[目指せ!アクセス累計100万PV] 安定したブログサイト構築のために

先日、「モニオの部屋」ブログアクセスの累計が70万PVに達しました。

2013年11月にブログ開設したので、約6年4か月で70万PVになりました。特に直近1年間だけで約20万PV増加と、最近急激にアクセスが増加しています。

70万ページビュー達成(2020/02/08)

アクセス急増の要因は、昨年4月にブログを独自ドメインへ移行して、ブログのデザインも刷新したことが大きいと思います。

ページビューの変遷(全期間)

グラフのとおり、2019年1月から急激にページビューが増え、現在月間30,000PV近くに迫っています(1日平均1000PVです)。

(急激にページビューが増えた経緯はこちら↓の記事をご覧ください)

【Bloggerユーザー必見】ブログの独自ドメインをGoogle Domainsで取得しました
ブログを始めた6年前には、まさかここまでアクセスが伸びるとは夢にも思っていませんでしたが、自分の投稿が読まれて誰かの役に立っているというのは本当に嬉しい限りです。

ここまで来たら、ぜひとも大台の100万PVを達成したいと思います。月間27,000PV以上を維持できれば、2020年の年末までには100万PVに到達する見通しです。

100万PVまでアクセスが増加すれば、必然的に広告収入の増加も見込めます。

そこで、「Google AdSenseマネタイズの教科書」という評判の高い教科書を参考にして、100万PV達成を目指して安定したブログサイトの構築を再検討してみました。

Google AdSenseマネタイズの教科書


(2020年10月22日追記)

本日1,000,000PVを達成しました。皆さま有難うございます!



(以下太字は本文の文章)

1. 流行り廃りのないテーマを選ぶ

クリック単価が高く、短期間で稼げるアフィリエイト広告と比較すると、アドセンスで稼ぐのは大変ですが、アフィリエイトの最大の弱点は、商品レビューなどのこまめなメンテナンスが必要になることです。

アフィリエイトで継続して収益を上げるのは難しいのです。

記事を量産してそこに広告を貼っておいても、売上は長続きはしません。

一方、アドセンスのメリットは、記事を量産したりメンテナンスする必要がなく、収益が何年も安定するということです。

本著にもあるとおり、ブログの目指すべき姿は、「自動販売機のように放っておいても何年も自動で稼いでくれるサイト」です。

新商品のレビュー記事や、流行りの店やイベントに関する記事は、記事の更新などメンテナンスをしっかりしないとあっという間にアクセスが減ってしまいます。

記事の量産を目指すのではなく、質の高い、なおかつ流行り廃りのないテーマを選ぶことが、アドセンスで長期間にわたって安定した収益を生む秘訣ということです。

流行り廃りのないテーマとは、極論をいえば「100年前も100年後も内容が変わらない」ものです。

当サイト「モニオの部屋」の記事も、何年経っても普遍的に役に立つ記事の投稿を心掛けてきたつもりですが、250の全投稿記事をチェックしてみると、いくつか流行り廃りのあるテーマの記事が見つかりました。

・新商品の紹介記事:7
・映画のレビュー記事:6
・時事問題の記事:3
・NFLスポーツ記事:4
・クレジットカード選び:5

全投稿中ざっと約10%の投稿記事が、流行り廃りのあるテーマの記事だったのです!

例えば、映画のレビュー記事【スター・ウォーズ】エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』☆ネタバレ注意の最速レビューについて。

この記事は、スターウォーズ最新作という激戦区のテーマにも関わらず、多くのページビューを稼いでいる記事です。

投稿日の2019年12月20日(封切りの日)からの2か月のアクセス傾向を確認してみました。

「スター・ウォーズ・エピソード9」のアクセス

グラフから一目瞭然ですが、当初は400PV/日と大きなアクセスを記録していますが、その後の落ち込みも急峻です。

一方、1年以上前に投稿した【高価なルンバはもういらない】中華製のILIFE V3s Pro ロボット掃除機(実売価格12,900円)がスゴイ!という記事を調べてみました。

「中華製のILIFE V3s Pro」のアクセス

こちらは予想に反して、発売から2年近く経過しているにも関わらず、堅調なアクセスが長期間継続しています。

記事のタイトル冒頭に付けた【高価なルンバはもういらない】が響いたのでしょうか。。。

いずれにせよ、流行り廃りのないテーマを選ぶことは重要ですが、商品レビューの記事でも長期間のアクセスが見込めるものもあるということは発見でした。

逆に、流行り廃りのないテーマとして(100年後とは言わないまでも)10年後でも生き残る代表記事が、3年前の2017年夏に投稿した「カブトムシ育成日記~産卵から羽化まで」です。

「カブトムシ育成日記」のアクセス

テーマは「カブトムシ育成」という激戦区にも関わらず、毎年夏に向けて大きなアクセスを生み出している記事です。

「モニオの部屋」の生涯アクセス記事ランキングでも、総アクセス数14406で第7位を誇ります。

生涯アクセス記事ランキング

Googleの検索で、「カブトムシ、羽化」と入力すると、全体ランキングの4番目くらいに出てきます。

「モニオの部屋」のなかで唯一のカブトムシに関する記事がこれほど読まれている理由は、カブトムシの成虫の飼い方から産卵、幼虫の飼い方、羽化まで一貫して網羅している数少ない記事だからだと思います。

Google検索でも「カブトムシの成虫の飼い方、産卵、幼虫の育て方、冬眠から羽化まですべて解説します!」と出てきます。

2. アクセス数は「テーマ選び」で9割が決まる

これはわかっているようで実は良く理解していないポイントでした。

前項の「流行り廃りのないテーマ」に加えて、さらにいくつかの重要な要素があります。

2.1 衣食住やライフラインに関するテーマ

ライフラインに関するテーマ、つまり「電気」「水道」「ガス」「交通」は、景気不景気に関係なく人が生きていく上で不可欠なインフラ設備であり、アクセスが安定しやすいのです。

「モニオの部屋」に、「電力自由化で東京電力の「電化上手」プランからの乗換えを検討してみました」(2019年3月)という人気の記事がありますが、常に人気の投稿のトップに入っており、アクセス数が安定しています。

「電力自由化で東京電力の「電化上手」プランからの乗換えを検討」のアクセス

2.2 大きな市場のテーマ

これはもちろんユーザーの多い大きな市場のテーマのほうがアクセスが集まりやすいのですが、ブログネタが必ずしもユーザーのキャパシティが多いとは限らないので、悩ましいところです。

「モニオの部屋」では、ブルべという自転車の超ロングツーリングの記事が10ほどあり、記事の内容は評判が高いのですが、ブルべの競技人口は国内でわずか2000~2500人と圧倒的に少なく、これではアクセス数に限界があります。

ユーザー検索のキャパシティを調べる方法として、Googleキーワードプランナーというツールがあります。


Googleキーワードプランナーとは、Google広告(旧:アドワーズ)で広告を出す際のキーワード候補やキーワードの検索数(検索ボリューム)、競合の強さ、広告単価などが調査できるGoogleの無料ツールです。

試しに、キーワードを「ライトセーバー」と入力してみます。


「費用 ¥12万、上限クリック単価 ¥240で、クリックを 1100 回獲得できると予測されます」と結果が出ました。

キーワードを「ブルべ」と入力してみます。


今度は「費用 ¥0万、上限クリック単価 ¥240で、クリックを 0 回獲得できると予測されます」と結果が出ました。

キーワードプランナーを活用して、月間のキーワード検索数を確認するなど、記事テーマに適したキーワードを選択することが重要です。

3.  検索ユーザーよりリピーターを増やす

これは目から鱗のポイントでした。

これまで、アクセスを増やすためには、検索エンジンからの集客が最も重要だと考えていましたが、安定したアクセスのためには、実は、リピーターの獲得が最も重要なのです。

リピーターとは、検索からではなく、PCやスマホのブックマークから来るユーザーのことを指します。

アナリティクスの管理画面で、リピーター(リターニングビジター)の比率が確認できます。

アナリティクス画面で「オーディエンス」>「行動」>「新規顧客とリピーター」を選びます(円グラフは「オーディエンス」>「概要」で確認できます)。

新規顧客とリピーター

「モニオの部屋」の過去1ヶ月のリピーターは、全体の11.3%でした。この比率は過去1年間ほとんど変わっていません。

「Google AdSenseマネタイズの教科書」の著者のサイトは、リピーターが49.7%ということなので、「モニオの部屋」のリピーター率は非常に低く、改善の余地が大きいと言えそうです。

更新を一切しなくてもユーザーが増え続けるサイトにするには、サイトに訪れた人の大半をリピーターにする必要があります。

ではどのようにすればリピーター比率を上げることができるのか?

それは、「まとめぺージ」がひとつの答えとなります。

4. まとめページ(カテゴリーページ)を作る

トップページから目的のページに簡単に辿り着けるようなサイト構造になっていれば、ユーザーがトップページをお気に入りに入れて、サイトに何度も足を運んでくれるようになります。

サイト構造は「階層型分類構造(ツリー構造)」「Web型構造」「直線型構造」の3種類があります。

3つのサイト構造(「Google AdSenseマネタイズの教科書」より引用)

どれも一長一短ですが、3つのサイト構造から良いところを抽出した「ハイブリッド構造」というものを著書は提案しています。

ハイブリッド構造(「Google AdSenseマネタイズの教科書」より引用)


初心者がやりがちな失敗は、下層コンテンツをトップページの直下に置いてしまうことです。

実は、「モニオの部屋」ではまさにこの構造になってしまっています。利用しているPrime ZELOのテンプレートがそのようなシンプルな構造になっているためです。

「モニオの部屋」

上の写真のとおり、トップ画面に最新の投稿記事がズラズラと列記されているサイト構造になっています。

これはこれで非常にシンプルな構造なので、個人的には気に入っているのですが、これでは確かにユーザーが求めているコンテンツを簡単に見つけるのは難しいです。

そもそも、ブログを書いている経緯が、自分の日記としての情報を、ユーザーに役立つのであれば公開しようというのが趣旨だったので、このような運営者中心のサイト構造になってしまっているのです。

これといった個性もない普通の人が人気ブロガーとして世間に評価されることは、ハードルが高く至難の業です。

これは非常に鋭い指摘でした。

「モニオの部屋」を訪れるユーザーは、「モニオ」に興味があるのではなく、ユーザーの「興味対象の専門性」に興味があるのです。

モニオの個性を高めるより、サイトの専門性を高めることのほうが重要なのです。

「これを調べたいと思ったらこのサイトしかない!」と思ってもらえたら完璧なのです。

ハイブリッド構造では、検索数が多いキーワードを設定したまとめページ(カテゴリーページ)を作ります。

まとめページ(カテゴリーページ)には下層記事ページから大量にリンクを貼っていきます。内部リンクがたくさん貼られたページはGoogleが重要であると判断するため、自然とまとめページ(カテゴリーページ)のSEOが検索に強くなる仕組みです。

まとめページとカテゴリーページの違いは、以下のとおりです。

まとめページ:下層の記事ページを1つのコンテンツに集めて読み物風にしたページ


カテゴリーページ:下層の記事ページを1つのコンテンツにコンパクトにまとめ利便性を追求したページ

ブログの決まったテンプレートを使っている場合でも、下層の記事ぺージを集めて作るまとめページ(カテゴリーページ)なら、後からでも簡単に作ることができます。

まとめページ(カテゴリーページ)の作成時には、Googleのサジェストや関連キーワードを参考にして、カテゴリー名を決めるとアクセスが集まりやすくなります。

まとめページ(カテゴリーページ)は単なる人間向けの目次ページやリンク集ではありません。検索数の多いキーワードで上位表示することができる超強力なコンテンツです。

まとめぺージにバランス良く記事を入れていくことも重要です。

1つのテーマに集中して記事を書くのではなく、各まとめページにバランス良く、かつ定期的に入れること(内部リンクを増やすこと)で、評価順位が上がっていきます。

「モニオの部屋」にも、まとめページ(カテゴリーページ)を作成しようと思います。

5. ビッグキーワード&複合ワードを狙う

アクセス数を安定させるSEO戦略はいくつかありますが、代表的なものが、キーワード戦略です。

ロングテールキーワード(あまりメジャーではないキーワード)で上位表示を狙うというのは、実は間違った戦略であり、ロングテールキーワードは、結果的にGoogleが拾うものである、ということです。

少ないコンテンツでも多くのアクセスを稼ぐためには、やはりビッグキーワードを設定して、それに関連する複合ワードを狙うのが正しい戦略です。

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスのクエリを調べると、サイトの検索キーワードの複合ワードがわかります。

検索パフォーマンス

前述した「カブトムシ育成日記」ですが、「カブトムシ、羽化」のキーワードは、「カブトムシ」がビッグキーワードで、「羽化」が複合ワードです。

「Google AdSenseマネタイズの教科書」には、検索結果の1ページ目の上位に入ることが最低条件、と書いてありますが、これは私のような月間30000PV程度の規模のブログには少し敷居が高い目標ですね。

6. ページタイトルを工夫する

ユーザーにクリックされやすいページタイトルの付け方には、いくつかの定石があります。

・記事の内容が簡潔に記されている
・専門用語や難しい表現は使わない
・質問だけでなく、答えも含ませる
・キーワードを詰め込みすぎない
・最初の数文字が勝負(ユーザーは流し読みするので)

ざっとこんな感じでしょうか。

ページタイトルは検索ランキングやユーザーの検索キーワードに大きく影響するため、過去のブログのページタイトルは再チェックする必要がありそうです。

「質問だけでなく、答えも含ませる」というのは、

質問だけのタイトル:デートにおすすめのスポット
質問と答えを含ませたタイトル:デートにおすすめの夜景がキレイなスポット

という意味です。

「モニオの部屋」のページタイトルで、良くない例をいくつか挙げます。

【エクステラジャパンに向けて:第一回練習会】幕張海浜公園のMTBコースで特訓
【エクステラジャパンに向けて:第三回練習会】恐るべし!常陸太田ふるさとの森MTBコース

この二つの記事は、最初の数文字が画一なので、ユーザーは後半のテーマまで辿り着く前に見送ってしまう可能性が高いです。

以下のように修正しました。

【幕張海浜公園のMTBコースで特訓】エクステラジャパンに向けて初練習
【恐るべし!常陸太田ふるさとの森MTBコース】エクステラジャパンに向けて第三回練習会

修正後は、それぞれの記事のテーマである【幕張海浜公園のMTBコース】【恐るべし!常陸太田ふるさとの森】がハッキリと区別されて、ユーザーにとってもわかりやすく親切なテーマに変わったと思います。

7. 記事ページ作成の基本ルール

記事ページ作成の基本ルールのなかには、私がこれまで気が付かなかったものがいくつかりました。

まず、「キーワードが重複する記事ページは作らない」というものです。

これは、同一ドメイン内でキーワードが重複した記事が増えたとしても、比例したアクセス数にならないのは、Googleが、同一ドメインでは同じキーワードは1コンテンツしか検索上位に表示しないからです。

また、記事ページでの広告の貼り方は、アフィリエイトのサイトとアドセンスのサイトでは全く違うとのことです。

アドセンスサイトで、ユーザーが広告をクリックしやすいコンテンツは、記事ページです。

そこで、意図的に離脱ポイントを作ることが重要になります。

絶対にやっていけないのは、意味もなく記事途中にアドセンスの広告を貼ってしまうことです。

↑これはアドセンスの自動広告では、記事内広告が自動的に貼られてしまうため、改善の余地が大いにありそうですね。。

広告の枚数を増やすために記事の途中に広告を貼る場合は、章や節ごとに意図的な離脱ポイントを作り、そこにアドセンス広告を貼っておくという手があります。

記事内広告よりもインフィード広告(見出しと見出しの間、コンテンツとコンテンツの間、関連記事モジュール内など)のほうが効果的のようです。

記事ページの出口はアドセンス広告のみが理想

記事以降のコンテンツ下部はアドセンス広告をたくさん貼って、出口は広告という構造にするのが理想です。

関連記事へのリンクがないと直帰率が上がるという意見もあります。読み物系サイトではそうかもしれませんが、1ページで欲求を完結させる調べる系サイトでは、記事下に関連リックを貼ってもその通りに読み進めてくれるとは限りません。

「モニオの部屋」は、Milliardを利用した関連記事のガジェットをメインセクションの下部に配置していたのですが、最近なぜか関連記事が表示されていなことに気付きました。

Milliardを使った関連記事

Milliardのガジェットはレイアウトに問題なく配置されているのに、いつの間にか関連記事が表示されなくなっていました。

不思議に思って調べてみると、なんと、開発元であるシスウ株式会社が、Milliard関連記事サービスを2020年1月1日 17:00で終了していることがわかりました。。。


いきなりなので困りましたが、無償サービスだったので文句も言えません。

関連記事の代替サービスを探したところ、LinkWithinというサービスを見つけました。

LinkWithinの関連記事

使い方は簡単。ブログのURLと設定を入力すると、ウィジッドが自動的に生成される仕組みです。

これは渡りに船とばかりに、さっそく試したのですが。。。

エラー表示

何度試しても、Invalid blog URLと表示されてしまい、ウィジッドが生成されません。。。Platformや登録Emailをいろいろ変えたりしたのですが、やはりダメです。

どうやら、こちらの記事によると、ベーシック認証(.htaccess)が悪さをしている場合があるそうですが、私のブログにはベーシック認証を使っていないので、これが原因ではなさそうです。

また、別の記事では、LinkWithinをカスタマイズしたCSSコードを公開していますが、こちらをBloggerでCSS登録してみました。

BloggerにCSSを追加する手順は以下の通りです。

1. 「テーマ」>「カスタマイズ」を選択 で、画面がBloggerテーマデザイナーに変更

Bloggerテーマデザイナー

2. 「上級者向け」>「CSSを追加」を選択
3. CSSコードを貼り付ける

この方法だと全てのCSSコードの動作を保証できるわけではありませんが、HTMLコードを直接編集するよりは遥かに安全です。

しかし、この方法でも残念ながら関連記事は表示されませんでした。

「記事ページの出口はアドセンス広告のみが理想」という大原則に従うならば、関連記事のガジェットは不要ということになるので、関連記事は今後は利用しないことにしました。

ブログのパフォーマンスをアナリティクスで分析するときに、「平均セッション継続時間」「ユーザーあたりのセッション数」「直帰率」などの要素を重要視します。

これらは確かに大事な要素ですが、それよりも、ユーザーの検索の目的を達成することが最も重要であり、その場合は、「ユーザーあたりのセッション数」「直帰率」は低い数値となります。

つまり、満足したユーザーが必ず取る行動は、「サイト訪問後に画面を閉じる」です。

逆に、ユーザーが満足しない場合に取る行動は、「サイトから検索画面に戻る」です。

「平均セッション継続時間」は記事がしっかり読まれているかどうかの指標なので長いほうが好ましいですが、「ユーザーあたりのセッション数」と「直帰率」は低くても構わないのです。

8. 自動広告表示の最適化

アドセンス広告には、大別すると3種類あります。

ネイティブ広告(インフィード広告、記事内広告、関連コンテンツ)
ディスプレイ広告(サイズ規定、レスポンシブ、リンク広告)
自動広告(アンカー広告、モバイル全画面広告を含む)

アドセンス広告以外のアフィリエイト広告は、ディスプレイ広告に分類されます。

Googleアドセンスを導入後は、ネイティブ広告を含めたすべての自動広告を活用しているのですが、記事本文中に挿入される広告の表示場所が微妙にずれているのが気になっていました。

アドセンス自動広告(改善前)

改善前の自動広告では、本文の下にスペースがなく、いきなり広告が出ており、読みにくくなっていました。

逆に、広告とその下の本文との間は余計なスペースがありました。

そこで、「アドセンス自動広告が文章や画像とくっついている!広告の上下に余白を設定する方法」の記事を参照に、以下のCSSコードをBloggerテーマデザイナーを使って設定しました。

.google-auto-placed {
    margin-top: 2em!important;
    margin-bottom: -2em!important;
}

ポイントは、margin-bottomのほうはマイナス2にしたことです。

アドセンス自動広告(改善後)

改善前の自動広告では、上のように本文と広告の間に上下とも適切なスペースが入り、自然な感じに改善されました。

しかし、そもそも自動広告の記事内広告をONにして運用するべきか?という疑問が残ります。

記事内広告を自動広告にしてしまうと、同じ記事内の複数の部分に、まったく同じ広告が自動挿入されてしまうケースが多く、これではユーザーエクスペリエンス的には問題があります。

自動広告を活用すること自体は非常に便利なのですが、いくつか留意点があります。

記事内広告以外にも、アンカー広告とモバイル全画面広告も見直しが必要かもしれません。

というのも、筆者のクライアントでアンカー広告を使用しているサイトは一つもないとのことで、果たしてアンカー広告(やモバイル全画面広告)がユーザーエクスペリエンスを犠牲にしてまで収益を上げられるものか疑問が残ります。

「モニオの部屋」ブログサイトは、Googleアドセンスの自動広告の他にも、特定のアフィリエイトの広告を挿入しています。

そもそも、アフィリエイト広告を(ガジェットとしてサイドバーに掲載するだけでなく)、生成コードを本文にHTML追記すれば、ネイティブ広告のように記事内のどこにでも挿入できることに気付いたのも最近でした。

ところが、この場合、アフィリエイトサイトのブログ広告は、左揃えの場合がほとんどで、本文中に挿入すると、バランスが崩れてしまっていました。

アフィリエイト広告(改善前)

これは、

<div align="center">
</div>

というコードでブログ広告表示のコードを囲めば、バッチリと中央揃えにすることができました。

アフィリエイト広告(改善後)

9. ストック情報にフロー情報を混ぜない

時候の挨拶から記事を書き始めるパターンなどは、ストック情報にフロー情報を混ぜてしまい、結果として記事が古い情報、不正確な情報に見えてしまいます。

フロー情報にストック情報が混ざるのは問題ないですが、ストック情報にフロー情報を混ぜないことを心掛ける必要があります。

ストック情報に重点を置くべきことはもちろんなのですが、フロー情報も、定期的に発信することにより、それらをデータとして蓄積したものをまとめ直してストック情報に変換することができます。

継続を前提とするならば、フロー情報も決して無駄ではないのです。

冒頭の「流行り廃りのないテーマ」を選ぶという原則も、新商品の紹介記事や時事問題の記事も、継続的に発信することにより、価値のあるストック情報に変換することができるわけです。

10. サイドバー(のガジェット)を追従させる

PCサイトでは、本文の右側のサイドバーには、自己紹介や人気のブログ、自動広告などが表示されるのですが、本文をスクロールダウンすると、画面から見えなくなってしまいます。

サイドバーのガジェットを追従させることができれば、本文をスクロールしても、サイドバーもコンテンツの末尾までスクロールした後は画面にずっと残っているような仕様できれば理想的だと思っていました。

現に、そのような仕様のブログサイトも少なからず見かけることがあります。

[Vaster2] サイドバー(のガジェット)を固定・追従させました。[Blogger]という記事を見つけました。

まさにこちらの記事のサイトでは、サイドバー(のガジェット)が本文に追従するようになっています。

これなら、サイドバーの情報が常に表示されていて、ユーザーフレンドリーかつ広告クリック率も増加が見込めます。

この記事を参照にCSSコードを追加してみましたが、残念ながらサイドバーの追従はできませんでした。

どこがおかしいのか、現在調査中です。。。

11. まとめ

今回参考にした「Google AdSenseマネタイズの教科書」は、私のようにブログ運営で四苦八苦している身には文句なしに素晴らしい教科書でした。

ネット検索して見つかるノウハウサイトの多くは、小手先のテクニックに頼った策が中心で、正直あまり役立たなかったのですが、この教科書は、ブログ運営の基本的な考え方やスタンスを説得力のある解説がされています。

私のように100万PVを目指しているブロガーにとっては、ややレベルが高い内容で、後半には競合対策や検索トップを独占するノウハウなども盛り込まれています。



2018年12月に「モニオの部屋」ブログアクセスの累計が50万PVに達したときには、以下のようなブログ構築の記事を書きました。今から読み返すと、表面的なテクニックばかり気にしていてまだまだユーザーのことを何もわかっていなかったと痛感してしまいます。

ブログが累計50万PVに到達、これまでのサイト構築の経緯を振り返りました

これからは、独りよがりな日記帳的なブログから卒業して、「モニオの部屋」がユーザーにとって本当に役に立つためのブログ作りに徹しようと思います。

(2020年3月1日追記)

以下の点を改善しました。

  • タイトルの変更:過去のすべてのブログタイトルを見直して、一目で内容がわかるタイトルに変更をかけました。
  • ブログ記事の分割:複数のテーマが混ざっていた過去のブログ記事を分割しました。
  • アフィリエイト高校の撤廃:ライトセーバーなど一部の記事中広告を除いて、すべてのアフィリエイト広告を外しました。
  • 人気投稿記事数の削減:これまで8つだった投稿記事を5つに削減し、モバイルユーザーがなるべく末尾のアドセンス広告に辿り着けるようにしました。
  • 記事ラベル(カテゴリー)の再編集:ラベルを細分化し、記事ラベルのガジェットを3つに類別しました。
  • モバイル向けアンカー広告の廃止:アドセンスの広告別収益で低い収益率だったアンカー広告を廃止しました。
  • 自己紹介の刷新:プロフィールを書き換えてより詳しくしました
  • ブログタイトルの背景デザインの追加:「モニオの部屋」のタイトルの背景デザインを追加しました。
  • ブログアーカイブの撤廃:行数を統合できないブログアーカイブのウィジッドを撤廃しました。
  • 関連記事の撤廃:Milliardのガジェット撤廃を機に、関連記事のウィジッドを撤廃しました。
  • Facebookのグループへの参加:新たに「京都の旅」2グループ、「インコ」2グループに参加しました。
いくつかのウィジッドは「削除」ボタンがなかったのですが、こちらのサイトを参考に、
locked='false'
から
 locked='true'
に変更すると削除できるようになります。

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