[デッサンカリキュラム #18 - 布を持つ手(1)] 明暗分布を徹底して描き込む

今日の絵画教室は、デッサンカリキュラムの第18回目 - 「布を持つ手」(前半)です。


手のデッサン3本目は、見るからに難しそうなモチーフです。

1. 布を持つ手

どの方向からのデッサンにするかは生徒の自由なので、じっくりと時間をかけて吟味 笑


やや前方左サイドが一番多いそうです


親指が見える角度にしたい


真正面からが一番迫力がありそうなのですが、遠近感を出すのに難易度が高過ぎるので断念。


やや見下ろすアングルにするため、台を一段下げてもらいました


真上からだとモチーフが手に見えない。。。


少し角度をつけて親指がギリギリ見えるアングルに決めました


先生からは「このアングルで書く人はあまりいませんが、いいと思います」と!


画用紙はデッサンで初めての縦方向です


まずは例の凶器鉛筆で明暗分布からスタート、寝かしたHBのハラで描きます


線を書かずに明暗だけでいいのですが、どうしても線を描いてしまう。。。

凶器鉛筆での明暗分布は、あとでいくらでも練りケシで簡単に消去できるのがメリットです。


手首の長さや布の形状などバランスを整えるのに四苦八苦。。。


8段階の明暗分布を意識して、例えば手の甲の左側をもっと暗くするなど調整


指の関節をしっかりと描き込んだり、人差し指の筋肉や皮の突っ張り度合など、連続性を意識して修正を加えます


布のヒダ部分の明暗をつけたり、影をBで濃くしたり


明暗分布を意識して描き進めると、思った以上にグングンと進捗。。。!

荒く描き込んだ部分を、Hでハッチング気味に細かく調整を入れました。


先生からも、「1回目でずいぶん進みましたね!」と褒められました


まずまずの出来ではないでしょうか?


下が1回目終了時点です


この深い溝はまだまだ改善の余地あり


指の濃淡はまずまずの出来


手首の部分はのぺーとし過ぎでダイナミックさが不足


布のしわの質感を出すのが難易度が高い


断面はまだ未完成


今日のノートです



次回は本格的にハッチングに入ります。果たして完成できるかどうか(通常は最低3回で完成だそうです)。

[デッサンカリキュラム #12 - 棒を持つ手(後半)] ハッチングと羽ぼうきで完成を目指す


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