表ヤビツ峠(神奈川県秦野市)まで都心からサイクリング

久し振りにヤビツ峠までサイクリングに行ってきました。前回訪れたのが、200kmブルべ(BRM1024東京200ヤビツ峠)の途中で立ち寄ったときだったので約3年振りです。

ヤビツ峠は都心から約70kmの神奈川県秦野市にある自転車乗りには有名なスポットです。丹沢国定公園に位置しており、標高は761m、それなりの山岳ルートなのでヒルクライムの練習コースとして多くのサイクリストが訪れます。

前回はちょうど紅葉シーズンで楽しめたので、今回も紅葉を見に行こうということで、トラ友を誘って出かけましたが、11月下旬の時期では紅葉はすっかり見頃を過ぎてしまっていました。。。

ヤビツ峠(2018年11月23日)

下の写真は、3年前の紅葉シーズンに訪れたときのものです。紅葉が見ごろでした。。。

ヤビツ峠(2015年10月24日)

今回はさらに残念なことに、ヤビツ峠を超えて通称裏ヤビツと呼ばれる宮ケ瀬湖方面への国道(県道70号)が、道路の崩落のため通行止めとなっており、当初予定していた表ヤビツから裏ヤビツを抜けることもできませんでした。

通行止

「表ヤビツ」は、神奈川県秦野市からヤビツ峠を北上してヤビツ峠を目指すコースで、道路も整備されていてメジャーなルートです。一方、「裏ヤビツ」は、神奈川県宮ケ瀬湖方面から同じヤビツ峠を南下して目指すコースで、峠近くの道は狭くてカーブがきつい場所も多く、その反面、距離も長めで表ヤビツよりも豊かな自然が楽しめます。

3年前は、表ヤビツから裏ヤビツに抜けましたが、今回は通行止めのため、表ヤビツの往復というルートになりました。

都心からのルートは、国道246を使って一気に秦野まで行くのが一番手っ取り早くてシンプルなのですが、国道246は幹線道路だけあって自転車に適しているとは言い難く、区間によっては自転車は危険なルートです。

ルートラボを調べてみると、都心から秦野までのコース取りは、246を避けて脇道を抜けるルートが多く、今回はルートラボの「表ヤビツ峠ツーリング」(新百合ヶ丘発着)を参考にしました。自宅からだと往復で130kmくらいです。

ルートラボの表ヤビツ峠コース

当日は朝から雲一つない絶好のツーリング日和でした!

自宅を出てから、二子橋で多摩川を渡り神奈川県に入り、港北ニュータウン(センター北駅/センター南駅)経由で、JR横浜線の十日市場駅の先は上のルートラボと同じコースになるので、そこからはiPhoneのルートラボでナビゲーションを頼りにヤビツ峠を目指しました。

二子橋の手前にある二子玉川公園では、熱気球の搭乗体験をやっていて、快晴の青空に気球が映えます。

二子玉川公園

二子橋からは富士山もバッチリ拝めました。

二子橋

日吉近辺でトラ友と合流。

iPhoneのホルダーが緩くなってしまったのでチェックしたところ、なんとボルトが抜け落ちてしまっています。残念ながらホルダーを使うのは諦めることに。

港北ニュータウン経由で、JR横浜線の十日市場駅を目指します。

谷本川を越えて北八朔町のあたりで、突然、劇坂に突き当たりました。先は神社のようです。Google Mapの徒歩でルート検索したのでこんなところに迷い込んでしまったのでしょう。

北八朔町の劇坂

結局この坂は上り切れずに途中で断念。仕方なく迂回します。。。

やがて十日市場駅に到着。

十日市場駅からは、ルートラボのコースをiPhoneとGarminウォッチで確認して進むことができるのでヤレヤレ。

実は、いつものようにルートラボのデータをGPSiteで変換して、Garmin 500に転送しておいたのですが、なぜか読み込みエラーとなってナビゲーションができなかったのです。

トラ友のGarminウォッチはGPS機能付きなので、助かりました。

途中、大和市にある自衛隊の厚木基地を通ったときに、ちょうど飛行機が飛び立つタイミングに立ち会いました。なかなか壮観です。

厚木基地

下の写真は東名高速海老名JC近くの相模川。ここまででスタートから50km、ヤビツ峠まではまだ25kmくらいあります。

相模川

相模川を超えて伊勢原市に入ってからは、国道20号線沿いを走ります。このあたりは片道1車線で車両もそれほど飛ばしていないので危険は感じませんが、全体的に登り基調となります。

246を進むと、新善波隧道のトンネルに辿り着きます。トンネルに突入する前に前後のライトを点灯させて安全確認。トンネルは苦手ですが仕方ありません。

幸い、トンネルはそれほど危険なものではなく、距離も短かったので助かりました。

トンネルを抜けてしばらく進むと、右手にニトリのビル、左手にセブンイレブンのある「名古木宮前」交差点に辿り着きます。ここを右折するといよいよ表ヤビツが始まります。

「名古木宮前」交差点

セブンイレブン(秦野名古木店)でちょっと休憩。普段は決して食べることのないレジ横に売っている「揚げ鶏」を調達。自転車のロングライドのときは、良心の呵責なく好きなものを好きなだけ摂取できるのがいいです。

さて、休憩で気持ちもリフレッシュしたので、いよいよ表ヤビツを攻め始めます。時刻は午後1時6分。


周囲の景観は、次第に里山のようになってきました。自然が素晴らしい。。。





上りが続いてかなりキツイですが、頑張って笑顔を絶やさずに!


しかし素晴らしいツーリング日和です!


途中に見晴らしの良い場所が何か所かあり、湘南の海岸線が臨めました。江の島、初島、そして大島まで確認することができました!


途中休憩をこまめに挟んで、トラ友と無理せずスローペースで上ります。


そして。。。ついに、見覚えのある丹沢大山国定公園の石碑のところまで辿り着きました。ここには菜の花展望台という見晴らしの良い場所と駐車場があり、ハイカーの方たちのスタート地点になっています。

時刻は午後2時28分、ニトリから1時間20分あまり。前回より大幅に遅いペースですが、今日はブルべではないので時間に追われる必要がなく気が楽です。


ここから更にヤビツ峠までは上りが続きます。

そして、さらに3kmほど登ったところで、ついにヤビツ峠に到着しました。石碑のところから30分です。時刻は午後3時ちょうど。ちょっとのんびりし過ぎました。

ヤビツ峠

「名古木宮前」交差点から秦野清川線(県道70号)沿いにヤビツ峠までは片道12kmでした。

「名古木宮前」交差点からヤビツ峠まで

しかし。。。残念なことに紅葉はすっかり終わってしまっていて、いつもの看板の後ろは既に枯れ木になっていました。

うーむ、紅葉には遅すぎたか。。。

まあともかく、トラ友と一息ついて、ヤビツ峠を満喫しました。上りはTシャツ1枚で行けましたが、ヤビツ峠は標高761mだけあって結構寒かったです。


裏ヤビツも道路封鎖でオギノパンにも立ち寄れないので、このまま来た道を引き返すことに。アームウォーマーとウィンドブレーカーを着込んでダウンヒルに備えます。

で、帰りはダウンヒルなので快適ツーリング。

ヤビツ峠下り

下りからの下界の景色もチラチラと視界に入って感動的でした!

ヤビツ峠下り

この映像は自転車に取り付けたアクションカムで撮ったものです。アマゾンで3,980円でポチッた中華製(APEMAN アクションカメラA66)ですが、手ぶれ防止まで付いていて性能的には十分過ぎるほどです。このアクションカムは「2018年【個人的】ヒット商品ベスト10」に書きました。
2018年【個人的】ヒット商品ベスト10

途中ちょっと飛ばし過ぎたところもありましたが、トラ友とのんびり走って下界に戻ってきました。セブンイレブンでラーメンを摂取。

その後は国道246をほぼそのまま真っ直ぐに都心を目指しました。厚木あたりから先は陸橋や道路専用の車線など、高速道路を走っているかのような危険な区間も。。。やはり246はおすすめできません。

246から外れて港北ニュータウンまで戻ってきて、トラ友とはお別れ。

そこから国道246に戻るまでに、再びGoogle Mapのルート案内にやられました。なんか上らされたと思ったらこんな高台に。。。

北山田近辺の高台

これだけ上らされた挙句、国道に出るのは階段というオチが。。。


まあようやく国道に戻って、帰宅したのは夜の8時過ぎでした。

走行距離142km、カロリー消費は3,300キロカロリーでした。休憩も含めて往復約12時間、ブルべだったら余裕でタイムアウトでした。

最高速度は72km/h、ちょっと飛ばし過ぎました。反省。。。

RunKeeperの結果 [Cycling Activity]

RunKeeperのログ

帰宅後は、自由が丘のスペインバルに両家族全員で集合!


自転車のロングライドのあとの食事は格別です!ステーキ、ピザを皆でワイワイ食べまくり、ワイン飲みまくりでした!

こうして楽しいヤビツ峠ツーリングは無事終了しました。

以下はrelive SDモードです(HDモードは「relive 表ヤビツ峠」)

relive


来年は紅葉シーズンを逃さないように10月下旬くらいに訪れようと思います。そのころまでには、裏ヤビツのルートも通行止めが解除されていることを祈ります。


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