600kmのブルベ(BRM530東京600安曇野)を完走、スーパーランドナー達成しました

30度を超える猛暑のなか、600kmのブルべ (BRM530東京600ぐるっと安曇野)を走ってきました。

結果はなんとか完走。。。しかし終始時間に追い詰められたあまりに厳しい展開で、制限時間40時間のところを39時間39分でゴール、完走者のなかでビリでした。。。 

これでSR(スーパーランドナー)も達成、今夏開催のPBP(パリ~ブレスト~パリ)1200km出場権も獲得しましたが、そんなことはもうどうでも良いと思えるほど過酷で激烈な体験でした。


BRM530東京600ぐるっと安曇野

完走証明のブルべカード

去年の12月に始めて知ったブルべという自転車のロングツーリングスポーツ。最初はアイアンマンレースの良いバイク練習になるのではという気軽な気持ちでエントリーしたのがきっかけでした。

そして年が明けて今年の1月に初めて200kmのブルべを走り、あれよあれよという間に400km, 300kmとハマッてしまい、気が付いたときにはアイアンマンよりもブルべのスーパーランドナーのほうが目標になってしまいました。。。

スーパーランドナーとは、1年間のうちに、200km, 300km, 400km, 600kmのブルべをすべて完走した選手に与えられるもので、2015年は、4年に1度開催されるPBP(パリ~ブレスト~パリ)1,200kmの年で、スーパーランドナーを達成すればその出場権(大会エントリー権)も獲得できるのです。

ブルべを完走すると、希望者は1,000円で完走メダルが貰えます。私もこれまで全てのブルべでメダルを貰って集めていました。子供たちが妖怪ウォッチのメダルを集めているのと同じ感覚ですね ^_^

200km, 300km, 400kmの完走メダル

1.BRM530東京600ぐるっと安曇野


今回の600kmブルべは、自宅から5kmほどの近所にある川崎市民ミュージアムを5月30日(土)の朝5時に出発し、翌日5月31日(日)の夜9時までにセブンイレブン川崎武蔵中原店に戻ってくるというものでした。

BRM530東京600ぐるっと安曇野

ルートラボの地図はこちらです。

コースの特徴は、主催元のランドヌ東京さんのページから以下そのまま引用します。

「史跡の笛吹峠、なだらかな碓氷峠、旧跡海野宿、レトロな別所温泉駅、石仏の修那羅峠、意外な四人峠、雄大な安曇野、優しい善知鳥峠、桜の名所高遠、最後がキツイ杖突峠、あっと富士見峠、悶絶若彦トンネル、山中湖、山伏峠、道志道を回って武蔵中原まで戻ってくるコース。仮眠は健康ランドが便利、しかし走行プラン通り再スタートできるかが問題。獲得標高約5000mだが峠も分散しているのでそれほど負荷は集中しない。認定実施4回目」

地理に疎く山岳コース経験もほぼゼロの私は、「東京から軽井沢を経由して、長野方面をぐるっとまわって最後は河口湖・山中湖を通って帰ってくるコース」程度にしか認識できませんでした。。。

しかし、「なだらかな碓氷峠」という表現に引っかかります。。。以前友人がロードバイクで碓氷峠を越えて軽井沢までツーリングに出かけたときの話を聞いたことがあったからです。なんでも死ぬほど大変だったとか。。。それがなぜ「なだらかな」のでしょうか?

あとの峠はすべて初めて聞く名前ばかり。。。健康ランドって一体どこにあるんでしょう。。。

ちなみにブルべ関係の自転車雑誌に載っていたコース紹介を読むと、

「難易度★★★★★」

雑誌「シクロツーリスト」より


とか、

「風景もよく、山好きにはうってつけのコースです。ただし、600km初めての方にはおすすめしません」 

雑誌「ランドヌール」より

なんて恐ろしいコメントが。。。

なんか。。。大変なコースを選んでしまったような気がしますが、3月の400km石廊崎を完走したときに、スタッフの方が「この400kmを完走できたら大抵の600kmは完走できますよ」というコメントを唯一最大の心の支えとして、とにかく挑んでみようと覚悟を決めました。

2.出発~PC1(青梅)


ブルべは入念な準備が大事なので、1週間前から時間をかけて準備を進めました。

走行40時間だとGarminの充電が持たないので、こちらのサイトから走行記録中でも充電を同時にできる外部バッテリー充電ケーブルを購入しました。これは本当に助かりました。

どのくらい仮眠を取れるかわからないので睡眠はしっかり。。。と思っていたのですが、やはり緊張からか前日の夜はあまり熟睡できませんでした。

結局夜11時くらいに寝て翌日の朝3時半に起床。そそくさと朝食を済ませて4時過ぎに家を出発。家族は当然まだ寝ています。。。ちゃんと無事に帰ってくるからな。。。


集合場所の川崎市民ミュージアムには4時30分に到着、ちょうどブリーフィングが始まるところでした。全部で30人くらいでしょうか。お見送りの人もいるようです。

ブリーフィング中です

ランドヌ東京さん主催は今回初めて参加です。AJたまがわさんもそうでしたが、主催者の方々には本当に頭が下がる思いです。ブルべはボランティア運営なのです。朝早くから本当にありがとうございます。

さて、準備万端で早速出発。。。と思ったところ、自宅の冷蔵庫に入れてあったドリンクをセットするのを忘れてきたことに気付きました!まあスタート前に気付いたので良かったんですが。

気を取り直して近くの自販機でドリンクをゲット。ボトルケージに装着していざ出発!!

心配していたナビ(Garmin 500J)のルート描画がやはり遅いような。。。でもまあ順調に動いているようです。。。と思ったら早速ビリリー!とオフコースの警告音が。。。出発して5分も経たないうちにルート間違えました  (´д`)

今来た道を戻ると、少し前にブルべの人が走っているのが見えました。良く見ると。。。なんとMTBです。しかもジーパン。ブルべはロードバイクと決まっているわけではないのですね。世界は広いです。

MTBの方のあとにつかせてもらいました

しばらくMTBの方の後につかせてもらいました。時おりダンシングを織り交ぜて華麗なペダリングです。すごいなー

しかもMTBの方は全く迷いなくコースを進んでいきます。こちらはGarminとiPhoneをせかせかとチェックしつつルートを確認。。。どうやったらあんなにコースを迷いなく進めるのでしょうか。。。? (( ;゚Д゚))

そのうちPanasonicバイクの方も加わって3人になりました。先頭は時折入れ替わったりしますが、超ユルユルペースで進む私は前に出ることはありませんでした。


やがて稲城のあたりで、公園に別のブルべの集団が集まっているのが見えました。沿道で大きなトリコロール旗を振って私たちを応援してくれました!

「いってらっしゃーい!」

もの凄く元気づけられました!!!

そうだ。。。PBPフランス行きがかかっているんだ!

後で調べたら、6時出走のVCR横浜あおばさんのBRM530青葉400km御坂みち コースでした。VCR横浜あおばさんのみなさん本当にありがとうございます!!

やがて桜ケ丘カントリークラブの坂を越え、聖蹟桜ヶ丘を通り抜けます。

坂を越えて街並みに下ります

今回の新兵器は、ステム横にぶら下げたデジカメ用のソフトケースです。これにデジカメをビヨーンと伸びる100均のストラップでつないで収納しているので、走行中でもいつでもヒョイとデジカメで写真が撮れちゃうんです ^_^

赤いビヨーンがついたまま激写

ところがこのデジカメがこの後災難の元凶に。。。そしてさらにその災いが最終的には救いとなるのでした。。。

多摩川に沿ったルートを北上してゆくと、突然田舎道に突入しました。

道が急に田舎に

そこを越えて最初のPC(チェックポイント)であるセブンイレブン青梅畑中3丁目店に到着。時刻は7:44、CLOSEが8:36なので、52分の貯金ができました。走行距離は52.3kmです。

セブンイレブン青梅畑中3丁目店

まだ全体の1割も走っていないので、ドリンクやトイレなど必要最小限で10分もかけずに出発。今のところ順調です ^_^

3.PC1(青梅)~PC2(児玉)


ここから先は、以前西上州300kmで走ったことのあるルートを一部通ります。西上州300kmのときは夜だったので景色は全然違いますが。。。

天気はピーカン

しかし今日は雲ひとつない快晴の天気!こんなブルべは初めてです。しかしちょっと暑すぎるんでは。。。?

快適なツーリング

ここらへんからは単独走行。結局この先はゴールまでずっと一人でした。。。まあペースが遅いので誰にも付いていけないのですが。。。

深緑が美しい

交通量も減って快適。何のトラブルも発生しないのが逆に心配になってしまいます。。。

越生高校

越生高校前を右折、この場所は見覚えが。一度走ったルートを走るのは安心感があります。


前回の西上州300kmでは真っ暗闇だった場所です。こんなのどかな風景だったんですね。

笛吹峠

西上州300kmでは見逃した笛吹峠の標識も見つけました。まあ峠といってもここは標高80mしかない峠なんですが。。。

地元の中学校の運動会

途中で突然「白組イエー!」みたいな歓声が聞こえてきたので何かと思ったら地元の中学校の運動会でした(寄居町立男衾中学校)。。^_^ 今日は絶好の運動会日和です。

荒川を渡ります

花園近辺で荒川を渡ります。少し進むと小前田駅の前を通過。西上州300kmではここらへんを迷いながら走っていたのを想い出します。しかし暑い。。。

いよいよ田園風景に

八高線の踏切を超えると周囲はいよいよ田園風景になります。時刻は朝の10:30。妻や子供たちは何やってるかな?


調子に乗って自撮りまでやってみました。^_^

元気そうに見えますが、実は100kmを越えたあたりから右膝(内足広筋)に変な痛みが出始めていました。。。

やがてPC2のファミリーマート児玉店に到着。時刻は11:03、CLOSEが13:00なので、貯金が約2時間に増えました!走行距離は119.5kmです。

ファミリーマート児玉店

ガリガリ君で膝を冷やします

ドリンク、ツナタマゴサンド、そしてガリガリ君を調達。ガリガリ君は膝を冷やすのに使いましたが、この暑さであっという間に溶けてしまいました。。。  15分ほどの滞在で出発。


4.PC2(児玉)~PC3(軽井沢)



右膝の痛みが心配です。。。あまり負荷をかけられないのでスピードもそこそこ、代わりに左脚を主体にペダルを回します。

ヤモリ発見

コンビニを出発するも、やがてドリンクがなくなってしまい、道沿いの自販機で調達。すると自販機の下からヤモリが。。。^_^

自然が豊かで素晴らしい。。。

このあたりの直進急坂を爆走、サイコン表示で63.1km/h出しました。これは記録かも。

富岡で西上州やまびこ街道から外れて北上。世界遺産に登録された富岡製糸場もすぐ近くですが、立ち寄りたい誘惑をグッとこらえて先を急ぎます。

11:30で気温30度

時刻は11:30。沿道沿いの電光掲示板の気温表示は30度を示しています。暑いわけです。。。

金鑚山元三大師

ううう、右膝の痛みが。。。だましだましペダルを漕ぎ続けます。。。

碓氷川(たぶん)

のどかな田園風景が続きます。。。

カエルの鳴き声が

しかし暑い。。。汗がしたたり落ちて、自販機を見つける度に停車してドリンクを調達。。。




確かこの辺を走っているときに横にサポートカーらしき自動車がやって来て、「調子はどう?」
あ、主催者の方だ!
はいおかげさまで順調ですと答えました。今日は暑いねー 車の温度計は34℃だよ、なんて話をして写真を撮ってもらいました。


深緑が素晴らしいです。。。手持ちのスナックを取り出して食べていると下り基調に。。。

と、ここでついにブルべにつきもののトラブル発生。

路面の悪い下り坂を激走中、突然前輪のスポークがガラガラと異音を。。。なななんと!デジカメがソフトケースから飛び出して、ストラップでぶら下がった状態でスポークに絡まりそうではないですか。。。!もしストラップがスポークと絡まったら。。。考えるだけでゾッとします (( ;゚Д゚))

急ブレーキをかけて停止、デジカメはスポークと衝突を繰り返した反動で、内部のバッテリーとSDカードまで吹っ飛びました。。。で、あまりに突然の出来事で頭がパニックに。。。ビンディング外すのを忘れてそのまま左側にスドーンと落車してしまいました。。。

まず頭に浮かんだのが、早くバッテリーとSDカードを路上から回収しないと後続の車に轢き潰されてしまうということでした。

肘に擦り傷を負いましたが、体へのダメージは幸いそれだけ。急いで急坂を戻って探します。

ところが。。。

SDカードはすぐに見つかったものの、バッテリーがいくら探しても見つかりません。。。

後から来たブルべの方に声をかけていただきましたが、カメラを落としただけです、と先を行ってもらいます。

結局ここで10分以上費やしましたが、デジカメのバッテリーは見つかりませんでした。。。

快適にセットしたはずのデジカメが仇に。。。しかもまだ序盤でデジカメが使い物にならなくなってしまいました。。。無念です。。。

落車の現場

デジカメを失い、貴重な時間も失い、しかしこの程度のトラブルは付き物だと自分自身を納得させて先を急ぎます。

ここから後の写真は、ナビのサブシステムとして使っているiPhoneをわざわざマウントから外して撮影しなければなりませんでした。

妙義山

妙義山の雄大な景色が前面に開けてきました。絶好のシャッターチャンスですが、自転車を止めることなくスルー。

横川のOGINOYA

本当はOGINOYAで釜めしを食べたかったのですが、我慢してパス。ひたすら先を急ぎます。。。

ここらへんから登り基調に

そして、碓峠への登坂車線が始まりました!

碓氷峠スタート

カーブごとの番号は1から始まって184まであることは事前に調べて知っていました。なだらかな上り坂がひたすら続きます。。。

なだらかな上りが続きます

観光名所の眼鏡橋

観光名所の眼鏡橋では撮影のため自転車を降りて小休止。折角撮ったにしてはマットブラックのサーベロは背景に溶け込んでしまいイマイチな写真に。。。 (´д`)

緩やかな登りが延々と。。。

登坂の途中で休んでいるブルべの方もいました。この暑さでは無理もありません。。。お互いに激励し合って私は先を急がせてもらいました。

すると。。。下から「お疲れ様でーす!」と元気な声で、スタートから一緒だったMTBの方が猛烈なダンシングで華麗に登って行きました!こここれはスゴイ!!

MTBの方を見かけたのはこれが最後でした。。。

碓氷峠は、一度も足をつくことなく登り切れたのですが、かなり気張ったせいか、登り切ったところで頭がクラクラ、気持ち悪くなってしまいました。膝の痛みはついに左にも出始め、今まで経験したことのない左ふくらはぎの部位が痙攣を。。。

ちなみに私はダンシング(立ち漕ぎ)やったことがないので登りもすべてシッティング(座ったまま漕ぐ)です。。。

ようやく碓氷峠のトップに到着

そして登坂後のダウンヒルはやっぱり嬉しいものです。一気に軽井沢駅周辺まで降りて行きました。そして。。。PC3のファミリーマートヤオトク軽井沢店に到着。時刻は15:58、CLOSEが17:12なので、貯金は1時間14分に減少。。。電池を探した時間や細かいミスコースがいくつかあったのが痛かったです。走行距離は182.6km。まだ200kmも行ってません。。。

ファミリーマートヤオトク軽井沢店

カレーライス、オレンジジュースを補給

碓氷峠の登坂であまりに気分が悪くなったので、しばらく休憩。。。妻にメッセージを送り、カレーライスを食べながらキューシートをチェックして次のPCに向けて準備をしているうちにようやく出発する気に。

5.PC3(軽井沢)~通過チェック(別所温泉)


軽井沢駅周辺はたくさんの人で賑わっていました。。。オシャレな車やオートバイなんかも集結していました。中軽井沢駅前ではガラス張りの綺麗な駅舎をチラッと確認、一瞬写真を撮ろうかと考えましたが思い直して止まらず先を急ぎました。。。

軽井沢の喧騒を抜けると、あとはまた自然豊かなルートが始まります。千曲川沿いを走る頃には碓氷峠越えのダメージも大分回復しました。

千曲川沿いを走ります

何やら怪しげな天気になってきました。。。

天気が暗転

風情豊かな海野宿

そして観光名所の海野宿を通るあたりで雨が降ってきました。前回の西上州300kmでiPhoneを雨で水没させてしまった失敗を思い出し、マウントから外して急いで背中のポケットにしまい込みました。

海野宿は観光客の姿もまばらで、なぜかひっそりとしていました。。。

軽井沢から別所温泉までのルートはほとんど記憶にありません。。。やがて通過チェックのセーブオン上田別所温泉店に到着。時刻は18:43、参考CLOSEが20:28なので、貯金は1時間45分に挽回。。。走行距離は232.2kmです。

セーブオン上田別所温泉店

しかし貯金がなかなか増やせません。。。これでは先の健康ランドで仮眠を取る余裕がありません。

自転車を降りて久しぶりに平地で落ち着いたら、周囲の風景がグラグラと揺れて見えました。

店舗閉鎖が迫っているセーブオンには確かにほとんどドリンク類が置いてませんでした。仕方なくヨーグルトR-1とおにぎりを調達、気温がだいぶ下がってきたのでここで汗でドロドロになって肌寒くなったウェアを着替えたりと、これからの夜間走行に備えました。


6.通過チェック(別所温泉)~PC4(安曇野)


いよいよ夜間走行が迫ってきました

新しいウェアは涼しくて快適、断然気分が違って元気が出ます!予定外でしたが、ここでウェアを着替えたのは大正解でした。

別所温泉を出る頃には周囲も暗くなり、いよいよ夜間走行と本格的な峠越えが始まります。そして。。。ここで。。。ミスコースしました。。。目印も少ない山岳道路なので方向も良くわからず、無駄に上り坂を。。。

しかしなんとかルートに復帰。

この直後、ブリーフィングでも注意喚起があった(キューシートにも注意書き)下り坂中央溝ありの部分ですが、無意識に思いっきり中央溝を横切ってしまいました。

幸運にも何事もなく通過できましたが。。。もし落車していたらアホ以外の何物でもありませんでした。

すると今度は修那羅峠に向けて登り基調がずっと続くことに。。。

修那羅峠は980mの第一級山岳なのですが、正直ここらへんからPC5到着までの記憶がほとんど飛んでしまって覚えていません。。。

たぶん苦労して登り切ったのでしょう。そして。。。

典型的な里山のルートを通過している途中に、いきなり拡声器で「地震発生!地震発生!落ち着いて行動してください」というアナウンスが何度も山間の村に響き渡りました(後で調べたら長野県の麻績村という場所だったようです)。

もちろん自転車に乗っているので地震には全く気付きませんでした(地震発生時刻は20:24)。

あとは本格的な夜間走行で、真っ暗闇のなかを孤独にひた走りました。。。(というかここもほとんど記憶がないのですが)

暗闇のなかを走行します

前照灯は2台のうちできる限り1台は消して電池を節約。あとはヘルメットのライトを併用。もちろん真っ暗で危険な場所は2台点灯に。。。この作戦で最後まで電池交換せずに持ったので成功でした。

一方通行の交通標識

道路崩落現場

道路崩落現場は、ブリーフィングでも注意されていたので用心して左側の河川に落ちないように狭い路肩を渡りました。

そして四人峠(709m)を越えてPC4のセブンイレブン安曇総合病院前店に到着。時刻は22:24、CLOSEが23:40なので、貯金はまた減って1時間16分に。。。走行距離は279.6kmです。ようやくほぼ半分の行程が終了。600kmは本当~に長いです!

セブンイレブン安曇総合病院前店

カップヌードルを調達

すっかり寒くなってきたので、ここでカップヌードルを調達、これでかなり元気が出ました!

そして、いよいよ次の目的地である40km先の「信州健康ランド」に向けてスタートです!

7.PC4(安曇野)~健康ランド


信州健康ランドはPCや通過チェックと違って立ち寄りは任意です。人によってはホテルを予約したり、健康ランドで個室を予約して宿泊したりするそうです。大浴場がありお風呂に入るとスッキリするそうですが、時間に余裕を作れる速い人でないと厳しいということで、私は最初からお風呂はあきらめてできれば1時間くらい仮眠できればと計画していました

早く着けばそれだけ睡眠時間が長く取れるのでモチベーションを維持するために、「健康ランドに行こう!オゥ!!」と自分で勝手に大声で叫びながら自転車を漕ぎました。。。

こんな夜中の田舎道、人はおろか、車も全く通りません。。。聞こえるのは田んぼのカエルが盛大にゲコゲコと鳴く声だけです。。。何度か猫のような野生動物も見かけました。

そんな静寂のなか、健康ランドの替え歌を作ってこんな感じで。。。

「健康ランドに行こう!オゥ!!」

「健康ランドは楽しいぞ!オゥ!!」

「健康ランドに行きたいか!オゥ!!」

しかし、健康ランドまでの平坦な40kmが長い。。。やがて替え歌は、

「健康ランドに行きたいよ!オゥ!!」

「健康ランドはまだかな。。。オゥ。。。」

「健康ランドは。。。遠いよぉ。。。」

と徐々に弱気な歌に。。。(´д`)

こうして何百回とアホみたいに連呼した信州健康ランドにようやく辿り着いたのは、日付が変わって30日の深夜0:58頃でした。。。予定より全然遅い。。。距離は約319km。

先に到着の自転車がいっぱい。。。

既に先着隊がたくさんいて、正面入り口横には7~8台の自転車が寄りかけていました。ここ以外にも駐車場のほうにも。。。早い人はお風呂にも入れて今頃ゆっくり眠っているんだろうな~

信州健康ランド正面玄関

計器類を取り外し、サドルバックから荷物を取り出してあれこれしているうちにあっという間に貴重な時間は過ぎて行きますが仕方ありません。。。

チェックインを済ませて、浴室で着替えや歯磨き、痛み止め塗り薬、翌日のアラームセット(AppleWatchのバイブレーション機能をセット)などやっているうちに、集団仮眠部屋に入ったのは1:20を過ぎていました。。。2:00には遅くとも起きなければいけないのでもう30分くらいしか眠る時間がありません。。。

しかも、布団に横になって体は楽になったものの、体の節々が痛くとても寝付けません。。。足の指、膝、太もも、両肩、両腕と至る所がミシミシと痛みます。。。

結局目を閉じて体を横にしただけで終わってしまいました。。。まあこれでも体力回復になるのですが。。。

そして眠ることを諦めて1:58にむっくりと起き上がり、周囲の人を起こさないように注意して仮眠室を出ました。

これからの早朝走行に着込むウェアに迷いましたが、思いの外暖かいので長袖1枚で行くことに決定、薄手の白いウィンドブレーカーを腰に巻きつけます。

健康ランドをチェックアウトしてから外に出てみると、自転車の数が半分くらいに減っていました。急いで出かける支度を整えて、健康ランドを後にします。時刻は午前2:15くらい。

8.健康ランド~通過チェック(高遠小原)


健康ランドは必ず立ち寄るPCとは違い走行ルート上から少し外れているので、コースに復帰するのにかなり道に迷ってしまいました。。。結局ショートカットは諦めて大通りに戻ってからコースに復帰。これだけで10分くらいの時間ロスです。

高速道路沿いの道をひた走っていると、なぜか急にGarminが充電モードで動作を停止してしまっているではないですか。。。!慌ててGarminを再起動、ルートを読み込ませてナビを再開、Garminの記録はこれで二つに分かれてしまいました。

ちなみにRunKeeperのほうは残念なことに300kmを過ぎたあたりから動作がおかしくなり記録が途切れ途切れに。。。

健康ランドを出てからのコースは平坦なのですが、河川敷でずっと向かい風。。。20km巡航もかなり厳しいです。。。(( ;゚Д゚))

カエルは相変わらずゲコゲコとあちらこちらで盛大に鳴いています。。。そのうち空が白々と明けてきました。。。うう眠くなってきた。。。

ここから善知鳥峠(うとうとうげ)、890mの峠越えが始まります。でも余程眠かったのか、どうやって通ったか全然覚えていません。。。

善知鳥峠に続く30kmは、平地をただひたすらガチ踏みで高速巡航しました。。。上り坂が遅いので平地で挽回するしか手段がないのです。この区間は体力的に本当にキツかったです。

そしてついに幻覚も。。。オレンジ色の作業着を着た清掃員が道路のど真ん中でストライダーにまたがって進路をふさいでいる姿が。。。(( ;゚Д゚))

幻覚症状に加えハンガーノックも心配になり、PCでもないセブンイレブン伊北インター店に立ち寄ることに。ここで照り焼きチキンバーガーを調達。時刻は4:02。これでまた走り続けられる。。。

そして、通過チェックのセブンイレブン高遠小原店に到着。時刻は5:16、参考CLOSEは記述がないので、どのくらい貯金が残っているのかわからず。。。走行距離は368.6kmです。

セブンイレブン高遠小原店


ここで先に到着していたBMCの方から、「ブログ書かれている方ですか?」と話しかけられました。もしかしてqweさん? 初めまして。そうです私がサーベロ乗っているモニオです。^_^

qweさんは以前にもこの600kmを走って見事に完走されていました。この次の杖突峠はキツイけど、その後の富士見峠は問題ないですよ、と貴重なアドバイスを。助かりました。有難うございます。

qweさんはすでに1,000kmブルべも走破されているようでスゴイです!しかし今回のブルべはその1,000kmよりキツイのでは。。。と気になる発言も。。。まままじですか。。。?

その後トレランやバイクの話などしましたが、ゆっくり話し込んでいるわけにはいかず、お互いの健闘を祈って、先行するqweさんを見送りました。

9.通過チェック(高遠小原)~PC5(富士川増穂)


朝日が射して今日も気温は高くなりそうな予感。週末の雨模様の予報は大外れだったようです

そして。。。健康ランドで一睡もできなかった私は、この頃から当然のごとく猛烈な睡魔に襲われていたのでした。

そんな状況のなか、標高1,230mの杖突峠をこれから登らなければなりません。。。

セブンイレブンを出発した時点から登り基調、猛烈な睡魔で頭がもうろうとしてきます。。。シッティングでキコキコ坂道を超スロースピードでノロノロ登りながら、意識が頻繁に飛ぶようになりました。。。

不思議なもので、ほとんど頭は眠っているのに、足だけはちゃんとペダルを漕ぐことってできるんですね。。。ある意味そういう登り方をすると、苦痛が少なく登れるような気さえしました。

杖突峠を登坂中に、何人かのライダーさんに追い抜かれましたが、彼らはみなダンシングを上手く取り入れて漕いでいます。。。

坂を登るにはダンシングの技術が必須なんだとこの期に及んで知ることに。。。

そして、いよいよ勾配がきつくなり、睡魔との闘いで疲れがピークに達したとき、ついに。。。足をついて。。。バス停らしき小屋のベンチに倒れ込んでしまいました。。。

もう限界だ。。。

バス停(?)で小休止

またひとりライダーさんが追い越して行きました。きっと健康ランドでぐっすり休んで遅く出発したのでしょう。。。羨ましい限りです。。。

周囲の森林は昆虫たちの鳴き声がスゴイです。。まさに大自然の真っ只中。

昆虫たちの鳴き声(音声)


そして再び起き上がり、自転車にまたがって漕ぎ始めます。。。いつ終わるとも知れない激坂を絶望的な思いでほとんど歩くのと同じくらいの6km/hくらいの超スロースピードで上ります。。。あまりに遅いのでGarminが頻繁にオートストップとスタートを繰り返します。

時刻はまだ7:00ですが、気温がグングン上がっていきます。長袖が暑い。。。腰に巻いていたウィンドブレーカーはサドルバッグにくくりつけました。

太陽光パネル群

さらに進むと、太陽光パネルが一面に敷いてある斜面に出くわしました。これはなかなか壮観でした。

そして、ようやく、ついに、杖突峠を登り切りました!!
バス停の休憩から30分くらいでしょうか。。。名前の由来通り、杖を突いて登らないとダメなほど急な坂でした。

下の写真はちょっとわかりにくいかもしれませんが、眼下に素晴らしい絶景が!激坂を上ったご褒美です!!よくこんな高いところまで上がってきたもんだと自分を褒めました。^_^

杖突峠からの素晴らしい絶景

その後下り基調になりますがやがて富士見峠に向けて緩やかな上りが始まります。しかしここからは舗装道路のコンディションも良く、それほど苦なく進めました。

富士見峠に向けての沿道

qweさんのアドバイス通り、富士見峠はどこが峠だったのかよくわからない程緩い峠で助かりました!

そして。。。

富士見峠を越えてからは、大歓喜の長ーい下り坂となりました!!

ヒャッホーイ!!!

道路の舗装も悪くなく、おまけに今日は追い風のようで平均時速40-50kmでダウンヒルを下ります。少しでもハンドル操作を誤ったりしたら大怪我、下手をすると命がなくなるかもしれませんが (( ;゚Д゚))

長ーい下りが終わると、そこがPC5のローソン富士川増穂インター店でした。時刻は10:18、CLOSEは11:32なので、貯金は1時間14分と大幅に増やすことができました!下りの追い風がラッキーでした。ここまで走行距離は458.3kmです。

ローソン富士川増穂インター店

ここでチャーハンを調達。店の裏側の日陰のところで腰を下ろして食事をします。

隣に座っていらしたAJ宇都宮のジャージを着たブルべの方と話をしました。その方は宇都宮から遠征して参加されているとのこと。お話を伺うに相当なブルべのベテランでした。ちなみに健康ランドを3:30に出発されたそうです。。。

え?ということは。。。

僕より1時間30分も遅く出発して、先に到着したということですよね。。。?なななんという脚力の違い!しかも出発が遅過ぎたので、あの激坂の杖突峠を20km巡航で登ろうと思っていたそうです。。。!!!!

。。。もうあまりにレベルが違い過ぎというか、同じ人間とは思えない脚力の違いに、私はそのとき、このブルべは明らかに自分にはレベルが高過ぎるということを今更ながら悟りました。。。

宇都宮の方と話をしていると、そこに今回のブルべの主催者の方が現れ、

「この時間ここまでで来れたらあとはだいたい下り基調だから完走は大丈夫ですよ。」

と。。。

ホ、ホントニ???!!!

完走間違いなし??!!

心のなかにドッと安堵感が拡がり、あとは慎重にトラブルを避けることにだけ気をつけて行こうと考えました。

宇都宮の方にお茶の残りと氷を分けていただき、その方はカッコイイ緑色のKLEINのバイクに乗って先に出発。私は再び店内に戻って飲食物を物色  (´д`)

この安堵感からか、ローソンを出発したのは11:00過ぎ、なんと40分以上も休憩してしまったのでした。これはさすがに休み過ぎでした。。。

10.PC5(富士川増穂)~山中湖


PCを出発する前に登坂図を確認したのですが、ん?何やらとてつもない上りがこのあとに控えている?いやたぶんこれは何かの間違いなんでは?と勝手に都合の良い解釈をしてしまいました。。。

この赤いところです

杖突峠を上り切ったという達成感と、もうこれ以上大きな峠はないはずという圧倒的な勘違いから、これから控えている若彦トンネルのことをすっかり忘れているのでした。

もしかしたら、もはやこれ以上坂を上るのは無理と、突き付けられた事実を頭が無意識に拒絶したのかもしれません。。。

準備をして出発しようとiPhoneの画面をチェックしようとしたら。。。画面に温度上昇警告が出て操作を受け付けません (( ;゚Д゚)) 確かにパネルがアチアチ状態です。まだ昼前なのに昨日より暑い。熱中症に気をつけなければ。。。

山梨県に入りました

下九一色村の案内板を横目にひたすら上ります。周辺は清流と深い山間の森林、ただし日陰が少なくジリジリと太陽に焦がされるように暑い。。。

あまりに暑いので、自転車を降りて途中の湧水をヘルメットをかぶったままの頭から一気にかぶります!これは気持ちいい!!

至る所にオレンジと黒の蝶が。。。

水溜りには至る所にオレンジと黒の綺麗な蝶が群れていて、自転車が通るとなぜかブワーッと集まってきます。黒いウェアに黒いサーベロなので黒に反応しているのでしょうか。。。?

コンビニで調達したドリンクはあっという間に底をつき、偶然見つけた自動販売機で2本買い、1本はボトルケージに、もう1本はその場でグイ飲みしました。

素晴らしい自然の景観とは裏腹に、いつ終わるとも知れない上り坂を再びシッティングでキコキコと上っていきます。。。これまで酷使し続けた脚にはもう力が入らず、ただひたすら次の曲がり角が上り坂の終わりであることを祈る連続。。。

そしてことごとく期待は裏切られ、若彦トンネルはその標識さえ現れません。。。ナビ上に表示される直線ルートがトンネルに違いないと信じては、ただの直線上り坂で落胆という繰り返し。。。

途中でもうさすがに精神的にも肉体的にも参ってしまいました。

しかもドリンクを補給したくても自動販売機や売店などどこにもありません。。。

このままでは熱中症にやられてしまう。。。

喉の渇きも激しく、いよいよマズイということで、近所の住民に水を恵んでもらうよう助けを求めることにしました。。。

しかし。。。

なかなか人を見つけることができません。。。

時間もないので絶望的になりながら先を進みます。すると。。。

道の右側に手作り工芸品の体験教室のようなところ(後日調べたら「田舎体験おてんぐさん」という店でした)があって、そこに自動販売機を発見!

もう救われたという気持ち一杯で、震える手で小銭を掴もうとしますが、長時間シフトレバーやブレーキを握っていた両手の指は握力がなくなっており、小銭は地面に落ちてしまいました。

必死の思いで小銭を拾い上げ、自販機のボタンを押してドリンクのボトルを取り出しました。栓を開け、グビグビと飲みこもうとしましたが、焦っているのか、器官に入って思い切りむせてしまい咳が止まりません。。。

店のおばさんがそれを見て心配そうな表情で見つめていました。大丈夫ですとか何か言いたいのですが言葉が出せません。どこまで苦しめられるのか。。。

なんとか熱中症の問題は解決しました、が、坂道はひたすら続きます。。。

こんな山奥で途中でリタイヤすることもできず、そもそもここであきらめたら昨日まで頑張ってきた努力がすべて水の泡になる馬鹿馬鹿しさに勝手に腹を立てながら、脚の激痛を耐えながら、もうすべての耐久系スポーツは金輪際止めてしまおうとわけのわからない悪態をつきながらそれでもペダルを踏み続けました。。。 (´д`)

「若彦トンネルへ」の標識からトンネル入り口までは10km程度の坂なのですが、永遠に終わることのない拷問のようでした。。。

この間、頭のなかに響き渡っていたメロディは、こともあろうに、バッハのアリア「ああ、わが念いよ」でした。。。

どんな曲かと言いますと、イエス・キリストの受難をテーマにしたJ.S.バッハの宗教音楽「ヨハネ受難曲」で、ペテロが保身のためイエスのことを3度否認したあと懺悔の念に駆られるというシーンで流れる曲です。。。

バッハのアリア「ああ、わが念いよ」

Nr.13 Arie - Tenor
第 13 曲 アリア(テノール)

Ach, mein Sinn,
ああ、わが悩める心よ、

Wo willt du endlich hin,
どこへ逃れ、

Wo soll ich mich erquicken?
安らぎを得ようとするのか?

Bleib ich hier,
ここに留まるべきか、

Oder wünsch ich mir
自ら願うべきか?

Berg und Hügel auf den Rücken?
それとも、山と丘とを背負うことを

Bei der Welt ist gar kein Rat,
この世には聞くべき助言はなく、

Und im Herzen
心には、

Stehn die Schmerzen
わが罪の痛みがある。

Meiner Missetat, Weil der Knecht
それは、主の僕であるわたしが、

Den Herrn verleugnet hat.
主を否定したからである。


ようやく上り坂の遥か先に若彦トンネル方面に右折する標識が見えました。。。ここまで来たら根性であそこまで上ってやる。。。

そして。。。

ついに若彦トンネル入り口に到着しました。。。キツ過ぎて吐き気が。。。

しばらく休んでいる間にトンネルから出てくる冷気を感じます。このトンネルを抜ければようやく河口湖に到着できる。。。

ライトを点灯して、トンネル内のダウンヒルの準備をします。そして。。。自動車が来ないのを確認して突入。。。

若彦トンネル入り口

ここで致命的なミス。いつからか、後ろのサドルバッグが荷物の重みで後輪と擦れていることに気付きませんでした。。。キコキコ上ってきたのでわからなかったのです。降りてちゃんとチェックしておけば良かった。。。

トンネルに入ってダウンヒルを猛スピードで下っているときに「キュルルルルー!!」と異音がしてすぐにわかりました。

しかし路肩の狭いトンネル内で自転車を止めて降りるなんてのは危険すぎてできません。。。

仕方なく、右手をハンドルから離して、後ろのバッグを片手で引き上げながら、左手だけの片手運転でトンネルの下りを激走、死ぬ程恐ろしい思いをしながら約2kmのトンネルが早く終わるのを神に祈るような気持ちで辛抱しました。。。

そして、ようやく河口湖湖畔に到着しました。

湖畔の道には、猿芝居の看板が。。。以前長女を連れて観に来たことを想い出しました。あのときはまだ幼稚園生だった長女も、今は中学生に。。。光陰矢の如し。

河口湖大橋

湖畔沿いの短いトンネルを抜けて河口湖大橋を渡ると、そこから先は車で何度も通ったことのある富士吉田への道です。ここがまた結構長い上りなのが皮肉ですが。。。

ここから山中湖へのルートは、週末の観光客で一杯で交通量も激増、しかも荒い運転の車が多くてヒヤヒヤものです。

なるべく途中で止まりたくなかったのですが、ドリンク補給と体を休めるために、ローソン富士吉田上吉田店に立ち寄り、オレンジジュースを調達しました。時刻は14:41。もうブルべの人には誰も会いません。走行中のなかでは僕が恐らくビリではないでしょうか。。。

河口湖から山中湖への道は、これまたずーーーっと上り基調。もう勘弁してくれーと心のなかでは泣きながらそれでもまだ動く自分の脚に驚きつつも、自転車がヨロヨロと道路の中心に飛び出してしまい、後ろからビビーッ!!とクラクションを鳴らされること数回。もう生きた心地がしません。。。(( ;゚Д゚))

山中湖が近づくと、ようやく平坦になりここからは涙のガチ踏み。。。25kmくらいは頑張って出します。体中の筋肉がもう悲鳴を上げっ放しですが、遅れを取り戻すために気にしてられません。

山中湖はこの日の午前中が山中湖ロードレースというマラソン大会で湖畔周辺は通行止めだったのですが、私が通った時間帯ではすでに解除されていました。

湖畔に出て、以前のキューシートでは通過チェックだったセブンイレブン旭が丘店を目指します。湖畔沿いは交通量もそこそこで道路も走りやすく助かりました。

山中湖畔

やがてセブンイレブン旭が丘店に到着。しかし新しいキューシートでは削除となったためレシートをもらう必要もありません。時間節約のためここは立ち寄らず通過して先を急ぎました。

山中湖畔(それとも河口湖畔だったか?)では家族やカップルが楽しそうに休日を過ごしていました。なかにはバーベキューを楽しむグループがいて、その美味しそうな匂いが。。。 (´д`)

一瞬の邪念を排除してただひたすら相模原を目指すのみです。。。

11.山中湖~通過チェック(相模原)


湖畔を通過して目指すは相模原の最後の通過チェックです。もうさすがに上りはないはず。あとはずっと下りだから大丈夫だ、と。

しかし、それは全くの思い違い。。。 (´д`)

山中湖畔から道志みちの山伏峠までがまたまた上り基調が延々と。。。さすがにもうこれ以上は無理だと思いつつ、もう体がどうなっていいやとほとんど自暴自棄的に坂を上りました。。。

しかしそんなカッカしても意味がないことをやがて自覚し、途中の自販機の場所で自転車を降りて頭を冷やします。

まずはキューシートと登坂図を再チェック。この先どれだけ上り坂が残っているかを確認すると、オッこの先やがてずっと下りになることを確認。それならそこまで我慢して頑張ろうと再び自転車にまたがります。

登坂図のとおり、やがて上り坂が終わり、ここから大歓喜の長い長い道志道の下り坂になりました!!!

しばらくは漕ぐのを止めて脚を完全に休めます。それでも勝手にスピードが出ます。

次の通過チェックのセブンイレブンまであと30km, 29km, 28km.。。。

うーーん、ペダルを漕がないとなかなか距離が減りません。Garminが故障したのではないかと思う程、残量距離が減っていきません。下りですがワインディングロードが続くのでペダルを漕がないと時速30kmも出ないのです。

これでは遅すぎ。。。

と、後ろからブルべの人に追い抜かされました。。。物凄いスピードであっという間にピューンと視界から消えてしまいました。車も追い越すことができないくらいの速さです!

あれぐらいでないとダメだ。。。

それからは頑張ってペダルを踏んで下りを飛ばします。日曜日の夕方だからでしょうか、自動車やバイクに次から次へと追い抜かされます。

すると。。。あろうことか、途中から下り基調が終了して再び上り基調に。。。!!!(( ;゚Д゚))

そんな。。。!!

もう泣きっ面に蜂状態ですが、頑張って再びキコキコ上るしかありません。。。道志道がなぜ上りになるんだ。。。???

しばらく行くと再び下りになったり上りになったりを繰り返します。下りで猛スピードで上りに突っ込んでもやがて減速で上り切れずという情けない状態が何度となく。。。

そして。。。ついにここで漕ぐのを諦め自転車を降りました。。。上り坂を自転車を押してトボトボと。。。上り坂を自転車押して歩いたのはブルべ初かも。後からブルべの選手に追い越されます。。。もうダメだ。。。

それでも上り坂が終わったところで再び乗車、頑張って漕いでようやく相模原のセブンイレブンが近くなったところで、最後の力を振り絞ってガチ踏みで先ほどのブルべの選手を追い越しました。。。このまま頑張ればなんとか17:30前に到着できる。。。!

Garminを確認してあと1km, あと900m, 800m, 700m。。。

残っている力を振り絞って全力で漕ぎました。

ところが。 (´д`)

Garminが突然ビビーというオフコースの警告音を (( ;゚Д゚))

一瞬何が起きているのかわかりません。直線の下りであともう少しで通過チェックポイント到着なのになぜオフコース???

自転車を止めて頭はパニック状態に。息が上がってゼイゼイと苦しいですが、まずは心を落ち着かせてiPhoneの地図を確認してみます。。。

なんと。。。通過チェックポイントをすっかり行き過ぎているではないですか。。。!!!(( ;゚Д゚))

今来た下り坂を再び上って戻るしかありません。それも一刻の猶予もなく。。。

なんたる大失態。。。この最後の最後でチェックポイントを見逃すとは。。。(泣)

折り返し、上り坂発進でよろめいたときに追い抜きの自動車とあわや接触しそうになりました。間一髪、危なかった!!

心臓が飛び出しそうになりながら、猛烈な勢いで坂を上ります。。。先ほど追い抜いたブルべの方がチェックポイントを済ませて反対方向に下っていきます。私の姿を見てさぞ怪訝に思っていることでしょう。。。

さらに戻り、橋を渡って、またブルべの方とすれ違いました。

2kmくらい戻ったでしょうか、ようやく見逃したセブンイレブン相模原津久井青野原店に到着。。。時刻は17:40、参考CLOSEは18:00なのでこの期に及んで貯金はたったの20分ポッキリ。。。走行距離は551.6kmです。

12.通過チェック(相模原)~最終ゴール(川崎)


何でも良いので野菜ジュースを持ってレジに急ぎますが、こんなときに限ってレジが混雑しています。。。並んでいる最中に後ろの親子に「ブルべですか?何キロですか?」と話しかけられました。

600kmだと答えると、「それは大変ですね!」と。。。しかし私の方は余裕が全くなく、それ以上話を続けられませんでした。よりによってどうしてこういうタイミングになってしまうのでしょうか。。。

あまりに焦っていたのでここでのPCの写真はありません。

本当はバッテリーの交換やその他いろいろやることはあったのですが、すべて省略。急いで出発します。iPhoneのバッテリーが心配ですがそんなことに構っていられません。

頭の中で計算します。。。残りあと49kmを3時間15分で走れるか。。。時速平均15km、偶然にもちょうどブルべの平均時速と同じ。通常なら問題ない距離だけど、あとは上り区間の長さと残っている脚力が問題。

間に合わない距離ではない。しかし余裕もまったくない。

パンクやメカトラブルが起きたらまず間違いなくそこでアウト。

とにかく全力でゴールを目指すしかない。結局こういう余裕のない終わり方を迎える羽目になった自分自身を呪いました。。。

しかし良く考えたら、デジカメが吹っ飛んでなかったら恐らくもっとたくさん観光寄り道をやっていて確実にタイムアウトになっていたに違いない、あのときデジカメが使えなくなってむしろ幸運だったのでは、と前向きに考えることができました。

ここまで来れたんだ。絶対完走してやろう。

まずは最初の1時間でどれだけ距離を稼げるかです。下り区間はずっとガチ踏みで高速巡航を続けました。

幸運なことに、道志道は、先ほどまでのように激坂の上りに変わるようなポイントはありませんでした。上り基調になるところも、下りからスピードをつけてそのまま脚力を振り絞ってスピードを落とさずになんとかクリア。

頻繁なギアチェンジのせいで右手の握力がなくなりもうギアチェンジレバーが押せません。。。

残り2時間になりました。あと23km。

相模原、鶴川を通り、いよいよ市街地に入ります。まだ気を許すことができません。ここで変な丘陵を上るルート設計になっているかもと完全に疑心暗鬼に。

すると。。。稲城の公園で昨日応援してくださったVCR横浜あおばの方が沿道で

「あと少し、頑張ってくださーい!」

これで底力が沸き出ました!!本当に感謝です。。。!!!

残り20kmを切りました。このまま残り10kmまで力を抜かず全力で漕ごうと頑張りましたが、残り12kmでついに脚がもう全く動かなくなってしまい、止むなくファミリーマートで休憩することに。

ファミリーマート王禅寺西店。到着19:49。残り12km。

自転車を降りて地面に倒れこみたい衝動に駆られますが、気を失いかねなかったのでグッとこらえて再び出発です。

この休憩は正解でした。体力が回復して、再びスピードアップができるように。あとは気合いで絶対に完走だ!!!

残り1時間になりました。あと10km。

どうやら心配していた坂はもうないようです。トラブルやパンク、落車がなければまず間違いなくゴールが見えてきました。。。

興奮状態が続いている頭がもうろうとしてきて、何を考えていればよいのか混乱し、視線を前に集中しようとしますが、ますます気持が混乱して発狂しそうになります。。。

そしてあとゴールまで5kmというところで、信号待ちから発進しようとしたところ、これまでの自転車で一度も経験しなかったことが。

なんと、道路脇の鉄格子状のグレーチング溝に見事にタイヤがはまってスポークがバキバキと凄い音を立てて右に自転車が傾いて止まりました。。。

横の車が急停止。怪訝そうな運転手に頭を下げて、タイヤを溝から引き上げます。。。

スポークが折れたか、ディープリムが割れたか、その両方か。。。

暗いので確認もできないし、とりあえずそのまま乗り続けることにしました。幸いなことに走行上はなんの違和感もないのでそのまま乗り続けることができました。

ふーーっ。。。

ここまで来たらパンクしようが何が起きても自転車をかついで走ってゴールしてやると本気で思っていました。

そして、ゴール近くの南武線沿線溝口駅が近づいてきました。ゴールまであと1kmを切って左にセブンイレブンを発見。ようやく完走を確信しました。。。!

時間は20:32。制限時間まであと28分。

店でガリガリクンを買ってレシートを貰います。

念のためレシートをチェックします。

すると。。。セブンイレブン川崎末長東店と。

あれ?

ゴールは確かセブンイレブ川崎武蔵中原店じゃなかったっけ?店名変わったのかな?

店に戻って店員さんに確認して、初めてここがゴールのセブンイレブンと違う店舗だったことが判明。。。 (( ;゚Д゚))

川崎武蔵中原店の場所を聞くと、親切にこの道をもっと先に行ったところですよと教えてくれました。御礼を言って、再び自転車に乗ります。さっき買ったガリガリクンはもったいなかったのですがそのままゴミ箱へ。。。

で、道をさらに500mほど進むと。。。ありました!またセブンイレブンが!

よかった。。。

セブンイレブン川崎武蔵中原店に到着。。。時刻は20:39、CLOSEは21:00なのでゴール締切前21分に完走。。。走行距離は600.6kmです。

セブンイレブン川崎武蔵中原店

再びガリガリクンを買って、腰を下ろして食べました。。。

ようやく終わった。。。最後の最後までトラブル続きで死ぬ思いでしたが。。。もう。。。走らなくていいんだ。。。

ブルべ600km完走できた。。。

スーパーランドナー達成できた。。。

達成感よりも疲労感のほうが圧倒していたため、まずは呼吸を整えます。そして。。。ランドヌ東京さんのスタッフの方々が待ってくれているデニーズ武蔵中原店(すぐ先にありました)に向かいました。

デニーズでは、スタッフの方々に最後まで遅くなったことをお詫びしましたが、暖かく出迎えてくださいました。いやーよく完走しましたね、と。

予想通り私は文句なしのビリでゴール。

いつものようにレシートとブルべカードで手続きを。しかしハンドルとシフトレバーを握り続けて酷使した両手の指がまったく動かず、スタッフの方にレシートの束を渡して仕分けしていただきました。

今回のブルべは猛暑の影響もあってやはり難易度高かったそうです。

しばらくお話させていただいてから、御礼をして先に失礼させていただきました。

店を出てからドーーーーッと疲れが。。。もう自転車にまたがることさえできません、というか、もうこれ以上自転車に乗りたくない。

トボトボと自転車を押して歩き出しました。

しばらくすると、後ろから先ほどのスタッフの方が追い付いてきました。

「大丈夫ですか?」

最後まで心配をおかけしてスミマセン。。。事情を説明すると安心されたようで、ではお気をつけてということでお別れしました。

そこから先は。。。もう。。。歩く体力もないほど疲労困憊していました。

ミニストップ川崎高津店(だったか)の前でついにダウン。そのまま動けなくなってしまいました。iPhoneは電池がなくなったので、店前の固定電話から妻に連絡。車で迎えて来てもらおうと思いましたが、残念ながら夕食にビールを飲んだということでNGに。

途方に暮れながらトボトボと。。。二子橋まで何とか辿り着きたいと頑張りましたが、再び途中のセブンイレブン二子新地店でダウン。今度は店前で眠ってしまいました。目を覚まして再びトボトボと自転車を押して。。。ようやく。。。ちょうど深夜0時に自宅に帰還。デニーズから6kmほどの道を3時間もかかってしまいました。 (´д`)


こうして私の600kmブルべは終了しました。

3月の石廊崎400kmのブルべを完走したときは、自分の人生でこれ以上過酷なスポーツを経験することはないだろうと。

それが、ほんの2カ月で覆されることになるとは。。。

(2018/10/30追記)

Garminの2つに分かれたtcxファイルを結合してみました。

https://connect.garmin.com/modern/activity/791647038
https://connect.garmin.com/modern/activity/791647098

轍(わだち)というツールを使って、「トラック」に二つのtcxファイルをドラッグドロップし、「ファイル」メニューで「エクスポート」→「GPX」を選択してgpxファイルを生成します。そのgpxファイルのままではなぜかGarminにもRunKeeperにもアップロードできないので、一旦GPSiesのサイトでtcx変換して、Runkeeperにアップロードできました。ちなみにこのtcxはなぜかStravaではNGなので、Runkeeperにアップした後に、再びRunkeeperでgpx形式でエクスポートしてから、そのgpxをStravaにインポートすると問題なくインポートが成功しました。

RunKeeperの結合マップ

同様にしてGarminとStravaにもアップロードできました。

合計走行距離 619.35km
走行時間 39時間48分30秒
平均速度 15.6km/h
最大速度 65.3km/h
獲得標高 9.084m
平均気温 26.5℃
消費カロリー 16,662kcal


記録された数字はどれも信じ難いものばかりです。

獲得標高9,084mは、おそらく上りと下りの両方でダブルカウントされていると思うので、実際はその半分の4,500m程度だったと思います。が、それでも富士山の標高(3,776m)を軽く超えています。

最大速度は65.3km/h、これは富士見峠を超えたあとのダウンヒルで、ラップ平均もこの区間は平均43.7km/hと最速を記録していました。

消費カロリーが16,662kcalとは、もはや理解を超えています。。。それだけ走れば当然体重も減ります。

実際、ブルべの前後で体重が5.0kg減少(63.7kg→58.7kg)したのと体脂肪率が3.5%減少(13.8%→10.3%)しました。

Garminで5km毎のスプリットを記録するように設定していました。出発から碓氷峠前まではコンスタントに20-25km/hくらいでラップを刻んでいます。碓氷峠はセグメントというGarmin Connectの機能で、横川駅をスタートして峠の頂上までの14.75km(獲得標高562m)の走行記録は、1時間32分50秒と出ました。Garminの履歴で過去一番速い人で47分くらいです。

そして、リザルト(速報)を見て驚きました。。。!

エントリー 57名
DNS(Did Not Start) 26名
出走 31名
完走 12名
DNF(Did Not Finish) 19名

完走率:エントリー比21%・出走比38%

出走者31名のうち完走者はたったの12名。。。DNFが19名も。。。!出走者の三分の二近くも完走できなかったほど過酷なブルべだったようです(ちなみに去年の同じコースは46名出走で36名が完走)。



完走直後はあまりの過酷さに、もう2度とブルべもマラソンもトライアスロンもその他の耐久系スポーツも全部止めようと本気で思いましたが、数日経ってようやく気持ちが落ち着きました。

ブルべというスポーツに出会えて究極の非日常エクストリーム体験ができ、また怪我や事故にも逢わずに合計5回のブルべをすべて完走できたのは本当に幸運でしたが、同時に、私のようなロードバイクを始めたばかりのビギナーが十分なトレーニングや準備なしに挑めるような手軽なものではないことも痛感しました。

特に山岳コースを走って、ダンシングのような基本的なライディング技術を身につけなければ話にならないこともよくわかりました。

しかし何より財産になったのは、ブルべを通して知り合った方々との交流でした。ご一緒した時間は本当に短かったのですが、同じ過酷なレースを頑張っているという連帯感は何物にも代えがたいものでした。

せっかくブルべの知り合いも増えたのですが、ブルべはしばらくお休みして、これからは8月のアイアンマンジャパン北海道に向けてしっかり準備をします。。。

最後になりましたが、今回お世話になったランドヌ東京の関係者皆様への心からの感謝を記したいと思います。

(おわり)

(2015/06/08 追記)
残り5kmのところでグレーチング溝にハマッたホイールは、ディープリム部分に10cmほどの亀裂が入ってしまい、使用不能に。。。仕方なく新しいホイールを買って交換する羽目になりました。。。身体へのダメージだけでなく、家計へのダメージも相当なものに。。。 (´д`)

(2015/08/01 追記)
今さらなのですが、どうして最終チェックポイントをGarminが通知せずに見逃してしまったのか理由がわかりました。


Garminの精度不足だと思っていたのですが、私の手入力ミスが原因でした。具体的には、ルートラボからGarminへルート転送するときに、一度Garmin Training Centerで表示できるよう.tcxファイルへ変換したあと、消えてしまったポイントをマイマップを見ながら手入力するのですが、そのときの精度が落ちるわけです。したがって(周囲に目印となる分岐点などがなかった)セブンイレブン相模湖津久井店は、ポイントがずれて入力されていたというわけです。

(2018/11/03追記)
reliveというアプリを使って走行記録からルートを動画再現しました。自己満足でしかありませんが、再生画面はなかなか面白いです。

relive

コメント

  1. 完走&SRおめでとうございます。BMC乗りです。
    今回の灼熱600の完走、すごいです。
    さすがトライアスロンで鍛えてるだけありますね。

     高遠でお会いした時、「う~ん、暑いし杖突峠こえて茅野までおりたら電車で帰るかぁ。旅っぽいし、うん、それいいねぇ」って考えてました。
     初600参加のサーベロさんにお会いして、喝いれられ、自分も完走できたと思ってます。

     改めてブログ拝見して、3年前にブルベ始めた時の事を思いだしました。機材や技術、体力も大事ですが、それ以上に走り切るという意志が一番大事だと痛感しました。
     
     ちょこちょこブルベでてますので、今後ともよろしくです。

    PS.自分も安曇野600は初参加でした。昨年参加のたまがわ600木崎湖が、茅野から後半がほぼ同じで、若彦で苦しめられました・・・。

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    1. qweさん、灼熱600ではお世話になりました。今から思い返せばあのとき「富士見峠のあとがちょっと。。。」とアドバイスしてくださった記憶が。。。私の脳がもう受け付けなかったんだと思います  (´д`)

      ブルべのことまたいろいろ教えてください。しばらく参戦の予定はありませんが。。。

      トレランは先日ハセツネのエントリーでまさかのアウトに。。。今年の3大目標のひとつが早くも挫折してしまいました。。。

      いずれにせよ、またどこかでご一緒できる日を楽しみにしております。

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  2. 完走おめでとうございます。
    デニーズで、サーベロの人はどうしたかなー、とみんなで心配していたんですよ。
    無事に完走できて良かった。
    それにしても、大変でしたねー。ミスコースがなければもっと余裕がありましたね。
    でも、それもブルベです。

    ブルベより、ゴール後の徒歩3時間の方が凄すぎです(笑)
    今度はご一緒できるといいですね。よろしくお願いします。

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    1. 陽ちゃんさん、みなさんで心配してくださってたんですね。。。これまで走ったブルべはどれも時間ギリギリばかりで、いつか余裕でゴールしてみたいです ^_^;

      ゴール後の徒歩3時間はたった6kmの距離を(笑)帰巣本能だけで帰りました(苦笑)

      どこかでご一緒する機会がありましたらよろしくお願いします。 

      削除
  3. 完走おめでとうございます。R東京のNaokiです。
    壮絶な完走記、熟読させて頂きました。
    今年は天候が厳しかったですね。記事に書かれている通り、去年と今年の完走率の差が如実に物語っています。
    そんな中、最後まで諦めずに時間内に完走されたモニオさんは凄いと思います。
    自転車歴も短く、ダンシングもせずに数々の峠を越えて。。。素晴らしいです。

    スタート直後にMTBの人が迷わずに進んでいたのは、スタッフだからです(笑)
    青梅までの道は定番コースなので、何も見なくても走れちゃうんですよ。
    ブルベはあちこちで開催されていますが、どのクラブも定番コースがあるので、それを辿って、去年はこうだったなーとか思い出しながら走るのもまた楽しいですよ。

    今後ともよろしくお願いします。
    あ、その前に8月のアイアンマンジャパン北海道頑張ってください!
    応援してます!!

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    1. Naokiさん、今回は大変お世話になりました&最後の最後まで有難うございました。
      ダンシングなしで山岳コース走る未熟さを露呈してしまいお恥ずかしい限りです。

      MTBの方はスタッフの方で道を熟知されていたのですね!思いっきり納得です。。。あのMTBの方の先導がなかったら序盤でタイムアウトしていたかもしれません。くれぐれも宜しくお伝えくださいませ。

      こちらこそ今後ともどうぞ宜しくお願いします。アイアンマンジャパン北海道もたとえビリでも完走を目指します。。。!

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  4. 来週末のr東京BRM1028東京600 ぐるっと安曇野を参加する予定のに、参考になると、助かりました!ありがとうございます!

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    1. ぐるっと安曇野は今年は秋開催なんですね。2年前の体験記ですが参考にしていただけたら何よりです。無事に完走されることをお祈りします!

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