[デッサンカリキュラム #17 - 棒を持つ手その2(2)] 明暗分布は立体感のモト

今日の絵画教室は、デッサンカリキュラムの第16回目 - 「棒を持つ手その2」(後半)です。


2週間ぶりのデッサンレッスン、今日は完成を目指します。

1. 棒を持つ手

まずは前回の終了時点のチェック

モチーフの構図は最初から上手く決めることができたおかげで、途中までハッチングを進めることができました。


今日は母指球筋(親指の付け根)の膨らみの表現と、それぞれの指を完成させます。

改めて石膏と見比べてみると、明暗分布がハッキリしておらず全体的に日焼け状態。


そこで、照明が当たる上半分を全体的に練りケシで消去しました


また、明るい部分が全体にまんべなく分散してしまっている。。。これは明暗分布がしっかりできていない証拠。

一番明るいのは、親指と、人差し指。それ以外の指や不必要に明るい下の部分を暗く修正


他の部分はHと2Hを使ってハッチング、今日は特に意識して音が出ないように丁寧に短いストロークを意識します。






ほぼ完成か。。。と先生にチェックしてもらったところ、中央の明るい箇所の位置が左に寄り過ぎていることが発覚!


この部分です


確かに石膏をみると、手首の付け根付近ですね


練りケシで思い切って大手術した上で、右に位置をずらしました


薄く伸びている影も書き込みました

さらに指の陰影を濃くしたところ、指が奥にしっかりと収まった感じに


羽根ぼうきでササっと表面を掃い、浮き出ている黒鉛を取り除きました


今日は丁寧なハッチングのおかげで先生から「トーンが全然良くなった」とお褒めの言葉を!


無事に完成

今日はたまたまメガネを忘れたのが幸いして、ハッチングでの明暗分布が上手く進んだ気がします。

今日のノートです


珍しくハッチングで深いトーンになって褒めていただきました!


次回は「布を持つ手」かなり手強そうです。 

瞳子ちゃん(中1)の作品は。。。まるで写真のような完成度!

[デッサンカリキュラム #12 - 棒を持つ手(後半)] ハッチングと羽ぼうきで完成を目指す

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