J.S.バッハの「6声のリチェルカーレ」を弾く(その3)

ピアノの練習を再開してから1ヶ月が経ちました。

早朝と夜の時間を使って毎日1~2時間ほど練習を続けたところ、バッハのリチェルカーレの楽譜(全部で6ページ)の見開き2ページ目までをなんとか両手で譜面を追いながら弾けるようになりました(前回のブログはこちらです)。


ようやく全体の3分の1です。

毎日練習を続けています

30年前のピアノの勘が戻ってきました、良くも悪くも。。。

良い点としては、楽譜の音符の流れを指先で覚える感覚が戻ってきたので、複雑な両手の動きの小節も、反復練習することで、身に着くようになりました。

悪い点としては、本来の6声のフーガの構成を無視して、ダラーリと平坦に弾いてしまうようになりました。また、演奏も徐々に雑なものになってしまいました。

まだまだ完成には程遠いのですが、備忘録として今の演奏を記録することにしました。

前回と違い、iPhoneでの録音ではなく、ZOOM社のH2nというプロ用のハンディレコーダーを使いました。また電子ピアノ本体のスピーカー出力ではなく、ヘッドフォン端子からのアナログ出力をリビングのホームシアターシステムに繋いでモニターオーディオのメインスピーカーで再生したものを録音しています。

このH2nというハンディレコーダーは非常に使い易く、音質も良いのでピアノの練習を録音するには理想的です。設定によっては4chのマルチチャンネルや96/24といったハイレゾ録音も可能です。

ZOOMのH2n

YouTubeへのアップロードはTunesToTubeというクラウドサービス(無料)を使います。H2nで録音したファイルは44.1kHz/16bitのCDクオリティなのですが、TunesToTubeは50MB以下のMP3しか受け付けないため、事前にiTunesで192kbpsのMP3に変換します。


(試聴上の注意:ヒドイ演奏です)

しかしこんな録音環境をいじって遊んでいる暇はなさそうです。。。コンクールまであと2カ月あまり、このままのペースでは全曲を仕上げることさえ間に合いません。

ピアノの達人の友人曰く、

「まずは丸覚えでプロのレッスンを受けて、時間の許す限り旋律分析を実演できるように練習して完成に近づけるのが近道」

ということなので、このまま丸覚えを続けようと思います。頭ではなくて指が勝手に覚えるまで何度も反復して叩き込むという感じでしょうか。

そして。。。

「メトロノームの活用」

電子ピアノにも付いています。速いテンポ(200くらい)で1小節ずつ速引きして練習するのが効果的なのだそうです。できるようになったら2小節、3小節と増やしていく練習法です。

この練習法はキツイですが非常に機能的です。

これまで自己流でやっていた練習法は、最初から通しで弾き続けて、つまずいたら、その部分を何度か繰り返し、できるようになったら再び最初から通しで。。。というやり方でした。

すらすら弾ける部分を弾くのは楽しいですが、最初から通しでやるのは時間がかかり効率的ではありません。

ピアノのレッスンというのは、真剣にやろうとすると、スポーツのトレーニングに共通するところがありますね。

ジョギングやスイムもそうなのですが、運動負荷をあまりかけずにのんびりやるのは楽しい反面、いくらやっても効果が少ないというデメリットがあります。

限られた時間で最大限の成果を挙げるためには、ビルドアップやタイムアタック、スイムではハードで短距離を泳ぐというように、キツイ練習をするのが一番です。

一見なんの関係もないと思えるピアノとマラソンやスイムにも、こうした共通点があるのは興味深いですね。。。

さて、話を6声のリチェルカーレに戻すと、この曲を選曲したのは本当に正しかったと思えて来ました。

弾けば弾くほど新しい発見があります。

そして、プロの演奏を聴けば聴くほど、同じように新しい発見があります。

フーガの構成を聴くと、宇宙的な拡がりを感じることができ、バッハという偉大な作曲家が神と対話しているのではとさえ思えます。その曲を演奏するということは、神への祈りを捧げることのように思えます。

思えば、私はクラシック音楽のなかでも、ブルックナーの交響曲第5番とか、フーガ構成の曲が好みでした。

バッハコンクールに出場しようと突然思い立ったときに、この6声のリチェルカーレがなぜ頭のなかに閃いたのか、未だに不思議ですが、選曲に間違いはなかったと思います。

10月もあと残すところ半分、気合いを入れて10月末までに全曲を通して弾けるようになりたいものですが、時間的にちょっと厳しいでしょうか。。。少なくとも4ページ(三分の二)は完了したいと思います。

(おわり)

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