[ダイソン掃除機のヘッド内部ブラシが回転しないときは] コードレスクリーナーのモーターヘッドの分解清掃


我が家の掃除機は、ダイソンのコードレスクリーナー(DC35)です。8年前に購入したものですが、今でも現役で活躍しています。

しかし、最近になって掃除機のヘッド内部のブラシが回らなくなってしまいました。

ヘッド内部のブラシは、コインを使って簡単に空けて取り出して洗浄できるのですが、ブラシをキレイにしても、回転してくれません。

そこで、トルクスドライバーを使ってモーターヘッド部を分解したところ、モーター回転部の奥にゴミ(毛玉)がゴッソリと詰まっているのを発見、それを取り除いたところ、見事に回転するように復活しました!


トルクスドライバーさえあれば、簡単に分解清掃することができます。

同じような症状で困っている方に参考になればと以下に簡単に記します。

1. ダイソンのコードレスクリーナーDC35

我が家で使っているダイソンのコードレスクリーナーDC35は、8年前に楽天で購入したものです。当時33,800円でした。

コードレスクリーナーDC35

バッテリーが寿命を迎えて2回ほど交換したほかは、特に大きなトラブルもなく、今でも現役で活躍しています。

現在販売されている最新のモデルのヘッド部は、大きなゴミをとらえるナイロンフェルトと、微細なホコリを取り除くカーボンファイバーブラシを組み合わせた「ソフトローラークリーナーヘッド」が主流になっていますが、8年前のDC35は、ラバー製のローラーとブラシを組み合わせた簡単な構造です。

このヘッド内部のブラシは、掃除機のスイッチを入れると、電源供給されたモーターが回転することにより、自動的に高速で回転してゴミを吸い取る仕組みになっています。

モーターヘッド

ところが、最近になって、この内部ブラシがスイッチを入れても回転しなくなってしまいました。

モーターヘッドは、側面のフタを10円玉を使って開けて、内部のブラシを掃除することができます。

モーターヘッドの側面

内部のブラシを取り出した状態

ところが、内部のブラシをいくらキレイに掃除しても、掃除機に取り付けてスイッチを入れても回転しません。

原因は、電源系統なのかとも疑いましたが、モーターヘッドをさらに分解して調査することにしました。

2. モーターヘッドの分解

モーターヘッドを分解するには、トルクスドライバーという、通常のプラスドライバーとは違う専用の工具が必要です。

専用のトルクスドライバーを使わないと分解できない仕組みになっている理由は、おそらく、この内部は電動モーターが内蔵されているので、モーターヘッドを組み込んだ状態(掃除をするスイッチを入れた状態)で開けてしまうと感電してしまう恐れがあるからだと思います。

もちろん、今回のようにモーターヘッドを取り外して作業する限りは、感電は心配は全くありません。

トルクスドライバーは、ネジ先が、プラスではなく、☆型になっているのが特徴です。

トルクスドライバー

トルクスドライバーは、たまに100均でも売っているのを見かけますが、ホームセンターやAmazonなどで購入するのが確実です。ちなみにドライバーのサイズはT8サイズです。


では早速作業を始めます。


モーターヘッド部のトルクシネジ(5本)をすべて外すと、下の写真のように完全に分解できます。




次に、モーター本体が繋がっているパーツの、回転ヘッドを支える部分(上の写真の下の黒いパーツ)のトルクスネジを外します。

このパーツは手で外すのは大変なので、ラジオペンチなどを使って取り外します。


取り外した部分の溝を掘り返してみると。。。


何やら髪の毛や糸くずが驚くほどギッシリと詰まっていました!


いやこれはギッシリというレベルを超えています!!!


恐ろしいほどの量のゴミが詰まっていました。


これがモーターヘッドの回転を阻止していた原因ですね。


髪の毛や糸くずをゴッソリと取り出したら内部はスッキリしました。

あとは再び分解したものを組み立てて作業は完了です。

3. 清掃後の動作

分解したモーターヘッドを元に組み立てて、掃除機のスイッチを入れたところ、見事!に内部ブラシが回転するように復活しました。

内部ブラシ回転が復活!

トルクスドライバーさえあれば、簡単なモーターヘッドの分解清掃をするだけで、内部ブラシが回転しないトラブルは解決することができます。

ダイソンに修理の依頼を必要もなければ、Amazonで代替品(交換用電動フロアブラシ)をわざわざ高いお金を払って購入する必要もなく、お金の節約になりますね。


DC35以外のダイソンのコードレスクリーナーも同じような構造なので、基本的にはこれで回転を復活させることができるはずなので、同じような症状で困っている方に参考になればと思います。

コメント

  1. 参考になりました。
    ヘッドの回転が復活しました。

    返信削除
    返信
    1. それは良かったです。お役に立てたようで何よりです。

      削除
  2. 大変参考になりました。これからトルクスドライバーを買いに行きます。有難うございました。

    返信削除
  3. これこれ、まさしくこれです。回転ブラシと三点で接するこの部品「ニッパでーなどを使って取る」とされていますが、ニッパーで挟むと割れたり、切れたり、上手く挟めそうも無いのですが、何かコツはありますか?

    返信削除
    返信
    1. こんにちは!ニッパーは間違いでした。正しくはラジオペンチです(本文も修正しました)。ラジオペンチなら問題なく挟めると思います。

      削除
    2. マジですか!実は、ほんとにニッパーでやったら簡単に取れたので多少傷しても仕方ないかと思ってました💦

      削除
  4. コメント失礼します。ラジオペンチでどのように外したらいいですか?後ろが回転するのでどうしたら良いでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. スミマセンもう覚えていないので。。。うしろが回転するところも別のラジオペンチで同時に抑えてみるとかだったかもしれません。間違っていたらすみません。

      削除
  5. 丁寧に説明してくださったので分解し髪の毛きれいに取りましたがヘッドが回りませんでした😢

    返信削除

コメントを投稿