Kodi 18.0 "Leia" が正式リリース!遂にBD-Jがサポートされ Blu-rayのメニュー表示が可能に

Kodiとは無料のサーバーソフトです。以前はXBMC(XBOX Media Center)と呼ばれていましたが、その後独立してオープンソースのメディアアプリケーションとして開発が進められています。オリジナルの初期バージョンが2003年リリースなので、15年以上も開発が続いている息の長いソフトウェアです(Kodiへの名称変更は2014年から)。

Windowsのみならず、Android, Linux, iOS, Raspberry Piなど幅広いプラットフォームで動作します。

そのKodiの最新版であるKodi 18.0 (コードネームLeia)が2019年1月29日に正式にリリースされました。

Kodi v18.0 - Leia

ちなみにこのLeia「レイア」とは、スターウォーズのレイア姫のことを指しているようです。

Kodiはほとんどすべてのメディアファイルフォーマットの再生に対応しているだけでなく、通常のメディアプレーヤーにはない特徴のひとつとして、BD-ISOファイルの再生機能を持っていました。

2世代前の、Kodi 16.1(コードネームJarvis)は、Video StudioやPower Directorといったホームビデオ編集ソフトで作成したBlu-Rayのメニュー再生に対応していましたが、マウスクリックなどの反応が遅く、メニューのなかに動画サムネイルボタンがあると、選択や次のページに移動といった画面遷移に5~8秒もかかってしまい、実用的ではないという問題が残っていました。

次のバージョンのKodi 17.3(コードネームKrypton)になると、BD-ISO再生機能は、改善されるどころか、BDメニュー再生そのものがほとんど使いものにならないほどに改悪されてしまったのです。

このBD-ISOの件は以前の記事にも詳しく書きました。

メディア再生ソフトKODIでBD-ISOのメニュー再生を試す~Windows編
早速、最新版のKodi18.0ではBD-ISO再生のBD-Jメニュー再生がどうなっているのか確かめてみました。

Kodiのchangelogサイトには18.0での改善点について以下の記述があります。

1.6 Platform Independent Playback
Added support for BD-J / Blu-ray Disc Java menu support (requires system Java runtime enviroment)
1.6 プラットフォーム非依存の再生
BD-J/ブルーレイディスクのJavaメニューのサポート(ただしJavaのランタイム環境が必須)

これは期待できそうです!

Kodi 18.0はKodiのオフィシャルサイトからダウンロードできます。

Kodiのダウンロード

ターゲットのプラットフォームを選択します。今回はWindowsの64bit版を試してみました(32bit版もあります)。

ダウンロードした実行ファイルをクリックすればインストールが開始されますが、Windows10ではWindows Defender Smart Screenをオフにしないと以下のような警告が出てインストールができないので注意が必要です。

Windows Defender Smart Screenによる警告画面

この問題を回避するためには、以下の手順でWindows Defender Smart Screenをオフにする必要があります。

まず、タスクバーにあるWindows Defenderのロゴを右クリックして「セキュリティダッシュボードの表示」を選択します。

Windows Defenderのロゴを右クリック

すると、Windowsセキュリティの設定画面が出るので、左のメニューから「アプリとブラウザコントロール」をクリックします。

アプリとブラウザコントロールの画面

その項目の「アプリとファイルの確認」オプションを「ブロック」から「オフ」に変更をします。

これで問題なくインストールができるようになります。

無事インストールが終わったら、Kidoを起動します。

Kodiの初期起動画面

最初にライブラリ構築をするか選択画面が出ます。これはどちらを選択しても問題ありません。

スキン(GUI)は、Kodi 17から大幅に変更になりました。以前の横型のリボンのメニューはなくなり、オーソドックスな格子状のメニュー画面になりました。

まずは言語を日本語にしましょう。

初めにホーム画面から[Interface]をクリックします。



[Skin]-[Fonts]からフォントを[Skin Default]から[Arial Based]に変更します。


次に[Reginal]タブから[Language]を[English]から[Japanese]に変更するとメニューが日本語に変わります。


ここで注意が必要なのは、日本語環境に変更するときは必ずネット接続が必要だということです。ネット接続環境には特定のプロキシも見ているようで、私が試したところあるネット接続環境ではいくらやっても選択肢にEnglishしか出てきませんでした。

早速、BD-ISOのファイルを登録します。ここでは、NASに保存されているファイルを選択できるようにします。

まずホーム画面から「メディア」を選択して、「ビデオ」を選びます。

ビデオを選択

次に「ビデオの追加」を選択して、「Windowsネットワーク(SMB)」を選択すると、ネットワーク接続されているNASのリストが出てきますので、そこからBD-ISOファイルが保存されているフォルダを指定してOKを押せば登録できます。

Windowsネットワーク(SMB)を選択

BD-ISOがリスト表示のなかから再生するISOファイルを選択するとメニュー画面表示されます。

ISOファイルのメニュー再生画面

BD-ISOファイルのBD-Jメニューにあるアニメーションサムネイルがスムースに動きました。

しかも、Kodi 16.1(コードネームJarvis)では反応が遅かったボタン遷移もスムースに行うことができます。

これは大きな進化ですね!

また、ビデオ再生中に「メニューに戻る」を選択しても、反応するまでに数秒間かかるようで、このあたりのレスポンスは今一つという感じも残っています。

民生家電機器であるブルーレイレコーダのように完璧な対応ではありませんが、ここまで改善すればほぼ実用的と言って良いレベルだと思います。

メニュー画面の「プレイヤー」で「Blu-ray再生モード」というオプションがあります。デフォルトは「簡単なメニューを表示する」になっているので、「Blu-rayメニューを表示」に変更すれば、スムースな再生ができるようになります。

「Blu-rayメニューを表示」に変更

ただし、WindowsがJavaのアップデート更新をしていないと以下のようなbd-jメニュエラーが出ます。

bd-jメニューエラー

Javaのアップデートは、Version 8 Update 201(2019/1/15更新)にしておけば問題ないようです。

Javaのアップデート

ビデオの再生リストですが、以前のバージョンでは可能であったサムネイル画像表示のオプションがなぜか消えてしまい、リスト表示しかできません。

ビデオはリスト表示のみ可能(サムネイル表示はできない)

サムネイル表示にするためには、設定のスキンをデフォルトからConfluence(以前のKodi 17のデフォルトスキン)に変更する必要があります。

スキンをConfluenceにすると、Kodi 17のGUIに戻りサムネイル表示ができるようになります。

サムネイルのビデオリスト表示

スキンの変更は、まず、日本語をデフォルトの英語に戻し、フォントもArialからデフォルトフォントに戻してからスキンをConfluenceに戻す手順をしないと、文字化けを起こしてしまい、操作するにもボタンの意味もわからなくなってしまうので、注意が必要です。

Kodiの操作には、以前と同様にメディアセンターのリモコンを使います。

メディアセンターのリモコン

Blu-Rayのメニュー画面に戻る方法がないものかと試行錯誤したところ、下部の「入力」ボタンを押すと、画面にポップアップメニューが表示されます。

ポップアップメニュー

左下のホームアイコンを押すと、反応するまで数秒かかるのですが、元のサムネイル動画のメニュー画面に戻ることができます。

また、「入力」ボタンの左隣にある「クリア」ボタンを押すと、ポップアップメニューなしの、時間情報などの画面表示になります。

時間情報などの画面表示

最後に、Kodi 18.0の電源オプションで「終了」を選ぶと、そのまま応答がなくなってしまい、タスクマネージャーで強制終了しなければならない場合がありました。

Kodi 終了の画面

この点は、安定度が今ひとつだと思いますが、今後の改善を期待したいと思います。

他にも、ソースによっては16:9がなぜか左右が圧縮されてしまい縦横比が正しく再生されないなど、細かい点では民生家電機器のブルーレイディスクプレーヤーのレベルには至っていないものの、フリーソフトでここまでできてしまうことは驚異的でもあります。

16:9ソース再生時の縦横比の不具合

安定度については、今後のバージョンアップに期待です。

Kodi 18.0は非常に大きな進歩をしたアップ―デート版だということがわかりました。何と言っても、BD-ISOのBD-Jメニュー再生が可能になったのはとても嬉しいですね。

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