ある日突然、自宅の三菱電機のエコキュート(稼働15年目)が故障して、温水が出なくなってしまいました。
リモコンの画面には、「エラーP26、販売店へ連絡してください」と表示されています。
以下は、エラー発生から改修作業完了までの流れを時系列にまとめたものです。
エコキュートの寿命は10年〜15年と言われてますが、交換せずになるべく延命して使用したい方の参考になれば幸いです。
エコキュートとは、空気中の熱を利用して効率よくお湯を沸かす家庭用給湯システム(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)のことです。
簡単な仕組みは、外気の熱をヒートポンプユニットが吸収し、CO2冷媒がCO2(二酸化炭素)冷媒に伝え、圧縮してさらに高温にして、高温になった熱を水に伝えてお湯を作り、貯湯タンクに蓄えます。
空気熱と少ない電気を併用するため、電気エネルギーだけで沸かす場合に比べ、消費電力量を約3分の1に抑えられ、また主に割安な夜間電力を使ってお湯を沸かすため、光熱費も安く抑えられます。
デメリットとしては、従来のガス給湯器などに比べて導入コストが高めなのと、ヒートポンプユニットと大きな貯湯タンクの2つを置く広い場所が必要なことです。
こちらのサイトでは、エコキュートの基本的な仕組みや、なぜ省エネなのかを分かりやすく解説しています。
拙宅は、15年前(2011年)のマイホーム新築時に設置した三菱電機のエコキュート(貯湯ユニットSRT-HPT46W6)を利用しています。
タンク容量 (L) 460
外形寸法(高さ×幅×奥行) (mm) 2170×630×760
本体質量 (kg) 73
満水時質量 (kg) 533
ヒートポンプユニット
外形寸法(高さ×幅×奥行) (mm)
715×809×300
本体質量 (kg)
51
冷媒種類×量 (kg)
CO2(R744)/0.85㎏
価格:405,000円(税別)
発売日:2011年10月21日
生産終了:2012年
台所やお風呂、洗面で使うお湯を沸かしてくれる便利な装置なのですが、10年間〜15年間くらいの寿命といわれおり、寿命が来たら機器そのもののリプレースが必要となります。
お湯は当たり前のように毎日使っていますが、特に冬のシーズンに急にエコキュートが壊れると困ってしまいますね。
エコキュートを修理したり交換したりするまで銭湯に毎日通うのは、面倒で費用が掛かります。
まさにその時が我が家にもやってきてしまったのです。
2. 故障発生(エラーコードP26)
故障はある日突然発生しました(2026年8月19日)。
いつものようにお風呂を沸かそうとして浴室のボタンを押したところ、エラーP26と表示
販売店へ連絡してください
リビングのリモコンにも同じ表示が
ネットで調べたところ、P26は主に「出湯(しゅっとう)切替弁異常(原点固着)」または「ヒートポンプ配管・部品の不具合によるわき上げ不良」が起きていることを示していることがわかりました。
ブレーカーを落として電源を入れ直しましたが、エラーは消えません。
お湯は出るのですが、湯沸かしや追い焚きができません。
三菱エコキュート サポートセンター(フリーダイヤル:0120-56-8634)に電話をして、点検・修理に来てもらうことに
3. 現地調査と回復
翌日(8月20日)、三菱電機システムサービスの点検員の方が来訪、さっそく調べてもらいました
15年経過しているということで、メーカーに交換部品はすでにないとのこと
メンテナンス用の逃し弁
本来はユーザーが定期的にメンテするべきなのですが、使ったことないです 笑
制御回路基板
30分ほどの点検作業を終えて、リモコンのスイッチを入れると
わき上げ中の表示が。。。無事に回復しました!
出湯切替弁や回路基板の接点などをチェックしただけで、部品交換などはなしということで、7,700円(税込み)で解決してもらいました!
4. 再び故障発生(エラーコードP27)
安心したのも束の間、修理から12日後の8月31日に、今度はエラーコードP27が出て再び使えなくなってしまいました!
今度は湯沸かしだけでなく、お湯そのものが出なくなってしまいました(水は出る)。
エラーコードの「P27」の要因は、「P26」と同じ出湯切替弁の異常で、コネクターが抜けている、リモコン線の接続部が接触している、入水切替弁、出湯切替弁が凍結していることです。
P26とP27の違いは、P26が出湯切替弁異常(原点固着)で、お湯の通り道を切り替える弁が、本来のスタート位置(原点)から動かなくなっている状態に対して、P27は出湯切替弁異常(原点以外固着)で、弁が途中の中途半端な位置(原点以外)で止まってしまっている状態です。
貯湯ユニットの主電源を落として自分でチェックします
再び三菱エコキュート サポートセンターに電話をして、点検・修理に来てもらうことになりました。
5. 出湯切替弁の交換
翌々日(9月2日)、三菱電機システムサービスの点検員の方が来訪。
生産終了品の出湯切替弁がたまたまストックがあったとのことで、持参してきてくださいました!
出湯切替弁の交換作業
出湯切替弁が基板の左奥にあるので、まずは基板を外します
元の出湯切替弁
2時間かけてようやく交換作業が終了
これで問題なく動作するはず。。。と主電源を入れたそのとき
基板回路の中央部からなんとスパーク(火花)が!
急いで主電源を落として回路を取り外してチェック
裏面もチェックしましたが、焼けた跡などは見当たらず
基板(SRT-HPA6)がダメになった可能性が高いです
基板の交換品があるか確認していただきましたが、残念ながら在庫はありませんでした
6. 基板(SRT-HPA6)の交換
ダメ元で、スパークが出てしまった基板で再び主電源を入れたところ、スパークも出なかったのですが、以下のように別のエラーが出て使えません。
【三菱 SRT-S467】
商品、工事費、処分撤去費、リモコン・脚部カバー、工事・商品保証10年含め
現金または銀行振込でのご決済時 総額 ¥439,800- 税込
クレジットまたはローンの場合 総額 ¥449,800- 税込
と見積もりが出ました。
ここから、国の補助金100,000円と東京ゼロエミポイント12,000円を差し引くと、補助金交付後の実質負担額 は、¥327,800(現金振込決済の場合)、¥337,800(クレジット・ローンの場合 )となります。
そんなある日、なんとYahoo!フリマに、基板(SRT-HPA6)の中古品が出品されました!
何という幸運!もちろん脊髄反射で購入(5,500円)しました。
商品は9月9日に到着
恐る恐る主電源を入れました
スパークも出ずに特に異常なし、通電確認ランプも点灯しました
ようやく修理できたか?
部屋に戻ってリモコン表示を確認すると。。。
ななんと。。。P27とH11のダブルエラー表示が。。。
新しく出たH11「HPユニットの型名を確認してください」をネットで調べました。
どうやら、型番によってタンク容量が30, 37, 43/46, 55と異なるのをジャンパー接続の有無で検出しているようです
新旧の基板を良くチェックしてみると、確かにジャンパーの状態が異なっています
元の基板
新しく交換した基板のジャンパー設定が、J22が開放でJ23が短絡となっており、これは55リットルの設定になっているので、37リットルのJ22が短絡でJ23が開放に変えてやる必要があったのです!
H11のエラー原因が判明したので、現地でJ22をラジオペンチで切断、J23はクリップで短絡しました。
テスターで間違いなく短絡しているのを確認
作業を終えて部屋に戻ります
これで何とか解決しないか。。。との淡い期待も空しく、エラーは変わりませんでした。
ジャンパー設定も変えたのになぜエラーが出続けるのか?
7. 再調査(エラーコードP27/H11)
自分でできることはこれで限界だったので、三菱エコキュート サポートセンターに電話をして、3度目の点検・修理に来てもらうことになりました。
H11のエラーは、ジャンパー設定を変えても他の部分で検知してしまうこともあるので出続けているそうですが、このエラー表示は動作には関係ないので無視して問題ないとのことでした。
幸いなことに、出湯切替弁のストックがまだ残っているとのことで、そちらを取り寄せて、後日再度交換作業をしていただくことになりました。
ちなみに作業の都合上、止水栓(右の白い栓と、左下の黒い硬い栓)を止めたままなので、明日の作業まではお湯だけでなく水も出せなくなりました。
8. 出湯切替弁の再交換
翌日(9月11日)、三菱電機システムサービスの点検員の方が来訪。何度もご足労でホント申し訳ないです。。。
前回交換したものと同じ新品の出湯切替弁
交換作業を開始
基板の裏にあるパイプに繋がっている黒い栓が出湯切替弁です
弁を外した状態
30分ほどの作業を終了
部屋でいざリモコンを操作(選択の上と決定を同時長押しでメンテナンスモード)
HPユニットのエラーは消えませんがこれは問題なし
エア抜きを中止します
満タンわき増しが設定されました
お湯が減るたびにわき上げます
おまかせ満タン
「わき上げ中」の表示が!
ついに。。。エコキュート修復しました!!!
エラー表示は残りますが、順調にわき上げ中
修理代金は、3回分まとめて40,469円に抑えていただき感謝です!
リプレースの439,800円をかけずに何とか延命することに成功です!
まあ、いずれはリプレースしなければならないのですが、とりあえず使えるものは使えるまでということで、取替を回避することができました。
将来またP26やP27の出湯切替弁エラーが出たら、ネットで出湯切替弁の中古品を探して自分で交換してみようかと思います。






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