[デッサンカリキュラム #8 - 汚れたコンクリートの塊] ぐるぐるハッチングと乱暴な鉛筆の扱いがポイント

今日の絵画教室は、デッサンカリキュラムの第8回目 - 「汚れたコンクリートの塊」です。


初めての「汚れ系」モチーフです。

ゴツゴツザラザラとした質感をどうやって表現するのか?

1. 汚れたコンクリートの塊

「基礎から学ぶ鉛筆デッサン」の自然石を参考に予習をしました。


「面の方向性を捉える」「稜線の流れを捉える」が重要とのこと


うーーん、一体どうやってこの質感を表現するのだろうか。。。??


これまでのすべすべとしたモチーフと対照的な質感ですが、イメージが全く湧きません。

2. 汚れたコンクリートの塊

最初に、おおまかな構図を決めるため、スチールの棒を利用してデスクに対するモチーフの角度を確認します。


構図は結構苦手。。。何度も角度を調整して、立方体の構図を薄く描きます。


先生からは何度も「角度がおかしい」と指摘が。。。💦


一度全部消してやり直し 笑


ようやく構図が決まりました





コンクリートの塊の崩れた切り口を加えたら、ハッチングの開始

これまでの縦横斜めのハッチングではなく、HBくらいで細かい円をぐるぐると描きます。


モチーフ全体をまんべなく、ぐるぐるハッチング


45分くらいひたすら作業を続けてようやく完成


影を書き込みます。これだけで何となくコンクリートの塊の質感に似てきたのが驚き。。。


上面を練りケシで処理して、側面は縦方向のハッチングを加えると、立体感が出てきました


表面に、輪郭をぼかすことを意識して汚れや穴、凹凸を書き足します

点を打ち付けたり、荒々しく線を加えたりして、ザクザク感を表現

滑らかではない側面の切り口も、練り消しを使って濃淡のメリハリを出します

砂利や小石が露出している前面の切り口は、いったん後回しで上面と側面を先に取り掛かりました。


デッサン開始から2時間30分が経過、いよいよ「見せ場」の前面に取り掛かります


この複雑な前面を再現するのに悪戦苦闘。。。薄目で陰影の確認をしながら徐々に細かい点を追加、

今日はHや2Hは使わずほとんどHBです。

思い切ってガーーっと描いてしまうと、意外に上手くいくことを発見。

打ち付けるだけでなく、短い直線を太く重ねてみたら案外といい感じに(前面の上あたり)


側面のブツブツの黒い点は、ちょっと明瞭過ぎて失敗。。。もう少し輪郭をぼかすべきでした


デッサン開始から3時間30分が経過、ようやく仕上がりました!

後方に向かってブロックの幅が広がってしまっているのは、以前描いた斜めの円柱と同じ傾向。。。クセですね

デッサンカリキュラム #6 - 斜めの円柱

今日は、ぐるぐると細かい丸を描くハッチングの技を教えてもらいました。

いつものように、フィキサチーフ(定着剤)を吹き付けて完成。

ポートフォリオという収納バッグに入れて家に持ち帰り。


家族に見せたら「パパにしては上手い」と褒められ?ました!

次回はいよいよ「人体モチーフ」に突入、まずは「足」です。

[絵画教室に通い始めました] デッサンカリキュラムを開始、現代アート作品を描く日を夢見て

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