【エクステラジャパンに向けて】第三回練習会: 恐るべし!常陸太田ふるさとの森MTBコース

いよいよあと1カ月半に迫ったエクステラジャパンへの挑戦。今日は、Lumina主催の「XTERRA JAPAN CHALLENGE」の第3回練習会に参加してきました。

今回の練習場所は、都心から少し離れた「常陸太田ふるさとの森マウンテンバイクコース」です。第1回、第2回に続いて、アテネ五輪日本代表の竹谷賢二コーチの厳しい特訓を受けてきました。


今回の「ふるさとの森マウンテンバイクコース」は、難易度が高いということでしたが、予想を上回る過酷なコースで、慣れないSPDシューズで挑んだこともあり、私は数えきれないほど転倒しまくり、おまけに灼熱炎天下で体力を激しく消耗し、フラフラになってしまいました。

しかし皆さん速いしスタミナも強い!それに比べて私は上りはヘロヘロ、バイクコントロールも下手で、皆さんのペースに全く付いていけませんでした。。。

このままでは、9月のエクステラジャパンの完走すら怪しくなってきました。

1. 常陸太田市の「ふるさとの森マウンテンバイクコース」

常陸太田市の「ふるさとの森マウンテンバイクコース」は、茨城県常陸太田市の国見自然休養村内に設置されたマウンテンバイクコースです。

東京都心からだと、車で約2時間ほど常磐道を下り、常陸南太田インターチェンジを降りて約15分(10km)ほどの距離にあります。



コースの入口は少しわかりづらい場所にあります。目印は、常陸太田市瑞竜霊園の看板の角を左折します。

常陸太田市瑞竜霊園の看板

マウンテンバイクコース入口

マウンテンバイクコース入口とは別に、近くに「ふるさとの森MTBトレール受付所」がありますが、ここはマウンテンバイクコースとは離れています。

駐車場は常陸太田市瑞竜霊園と共有になっているようで、無料です。

常陸太田市瑞竜霊園

トイレや水道はありますが、近くにはコンビニも自動販売機もないので、ドリンクは必ず持参するのを忘れないように。。。

本格的なオフロードのマウンテンバイクコースで、難易度は3段階あり、ビギナーコース、スポーツコース、エリートコースに分かれています。

このコースは、常陸太田市が運営しており、日本でも数少ない無料で使える常設のMTB専用コースです。

ふるさとの森マウンテンバイクコース

ふるさとの森マウンテンバイクコース」は、第1回・第2回の練習場所の「幕張海浜公園マウンテンバイクコース」よりも遥かに難易度も高く、特に厳しい「つづら坂」は有名です。

今回の練習会は、スポーツコース(全長約4.1km)を中心に行われました。

2. 練習メニューその1:急な坂を途中でバイクを下りる練習

これまで練習した坂は、勢いをつければ何とか上り切れる坂でしたが、今回は急坂の途中で断念してバイクを下りる練習をしました。

無理をして上り切ろうと頑張るよりも、途中で諦めてバイクを下りた方が、無駄な体力の消費も抑えられるし、タイムもほとんど変わりません。

練習した坂は、下のような斜度の高いものでした。練習に参加したメンバーの方のなかでも、上り切れる人はほとんどいませんでした。

私も途中で失速して足をついてしまいました。竹谷コーチからは、「もっと体重を前にかける」とのアドバイスでした。

斜度の高い坂

練習のポイントは、「ここまでで降りよう」という場所を判断して、そこで確実にクリートを外して足を地面につくということです。

3. 練習メニューその2:長い緩やかな上り坂を、ゆっくりと上る練習

次は、長い緩やかな上り坂を、一番軽いギアでゆっくりと上る練習です。止まってしまうかと思うほどゆっくりなペースで進みます。

体重が前にかかり過ぎると後輪が空回りしてしまうし、逆だとバランスが悪くとっさの判断に対応できなくなります。

また、タイヤと地面のグリップの感触を掴む練習にもなります。

この練習はトレイルの上りでは大いに役に立ちました。

4. 練習メニューその3:長い緩やかな下り坂を、ゆっくりと下る練習

今度は、2の逆で、長い緩やかな下り坂を、一番軽いギアでゆっくりと下る練習です。今度はペダルを漕がずに、前後のブレーキの調整だけで、ゆっくりと下ります。

両足は並行にして、スタンディングの姿勢で自転車にはまたがります。

このブレーキの無段階調整ができるようになるのが目標です。いい加減なブレーキだと、タイヤがスリップしてしまったり、ロックして不安定になってしまったりします。

ブレーキの効きを体感で覚えるのは非常に大切です。

この練習もトレイルの下りでは大いに役に立ちました。私はどうしても前輪ブレーキを必要以上にかけてしまうのですが、自分のバイクのブレーキの効き具合に慣れる良い練習になりました。

5. 練習メニューその4:コースでの実践練習

いよいよ本日のメインである、マウンテンバイクコースを走ります。

地図

駐車場の奥に、マウンテンバイクトレールの地図があり、その脇からコースに向かいます。

コースへの入口

まずは、試走ということで、スタート地点から、スイッチバックが連続する池の近くのポイントまで皆で走りました。

竹谷コーチのアドバイスは、「皆さん無理はしないで、ダメだと思ったらいつでも自転車を降りて押してください。MTBでトレイルコースを最初から上手く走れる人なんていません」とのことでした。

このアドバイスは、マウンテンバイクの金科玉条だと思います。

無理して転倒したり怪我してしまうようりは、とにかく早く諦めてバイクを降りる。。。簡単にできるようで、これがなかなか難しいのです。

スポーツコースの入口

最後尾より出発

実は、私はこの練習会の前の週に、MTB練習中に派手に転倒してしまい、両手両腕は傷だらけ、そして左のモモと膝をコンクリートの地面に強打してしまい、打撲でしばらく痛みがひかない状態でした。

1週間すべてのトレーニングを止めて、何とか歩けるようになったものの、打撲箇所は内出血でどす黒いアザになってしまい、左足は曲げると痛くて、ろくに走ることもできませんでした。

左もものアザ

左ひざのアザ

さらに、慣れないSPDクリートの重いシューズを履いてきたのですが、これも無理があったかもしれません。

SPDシューズ

コースは最初からいきなり上り坂で始まります。その後、緩やかな上り下りが連続するのですが、木の根が地面に張り出しており、コースも狭く、いきなりバイクを降りて上る羽目に。。。

そして、勢いをつけて上り切ろうとした坂の途中で、見事に転倒。そのまま斜面を転がってしまいました。

幸いにも、コースアウトしても土と草がクッションになるので、身体への大きなダメージはありませんが、精神的には結構なダメージになります。。。

そして。。。その後もビンディングを外すタイミングを失敗したり、前輪のブレーキをかけすぎたりと、転倒の連続。。。おそらく最初の試走で3回くらいは転倒したと思います。

とにかく地面に張り出している木の根っこでタイヤがコントロールを失い、バランスを崩して転倒してしまうのです。

木の根っこ恐るべし。。。

そして、スイッチバックのポイントに来ました。

つづら坂の連続とは、このスイッチバックのポイントだったのですね。おまけに、スイッチバックの先にはドロップオフが控えていたりと、かなり難易度が高いです!

スイッチバック

進行方向左手が迂回路になっているのですが、折角なので、全てスイッチバックのコースを試してみました。

つづら(右)と迂回コース(左)

で、やはり、つづらの途中でバイクを降りました(≧∇≦)

スイッチバック

いやーこのコースは本当に恐ろしいです。。。

そして。。。上り坂の一部は、下の写真のように、大きな溝となっており、私の下手なペダリングだと地面と干渉してバイクが不安定になり。。。そして再び転倒しました。

大きな溝

今度は、ビンディングが外れずに、身体が谷の方向に投げ出され、そのままバイクが転倒した自分の身体の上を宙を舞うように通り過ぎて、木にぶつかってその状態のまま動けなくなってしまいました。

チームの方に助けてもらってコースに戻ります。

コースに入ってまだ周回もしていませんが、既に息は切れてしまい、おまけに汗が滝のように流れて、自分の汗が顎からほとばしるように地面に降り注ぐのが見えるほどです。

今日の常陸太田市の最高気温は33度。人一倍汗かきの体質もあり、Tシャツも何もかも汗でビッショリです。うう暑い。。。

途中のポイントで竹谷コーチが下りの手本を見せてくれました。

下りのライド

下りだからと後傾姿勢が必ずしも良いわけではないとのこと、あまり後傾だと、地面からの衝撃でバウンドしてしまい、スピードも殺してしまうし、前輪が不安定になってしまいます。

前輪や後輪が地面のデコボコを受けてブレたとしても、重心が中心にしっかり乗っていれば、安定してバイクをコントロールすることができるのですね。

竹谷コーチのお手本は、本当に見事なほどスピードも速く豪快で、尚且つ安定しています。

6. 練習メニューその5:コースの周回練習

一度駐車場まで戻って休憩です。時刻は午前10時30分過ぎ。

朝は曇り空で湿度がたかく蒸し暑かったのですが、快晴の天気で太陽がギラギラと照り出しました。

汗と泥でドロドロになったTシャツを着替え、水分補給、塩タブレットも摂取。しかし疲れが全く取れません。。。

練習前にはあれほど心配だった、左足の打撲の痛みは、転倒の連続でそれどころではなく、全く気になりません。。。

そして、今度はスポーツコース(全長約4.1km)を走りました(以下の写真は練習後の自主練のときに撮ったものです)。




ビギナーコースとの分岐点

上り坂

眺望の良い場所


眺望


二段坂の入口

二段坂は幅は広いのですが、かなり勾配がきつい坂が長く続きます。

私は既にこの時点でグループの最後尾、皆はすっかり見えない先に行ってしまいました。

上り坂が人一倍遅い貧脚の私には相当キツイものがあります。

ううう、辛い。。。

脚が売り切れているというより、ハアハアと息が辛く、ひょっとしてこれは熱中症の危険があるかもしれないと思い、先で待っている皆さんには本当に申し訳なかったのですが、頑張って追い付くだけのパワーが全く出ませんでした。

二段坂という厳しい坂を上ると、今度は再びスイッチバックが続く厳しい下り坂になります。

私が坂に辿り着き、竹谷コーチが再びお手本を披露。

竹谷コーチのスイッチバックのお手本

このスピードと安定感は凄いです!

この直後、竹谷コーチは、今下りた坂を今度は上ってきました!

もはや人間技とは思えないような神かかっているような技術です。。。

今度は皆でやりましょうということで、なんとか坂の上まで辿り着きました。

入口には「非常に危険、減速!」の看板があります。

ドラゴンパーム

私もこのスイッチバックとドロップオフの難所は、果敢に攻めてみることにしました。

で、結局途中でバイクを降りることに。

どうしても、バイクの切返しのときに前輪が滑ってしまいます。グイっとやる勇気もありません。。。

その後は、再び周回をやりましょうということで、各自のペースで走ることになりました。当然私は最後尾からのスタートです。

しかし、しばらくの間休憩したにも関わらず、呼吸の苦しさが収まりません。。。

エキスパートコースとの分岐点



もはや上りは人が歩くのと変わらないスピードで一番軽いギアでノロノロと進みます。

スポーツコースの入口

やがて、スポーツコースの入口に来ると、先頭集団のメンバーは、なんと、トレランを走っているではないですか。。。!

皆さん最後まで元気なのは、一体どれほど強靭なんでしょうか。。。

私のほうは、トレランの流れとは反対に、ひたすら駐車場のゴールを目指します。

ボトルケージのドリンクもとっくに空になっており、喉の渇きが激しいです。

あともう少し。。。

そして、ようやく駐車場に戻ってきました!

駐車場

本当はここでランニングシューズに履き替えてトレランの予定だったのですが、立っているのも辛いほど消耗していたので、トレランは止めてしばらく横になって休息することにしました。


今日の練習会の結果です。

距離:15.0km
タイム:2時間54分59秒(走行時間)
高度:472m

エクステラの大会では、バイクは25km走らなければなりません。

今日はあれだけ苦しめられてたったの15.0kmでした。

正直ロードバイクの150kmより全然キツかったです。

7. 解散後に自主練習

皆がトレランから戻ってきて、今日の練習会は終了。午後1時過ぎに解散しました。

竹谷コーチと運営スタッフの皆さまには、3回の練習を通して本当にお世話になりました。

私のようなMTB初心者が果たして参加して良かったのか不明ですが、とにかくMTBの楽しさ、そして難しさをとことん体験することができたのは、何よりの経験でした。

そして、熱中症にならなかったのが唯一の救いでした。9月のエクステラジャパン開催地の丸池はそこまで気温は上がらないとのことですが、課題山積、完走すら雲行が怪しくなってきました。

私は、とにかく、身体中に水をかけまくって、少しでも体温を下げました。

次々と車で帰ってゆく皆さんを見送ったあと、冷房をガンガンに効かせた社車内でしばらく休憩しました。

トレイルをバイクで走るコツは少しだけ掴めたような気がしたのですが、いかんせん今日の体調ではバイクを漕ぐのがやっとでした。

しばらく休憩していたら、体調も戻ってきたので、もう一度MTBコースを自分で走ってみることにしました。


体調も戻ったし、今度はひょっとして上手く走れるんでは。。。と淡い期待を抱いてコースに出ましたが、結果は惨敗。

やはり上れない坂は上れないし、スイッチバックでは無理して何度も転倒してしまいました。大きな怪我をしなかったのが不幸中の幸いです。

自主練時のスイッチバック

上達した部分もありました。

二段坂の先のドラゴンパームのスイッチバックとドロップオフですが、勇気をもってなるべく前輪ブレーキをかけずに頑張って止まらないで最後まで行けました!

フィニッシュの大きめのドロップオフもしっかり着地できました。

以下自主練で気付いた点。

・ドロッパーシートポスト:今日の練習ではバイクを降りたら必ずドロッパーシートポストを使ってサドルを一番低い状態で再度乗りましたが、サドルが低いと最初の踏み込みを失敗して再び転倒というケースが散見されました。無理してサドルを低くしなくても良いことがわかりました。

・下りのスイッチバック:前輪のブレーキをどうしてもかけたくなるが、バイクが不安定になるだけなので、なるべく我慢してスピードを殺さないほうが安定することがわかりました。

・ビンディング調整が必要:右足のビンディング調整がきつすぎて、転倒しても外れないことが多かった、一度は転倒して靴がビンディングに付いたまま、靴が脱げてしまったことも。

このままでは、本当にエクステラジャパンの完走も怪しいので、これまでのMTBの練習を変えて、上り坂や荒れ地の進み方など、オフロードの実戦により近いものをやることにしました。

レースまであと1ヵ月半しかありませんが、果たして準備は間に合うでしょうか。。?

自主練を終えて、コースを出たのは午後3時半でした。

途中、常陸太田市の道の駅に立ち寄り、ラーメンを摂取。地元産のネギたっぷりで美味しかったです!

ラーメン

帰りは都心環状線を経由して帰りました。帰宅時間は午後7時45分。今日はすっかり一日MTBずくしの日となりました。


でもやっぱりMTBは楽しいですね!これだけ怪我や擦り傷などで痛い思いをしながら、それでも、出来ないことが少しづつでもできるようになるのは本当に楽しいです。

この年になってMTBにハマるとは夢にも思いませんでしたが、こんなきっかけを作ってくれたエクステラと今回のLuminaの企画には心から感謝です。

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