[絵画をはじめました #2] デッサンカリキュラムの総仕上げとして、ミロのヴィーナスに挑戦

最近、絵画を始めました!

以前から興味のあった絵画。。。美術館を巡る絵画鑑賞は昔からの趣味ですが、自分で絵を描くのは小学生以来です。

デッサンカリキュラムのグレイスケールから挑戦し、半年たってようやく絵らしくなってきました。

今日から満を持してミロのヴィーナスに取り掛かりました。

0. デッサンカリキュラム

昨年12月から始めた絵画のデッサンカリキュラム。以下はこれまで仕上げてきた作品です。

グレイスケール(1)

グレイスケール(2)

立方体

円柱

球体

卵

斜めの円柱

コンクリートの塊

かぶ

脚

棒を持つ手(1)

耳

棒を持つ手(2)

布を持つ手

大顔面

満を持してデッサンカリキュラムの仕上げとして、ミロのヴィーナスに取り掛かります。

1. ミロのヴィーナス #1(2023/06/25)

まずはどのアングルから描くのかを吟味。

いろいろ角度を変えてみて、最終的にこちらのやや斜めのアングルに決めました。


この優雅な表情を如何に表現できるか?


デッサン開始


大顔面と同じくデスケルを利用


B3画用紙に等間隔で線を入れて、モチーフの交差箇所にマーク


線を消します


凶器鉛筆でまずは明暗分布


なるべく鉛筆を寝かせて左右に軽ーく


首が太すぎる?いやこれくらいがちょうどよいそうです


細部は気にせず、明暗分布に集中


3時間経過、頭頂部と胸の位置の高さを修正


後ろ髪を結ったもの(シニオン)が少し覗くように


鼻と口が全然ダメだ


実はおでこにヘアバンドをしています


右目も難しい


頭部のぐにゃぐにゃをざっくりと追加


4時間経過、今日はここまで


初回にしてはまずまずの進み具合か?


しかし、ミロのヴィーナスの先は長い

2. ミロのヴィーナス #2(2023/07/03)

前回(1回目)が終了時点のデッサン


目の位置が上過ぎるのと、右目がつり上がってしまっている


こちらが石膏像


全部描き直し。。。と思って消してしまいました


取り敢えず明暗分布


右目を描き込んだところ


大きさを修正して、一旦これで目の作業は中断


鼻と口を進めます


全然違いますね。。。笑


唇は描き直し、鼻は長くしたら逆に失敗でした


全体はこんな感じ


まだまだ完成には程遠い


髪の毛と首筋を描き込んだ


が。。。顔のバランスがまだおかしいので、髪の毛は中断


横長になっていた顔の輪郭を修正


髪の毛も中心に寄せて描き直しです


顔はやや細くして、顎の輪郭を加えました


だいぶ改善されたか


髪の毛も顔の幅を修正したので描き直しですね


4時間が経過、今日はここで終了

ビフォー

アフター

こうして比較すると明らかに進捗がわかりますね!

石膏像と比較するとこんな感じ


顔の大きさの微修正をせずに髪の毛のディテールに入ってしまったのは失敗でした。結局描き直しに。。。

凶器鉛筆で明暗分布だけ進めておけば、あとでいくらでも簡単に修正できるのですが、Bや3Bでディテールを描き込み作業を始めてしまうと、練り消しで修正するのも大変です。

まずはデッサンカリキュラムのグレイスケールから挑戦、これからじっくりと時間をかけて絵画作成の勉強をして、いつの日か現代アートの抽象画に挑戦してみたいと思います。

3. ミロのヴィーナス #3(2023/07/12)

1回目終了時点のデッサン


2回目終了時点のデッサン


目鼻立ちはだいぶ整ってきたのですが、顔(特に髪の毛の部分)と首の輪郭ががまだはっきりと定まっていません。

まず修正したのは以下の3点です。

頭の右側の輪郭の修正

ビフォー

アフター

あごをもっと張り出して、長くすること

ビフォー

アフター

鼻をもっと細く見えるように陰影を加えること

ビフォー

アフター

顔全体


下あごの輪郭線と、陰影をさらにくっきりとさせました



実物との比較


全体像


髪の毛の後ろに少しだけ覗いている結合部(シニオン)が難しい


前胸の部分は、平坦ではなく両胸の張り出しと骨格がわかるように修正(難易度高い)

ビフォー

アフター

シニオンの部分を描き込む

ビフォー

アフター

ヘアバンドの部分は一旦白抜きしました


白抜きの状態


右肩の幅が広すぎるので、大きく修正


耳の陰影部も内側に寄せる

ビフォー

アフター

徐々に改善されてきた



似てきた


髪の毛の明暗分布を描き込む


何重にも重なるウェーブの陰影を模写


左側はとりあえず完成


ヘアバンドの右側がなだらかに下がるように調整


首を太くした


頭部前面の髪の毛のウェーブにメリハリをつける

ビフォー

アフター

シニオンも修正


今日はここまで。なんとなくヴィーナスっぽくなってきた?


顔の輪郭と首や髪の毛の明暗分布は取り敢えず無事に完了

次回(4回目)からハッチング作業で仕上げに入ります。

4. ミロのヴィーナス #4(2023/07/26)

前回で明暗分布はほぼ完成したので、今日からは全体をハッチングで細かいトーンに仕上げていく作業です。

ハッチング作業時に使う棒(わんちん - 腕鎮)という道具を使用、これがあれば手でデッサンを汚してしまう心配がありません。


2本の 腕鎮を活用


では早速、ハッチング作業を開始


顔から取り掛かりました


顔全体、明るい額の部分も容赦なくハッチングで埋め尽くします


次に台座部分のハッチング、面積が大きいので腕鎮が大助かり!


全体ハッチングを終了、3時間かかりました


唇が小さすぎて上手く描けていない


例によって練り消しで大規模改修工事 笑


ふっくらした感じと、口元の筋肉を新たに表現


上唇が厚すぎて、逆に下唇が薄すぎる


頑張って修正を加えました


顎の輪郭などハッチングで埋もれてしまった箇所を修正


首が未完成ですが


唇のバランスをさらに修正


どうでしょうか?


ハッチングは取り敢えず無事に完了


今日はここまで。次回(5回目)は髪の毛の仕上げに入ります。

5. ミロのヴィーナス #5(2023/08/02)

前回でようやくハッチングは終了、今日は髪の毛のカクカク感や顎の輪郭の修正作業です。

髪の毛のカクカク感を出すために、輪郭をギザギザに修正します


Hで点々をつけみるが上手く行かない


ハッチングもまだ足りてない


何となくカクカク感が出てきた?


額の上部をウェーブがもっと斜めになるように大改造

ビフォー

アフター

バンダナの部分は練り消しを使ったが、不自然に直線的に白くなってしまった


この部分、頭のカーブに合わせなければ


髪の毛のカクカク感は完成


ついでに顔の輪郭をハッキリと描いた(これは余計でした)


バンダナの白い箇所も顔の輪郭に沿って改善


次の修正は顎の張り出し、今は貧弱な顎で、反射の明るいところも不自然


一度練り消しで消去


右側の髪の毛の張り出しもいつに間にか消滅していた


顎の張り出し感と合わせて陰影をもっとしっかりと加える


顎の張り出しと陰影はイイ感じになったぞ


右側の髪の毛の張り出しも改善


髪の毛のレイヤー明細を追加


だいぶ仕上がりに近づいた


今日はここまで


実物はこちら


次回(6回目)で完成を目指しますが果たして?

6. ミロのヴィーナス #6(2023/08/09)

前回は髪の毛のカクカク感や顎の輪郭の修正作業でした。

今日はこの状態からスタート


顎の微かなくぼみを追加


今日の作業の中心はこの胸元


まずはサッサッと羽ぼうき


明暗分布のグラデーションの調整


鼻はもっと明るく


まずは日焼けした胸元を練り消しで修正します

ビフォー

首元の明暗のメリハリをつけるのと、首の筋肉の盛り上がり部分を調整

練り消しで消去

実物を近くで観察して、胸元の肋骨や隆起具合を反映

修正後

うーーーん、肋骨の存在を出すというのが難しい

次に眼の修正、上まぶたの明るい部分が曖昧


右眼も同じ


眼を修正するのは勇気が要るが


思い切って練り消しで消去して描き直す

ビフォー

アフター

眠そうな眼になってしまい大失敗!

右眼はあまり変化なし


胸元は完成したが、眼は再度修正することに


ちょっと修正しただけで表情が激変してしまう


悪戦苦闘で


眼は何とかリカバリー


鼻や口元の明暗のメリハリをつける


結局今日も完成には至らず。。。4時間x6回で合計24時間をミロのヴィーナスに費やしましたが!

次回(7回目)こそ完成を目指します。

7. ミロのヴィーナス #7(2023/08/23)

前回は鎖骨の段差、上まぶたのひさし裏などを修正しました。

今日はこの状態からスタート


7回目となると、もう修正し尽くした感があるのですが。。。

1. 耳の描写が甘くなっている


2. 鎖骨の感じが出ていない


まずは、耳の輪郭と上のウェーブをやり直しすることに。

なんだか気に入らないので練り消しを使って大部分を消去


一部を中途半端に残しても描きづらいと思い、一気に全部を消去しました!


デッサンで「全消し」はご法度なのですが

ということで、今日も復旧作業から 笑

耳の輪郭と上のウェーブもやり直し

ビフォー

アフター

我ながらナイスリカバリーでは?

次は前回に引き続き鎖骨の描写

石膏像の見た目には鎖骨は全然目立たないので、一体どうやって描写したら良いのか皆目見当がつかない。。。

首回りを筋をもっとはっきりさせて、首が重い頭を支えているようにします。

首の描写は非常に大切で、甘いと、人物画は全然ダメになってしまう。


確かに、言われて見れば、左右ともにのっぺりとし過ぎているような気もします。

そこで、やや誇張気味に鎖骨があるだろうという場所の前後に濃淡を加えてみました。

なかなか良い感じになったのでは?


実際の石膏像にはこんな濃淡はありません


あとは、首筋と顔の側面の濃淡にメリハリを加えます。


首筋は3Bでさらに塗りつぶし


右の肩から下をハッチング


石膏の小さなボツボツが埋没しているので再現


ヘアバンドの部分のトーンを抑えます


これでどうでしょうか?



正直もうこれ以上ヘタに手をつけたくない


ミロのヴィーナスのデッサンは、突き詰めると永遠に作業が続いてしまう。。。


下の写真を比較するとわかるのですが、見る角度がほんの少しでも変わると、表情も激変するので模写が大変なんです

 

そして。。。ようやく完成!


今日で7回目なので、4時間x7回で合計28時間をミロのヴィーナスに費やしたことに 笑

でも、おかげでなかなか完成度の高いデッサンに仕上がった。

以下1回目から7回目までの変遷です。

1回目終了時点のデッサン - 明暗分布が中心


2回目終了時点のデッサン - 顔の輪郭と目鼻を修正


3回目終了時点のデッサン - 首や髪の毛の明暗分布の仕上げ


4回目終了時点のデッサン - 全体をハッチング


5回目終了時点のデッサン - 髪の毛のカクカク感の追加と顎の輪郭を修正


6回目終了時点のデッサン - 上まぶたのひさし裏


7回目(本日)終了時点のデッサン - 鎖骨の段差


こうやって比較してみると、5回目以降はほとんど変わっていないように見えますね 笑

石膏像と比較してもまずまずの仕上がりでは?


これまで描いた代表的な作品をコラージュしてみました


無限に広がる絵画の世界のまだ序の口ですが。。。

ちなみに、美大受験を描いたアニメ『ブルーピリオド』を次女と一緒に観ています(Netflixで見放題)が、これがなかなか面白い!


デッサンカリキュラムの次のステージは水彩カリキュラムです。

水彩画は一体どのような世界なのか。。。興味は尽きません。

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