途中からの右手のユニゾンは、音を外さないように弾くのは私にとっては至難の技ですね。。。

1-2ページ

最初の主題部はロ短調ですが、とにかく変調に次ぐ変調で、楽譜を見ながら弾くのは指の動きが追い付けないので、譜を頭に叩き込んで暗譜するしかありません。

3-4ページ

右手では一気に駆け下りてくるスケールは、少しでもテンポを上げると必ず間違えてしまいます。

私が弾けるようになった75小節までは、実はまだ序の口で、ここからがいよいよ難関、本当の超絶技巧が要求されるのです。

このソナタの主題部は、1回目はロ短調なのですがが、76小節以降の2回目はホ短調、3回目はロ短調という調性で変調して登場します。

そして、伴奏が、1回目が左手と同じ8分音符(8分の6拍子であるため、「3連符」のようなもの)、2回目が「4連符」、3回目が「6連符」と、 登場するたびに速度が速くなり、難易度が上がっていきます。

特に3回目の左手の動きは、腕力とテクニックの高い超絶技巧を要求されます。

4. 難易度

ピアノソナタ第3番の第4楽章は、「ショピニストへの道~ショパンを極めよう~」というサイトでは、体感難易度(最高10)で、最高の10とランクされています。


また、Yahoo知恵袋では

「ショパンのソナタ 第3番 4楽章の難易度についてお伺いしたいのですが
ピアノに詳しい方教えてください。
今までショパンはスケルツオ第二番やバラード2番、3番を弾いたことがあるのですが
ソナタ第3番4楽章を弾くのは難しいでしょうか?」

という質問に対して

「主題3回目の左手が地獄、という話をよく聞きます。どんな地獄かは楽譜を見ればわかります。大波に飲みこまれるようです(笑)。
ここを左手1本で弾ききるのは辛いので、右手を参加させるなどの裏技が編み出されています。でも右手がオクターブになった以降は左手1本でがんばるしかなく、私をはじめほとんどの人は力尽きます。力尽きない人は専門家を目指してもいいと思います(汗)。私が見てきたピアニスト(アンスネス、ツィメルマン、中井正子)はみんな左手1本で何にも難しく感じさせないスムーズさで立派に弾くので、すごいな~と思います。」

という回答がベストアンサーになっています。

5. 演奏いろいろ

最後にこの曲のYouTubeをいくつか紹介します。

まずは、ピティナのピアノコンクールの小学6年生の演奏から。

ショパン:ピアノソナタ第3番 ロ短調 第4楽章
第41回 入賞者記念コンサート E級[銀賞]城上 千夏

いやはや。。。見事過ぎて言葉がありません。

この曲の名盤は多いのですが、私はウラディーミル・アシュケナージの模範的な演奏が最も気にっています。

ショパン ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 第4楽章
(演奏:ウラディーミル・アシュケナージ)


もうひとつ、忘れてはならないのが、このアルゲリッチの熱情的な演奏です。あまりに突然変異的に凄過ぎで、こんな壮絶な演奏はもう現れないでしょう。。。

ショパン ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 第4楽章
(演奏:マルタ・アルゲリッチ)


他にも、ショパン ピアノソナタ 第3番4楽章 動画集というサイトには、たくさんのピアニストの演奏が比較試聴できるようになっています。

果たして私には全曲を弾けるようになる日がやってくるのか??

(2021年7月30日 追記)

久し振りの更新。。。ですが、4月25日にアップした1-75小節から、進展が遅くなりました(笑)

なんとか105小節まで進みましたが、全然暗譜できていないので、75小節以降はとても公にできる代物ではないのですが、恥を忍んでアップしました。

ショパン ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 第4楽章(1-105小節)

75小節まで弾けるようになった満足感と、ここで終わってしまってはという焦燥感が葛藤しています。

[ショパン ピアノ・ソナタ第3番を弾く] いつかは弾けるようになると信じて。。。まずは序奏(1-52小節)

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