[Kinomap(キノマップ)- Sella Ronda Teil1 ohne Display] マルチプレーヤーのセッションに初参加

Kinomap(キノマップ)という実写映像を使ったオンラインでのバーチャルサイクリングを始めました。今日はフランス南部のSella Ronda Teil1 ohne Displayというルートをマルチプレーヤーモードで走りました。


Kinomapは国内の利用者はまだまだ少ないようですが、ZWIFTのようなCGとはまた違う臨場感を楽しめます。

Kinomapを利用するのは今日が2回目、まだまだ操作に慣れませんが、ソロ走行ではなく、マルチプレーヤーの「定期的なセッション」に参加してみました。

絶景ルートを走る実写動画は、乗り手目線の臨場感たっぷりで、実際にライドをしている感覚に近いです。

Kinomapなかなか素晴らしいサービスですね。。。以下走行記です。

1. Kinomapのマルチプレーヤーセッションとは

Kinomapは、メニュー画面の「ブラウズ」という項目を選ぶと、上記のような画面となり、トップには「セッションに参加する」というセクションがあります。

Kinomapのホーム画面

この「セッションに参加する」が、ZWIFTでいうグループライドやレースに相当するもののようです。

「セッション」には、
  • 近日公開予定のセッション
  • おすすめのセッション
  • 定期的なセッション
の3つがあり、私のアカウントでは3つめの「定期的なセッション」のみが利用できました。

定期的なセッションには、「毎時間、複数のセッションが自動的にスケジュールに更新されます」とあります。

この説明だけではわかりにくいのですが、どうやら、16:00とか21:00とか決まった時間に特定のルートを走るセッションが開始される仕組みで、そのセッション開始15分前にアクセス可能となります。

セッション開始の15分前に参加以外の場合は、ソロ走行になります。

Kinomapのアプリはちょっとわかりにくく、どこから走行コースを選んで良いかが直感で操作できません。

今回も、コースの概要もよくわからないまま、セッション開始時間の都合が良いコースが、Sella Ronda Teil1 ohne Display Part1という名前のコースでした。

Kinomapでは、PCはブラウザを立ち上げて、KinomapのリモートサイトのURLにアクセスして待機します。

その状態で、スマホ(iPhone)から「参加する」をタップしてスタンバイします。


前回にパワメや心拍計などと機器接続されていれば、何もしなくてもそのまま機器は認識してくれます。

この状態で、「リモートディスプレイ」ボタンをタップして、Windows10 (Chrome) を選択すると、PCのスクリーンが自動的に全画面モードに切り替わります。

スマホの画面

PCの画面

一体どこの国のコースかもわからず、あたふたとスマホ(iPhone)とPCを接続して、セッション開始ギリギリに滑り込みました。

2. 実際の走行

セッションは午後4時ジャストにスタート。「挑戦」モードを選択しました。

距離 12.0km
獲得標高 482m

参加者は16人と出ています。
画面操作などに手間取っていたら、出遅れて、17人中の13番目になってしまいました。


16番目だと画面左の参加者リストに見えないんですよね。。。(これはあとでスマホの操作で見えるようになることを知りました)。

参加者リストに見える7位まで順位を上げるために、早速踏み込んで追いかけます、いつものことですが(笑)


しかし、実写映像の青いライダーがずっと目の前を走っていて、うーーむ、抜かしたいですが、記録映像なのでそれはできません。


300Wで踏み込むと、映像のほうも早送りになり、前の青いライダーのケイデンスが超高速回転になります!

「挑戦」モードで、こちらのペースに連動して動画の再生速度が変化するためです。

ちなみにこの青いライダーは、マルチプレーヤーの参加者とは関係なく、マルチプレーヤーの姿は逆に画面には現れません。

(これは後で知ったのですが)、マルチプレーヤーモードというのは、リアルタイムで参加しているメンバーではなく、そのルートを過去に走ったことのあるライダーの実走データが画面にリアルタイムで反映して、それに合わせて参加者が走るというものでした。

ちょっとわかりにくいのですが、要は、17名のライダーがリストアップされていて順位も出ているのですが、このレースにリアルタイムで参加しているライダーは、実は私を含めて4人だけだったのです。

。。。この仕組みは、実走後に知ったことなので、そんなことはつゆ知らず、先を行く(姿の見えない)ライダーを必死で追っています。


5分間250Wくらいで踏み込んだところ、無事に順位を上げて、6位に浮上しました。


しかし心拍数が165とかなり高く、午前中にズイフトのレースを走っていたので脚はもうパンパンです。。。


さらに順位を上げるどころか、1人に抜かれて現在7位、ギリギリ画面に表示されました。


実写は自転車から撮影されたものなので、カーブのときはリアルに傾いて臨場感がありますね。


6位の選手とは100m以上離されているので、ムリをせずにマイペースで進むことにしました。


眺望が素晴らしいですね、しかしここは世界のどこを走っているのでしょう??(笑)


右上の地図を見ても、馴染みのある地名が出てきません。。。。


6.3%勾配のダラダラ上り坂に入って、実写映像でもライダーに追い抜かれました。


とここで、映像ストリームが固まってしまいました。
Kinomapはスムースな映像再生がウリだと思っていましたが、これはどういうことでしょうか。。。


勾配はさらにキツくなり、8.1%。6位のライダーとはもう500m以上差が開いてしまいました。


気が付いたら、7位からさらに順位を下げて8位に落ちてしまいました!


これはマズイ。。。といっても上り基調でなかなかスピードアップできません。


7位のange73さんとは早くも50mの差が。ここで観念して情けなくもペダルを漕ぐ脚をストップ。


実写映像でもグリーンのライダーに追い抜かれ、ヤル気が低下してゆきます。


残り1.7km。少し元気が出てきたので踏み込みました。ange73さんとの距離は167m。
頑張って踏み込みますが、なかなか追い付けません。。。


スマホの操作で、「リーダーボード」のボタンをタップすると、全体からズームに変更することができます。

スマホの画面

全体からズームに変更

すると、左のリーダーボードに、7位から11位までの下位グループの順位が表示されました。


同様に、スマホ画面で地図やチャート(勾配)も、全体とズームで切替が可能です。


残り500m、前方に岩山が見えてきました。


何やらトンネルのようなものが前方に。


陸橋でした。


後方のライダーもスピードアップして迫ってきましたが、何とか振り切れそうです。


で、いつものように唐突にゴール(終了)しました。


スマホ画面はトレーニング終了の画面に、PCの画面は最初の連動待機に戻りました。

スマホの終了画面


PCの終了画面

15人中8位でフィニッシュ。


詳細なデータも確認できます。





PCではさらに詳しいデータが確認できました。


距離 11.98km
時間 35分52秒 
平均スピード 20.1km/h
パワー 191W
平均心拍数 156
消費カロリー 388kcal

トレーニングを終えて、PC画面で自分のDashboardから順位を確認したところで、今回のマルチプレーヤーのセッションの仕組みがわかりました。


私は39人中の17位と表示されています。。。。アレ、15人中の8位だったのでは?

しかも、16位には前を走って追い付かなかったange73さんが入っていますが、Dateが今日の日付ではなく、2020年5月5日?

multiplayer rankingというリンクをクリックしたところ、以下のようなランキングが表示されました。


This activity, Live activity, recorded activityと色分けされています。

つまり、私を含めたリアルタイムの走者は4名だけで、あとの16名(1名はDNF)は、過去の記録からのバーチャルトレーナーでした。

これがマルチプレーヤーのセッションの仕組みなのですね。。。実走してようやく理解できました。

マルチプレーヤーのバッジをゲット。


2回目の走行でKinomapが少しづつわかってきました。

実写映像のスムースな再生は、このルートでは後半はフリーズが多発しました(映像自体のクオリティは高かったのですが)。

アバターを画面にスーパーインポーズ処理する必要のないKinomapは、アバターが画面に表示されるROUVYよりも画質が高いのは当然かもしれませんが、フリーズはやはりネットの環境に依存するのでしょうか。。。

それとも、動画を通常速度で再生する「発見」モードに対して、走行速度に応じて再生スピードが変化する「挑戦」モードだから発生する事象なのでしょうか。。。

Kinomapにはまだわからないことがたくさんあります。

また、事前に動画をダウンロードする方法があるか調べてみようと思います。

ZWIFTのグループライドやレースとも違う世界観なので、慣れるまではちょっと戸惑いましたが、バーチャルトレーナーを付けてトレーニングをするというのは標準的な仕組みなので、(最近ようやくバーチャルトレーナー機能が追加された)ZWIFTよりも、Kinomapのほうが標準的とも言えそうです。

まだまだ試行錯誤が続きますが、残りの無料期間を活用してKinomapを堪能しようと思います。

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